ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔91 4/1 16–19ページ
  • 神を探求する人類の歩み

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 神を探求する人類の歩み
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 実用的な道具
  • 聖書研究への踏み台
  • 「神を探求する人類の歩み」の本を提供する
    わたしたちの王国宣教 1990
  • あらゆる言語や宗教の人々に証言する
    わたしたちの王国宣教 1998
  • 他の宗教に関心を持つのはなぜですか
    神を探求する人類の歩み
  • 「神を探求する人類の歩み」の本を用いて研究を始める
    わたしたちの王国宣教 1991
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
塔91 4/1 16–19ページ

神を探求する人類の歩み

エホバの証人であるわたしたちに「清い言語」が与えられたのはなぜでしょうか。言うまでもなく,それを自分たちだけのものにしておくためではありません。また,キリスト教世界に見られる,のんきで妥協的な行動に似た,安楽な生活様式を楽しむためでもありません。それが与えられたのは,「すべての者がエホバの名を呼び求め,肩を並べて神に仕えるため」です。(ゼパニヤ 3:9)そうです,この清い言語には,終わりが来る前に良いたよりを忠実に宣べ伝えている ― あらゆる人種,国民,言語から来た ― 幾百万もの仲間のクリスチャン兄弟姉妹と協力して行なう活動が関係しているのです。―マルコ 13:10。ローマ 13:11。啓示 14:6,7。

今日わたしたちは宣べ伝える業に非常な難しさを感じることがあります。それはなぜでしょうか。この20世紀に,戦争や圧制や経済難のため,またその他様々な理由で,人々の集団移動が生じました。その結果,言語や宗教の違う人々が,自分の文化とは異なる文化を有する社会に移り住むようになりました。そのため,ヒンズー教徒,仏教徒,イスラム教徒など,人々の大集団が欧米に移住しています。わたしたちは家から家に清い言語を教える時に,そのような人々に出会います。そして,そのような人々の宗教的な背景をほとんど知らないために,まごついてしまうこともあります。どのように対処したらよいでしょうか。―使徒 2:5-11と比較してください。

イスラム教徒やユダヤ教徒にはどのように真理を伝えたらよいでしょうか。イスラム教とユダヤ教とはそれぞれどんな点が違うのでしょうか。ヒンズー教徒は実際にはどんなことを信じていますか。シーク教徒はなぜターバンを着けるのですか。シーク教徒の聖典は何ですか。仏教徒とヒンズー教徒はどこが違いますか。日本の神道の信者は何を信じていますか。中国の道教徒や儒教徒は神の存在を信じていますか。正統派ユダヤ教徒は,改革派ユダヤ教徒や保守派ユダヤ教徒とどのような点で異なっているのでしょうか。こうした多種多様な人々の心を動かすためには,まず人々の見解を理解しなければなりません。それから,人々をまことの神エホバのほうへ親切かつ巧みに導く方法を知るようにするのです。―使徒 17:22,23。コリント第一 9:19-23。コロサイ 4:6。

わたしたちが他の宗教とその教え,またその歴史的な背景を一層明快に理解できるよう,ものみの塔協会は1990年の「清い言語」大会の際に,「神を探求する人類の歩み」と題する新しい出版物を世界中で発表しました。この道具があれば,キリスト教世界の人々だけでなく非キリスト教世界の人々にも,もっと上手に宣べ伝えることができるようになります。

実用的な道具

この384ページの書籍は全部で16の章から成っており,人類が過去6,000年余にわたって神を探求してきた,その歴史を説明しています。この本は,世界の様々な宗教に関する幾百もの質問に答えています。例えば,このような質問があります。人の宗教は普通どのような要因によって決まりますか。他の信仰について調べるのはなぜ間違ったことではありませんか。ローマ・カトリックの教えと仏教の教えの間にはどんな類似点がありますか。多くの宗教において,神話はどんな役割を演じていますか。なぜ多くの人は魔術や心霊術や占星術を信じているのですか。ヒンズー教にはなぜ,あれほど多くの男神や女神がいるのですか。シーク教徒とヒンズー教徒はどこが違うのですか。仏陀とはどういう人で,どんな教えを残しましたか。神道が主に日本人だけの宗教になっているのはなぜですか。ユダヤ人が成文律法だけでなく口伝律法をも持っているのはなぜですか。キリストが神話上の人物ではないことはどんなことから分かりますか。コーランと聖書はどこが違いますか。なぜカトリック教徒はペテロが初代の教皇だと言うのですか。カトリックの司祭だったルターがローマ・カトリック教会を脱退したのはなぜですか。

こうした質問は挙げてゆくと切りがありませんが,この出版物にはわたしたちがそれら宗教的背景の違う様々な人々に,より効果的に宣べ伝えることができるよう,答えがまとめられています。この本は,多くの人が自分の宗教を持っており,宗教は極めて個人的な事柄であることを認めています。しかし,8ページではこう述べています。「事実上,人は生まれた時以来,親や親族から宗教的,もしくは倫理的な考えを脳裏に植え込まれています。その結果,人は普通,自分の親や祖父母の宗教的な理想に従っています」。つまり,「多くの場合,ほかの人がわたしたちのためにわたしたちの宗教を選ぶことになりました。それは単に自分がいつ,またどこで生まれたかという問題にすぎないことになります」。―フィリピ 3:4-6と比較してください。

それからこの本は論理にかなった次のような質問を提起しています。「人が誕生時に入れられた宗教が必然的に全面的な真理だと考えるのは,道理にかなったことでしょうか」。ですから,すべての人は心を広げて他の宗教について調べてみるよう勧められています。本の10ページに述べられているとおり,「お互いの見解を理解するなら,信仰を異にする人々の間で一層意味深い意思の伝達や対話を行なえるようになります」。さらにこう述べられています。「もちろん,各自の宗教的信条に関しては人々の間に根強い意見の相違があるかもしれませんが,単に異なった見解を抱いているからといって,人を憎むべき根拠は一つもありません」。―マタイ 5:43,44。

この本全体を通して提起されている一つの重要な質問は,人間には肉体の死後も生き続けて来世へ移る不滅の魂があるか,という質問です。ほとんどすべての宗教が何らかの形でその概念を教えています。「神を探求する人類の歩み」の本は(52ページで)こう述べています。「人間は神を探求する努力を続けてきたものの,わらをもつかもうとして,不滅性という妄想に駆られてきました。……霊魂不滅,もしくはその変化した教えに対する信仰は,何千年もの時代を経て今日まで伝えられてきた遺物です」。ほかにも次のような質問が取り上げられています。魂が責めさいなまれる地獄のような場所はありますか。死者のための真の希望とは何ですか。神はおひとりだけですか,それとも多くの神々がいるのでしょうか。―創世記 2:7。エゼキエル 18:4。

聖書研究への踏み台

この本は,ヒンズー教,仏教,道教,儒教,神道,ユダヤ教,キリスト教,キリスト教世界,イスラム教など人類の主要な宗教の発展を,それぞれの宗教が世界の舞台に登場したおおよその年代順に論じています。どの章にもそれぞれの宗教の聖典が引用されているので,誠実な信者はだれでも引用部分を自分で確認することができます。イスラム教を扱った章では,三つの異なった英訳のコーランが用いられており,ユダヤ教を扱った章では,ユダヤ出版協会の最新の英訳,「タナッハ ― 聖書の新訳」が引用されています。―使徒 17:28; テトス 1:12と比較してください。

無神論者や不可知論者のためにはどんな事柄が述べられていますか。14章では,神を信じようとしない現代の風潮について,またエホバの証人が神の存在を知っている理由について扱われています。どの章も読者の注意を聖書に向けます。ですから,「神を探求する人類の歩み」というこの出版物を用いれば,どんな信仰を持っている人とでも,あるいは何も信仰していないと言う人とでも一層容易に聖書研究を始めることができます。この本はそれぞれの宗教を敬意を払いつつ巧みな方法で説明しながらも,人をエホバと真理に導くような質問を提起しています。神を切に探し求めている人にとって,この本はまさに祝福となることでしょう。―詩編 83:18。ヨハネ 8:31,32。テモテ第二 3:16,17。

どの章にも,有益な補助資料として囲み記事が載せられています。例えば,226ページと227ページにある「ユダヤ教 ― 様々な意見で分かれている宗教」という囲み記事は,ユダヤ教の主要な分派を説明しています。「ヒンズー教 ― 解放の道の探求」という章の中の116ページと117ページには,「ヒンズー教 ― 幾柱かの男神と女神」という囲み記事があります。この記事には,ヒンズー教徒が崇拝している3億3,000万余りの神々のうちのごく一部が挙げられています。仏教徒は,欧米の人々が理解しているのと同じような意味で神を信じているでしょうか。145ページにある「仏教と神」という囲み記事の中に,その質問の答えを見いだすことができます。またこの本には,主要な論題を素早く見つけるための,使いやすい索引が付いています。また,調査のために用いられた主な参考文献の一覧表は,もっと詳しく知りたいと思う人にとって補足的な読書の糸口ともなります。

この本には200余りの写真やさし絵が載せられていますが,それは単なる装飾ではありません。一つ一つの写真やさし絵には,論じられている宗教を一層はっきりとさせる,教育的な目的があります。例えば,238ページにはイエスの教えたたとえ話を幾つか例示した写真が割り付けられています。ほかにも,キリストの宣教の様々な側面 ― 奇跡,変ぼう,犠牲の死,弟子たちに対する世界中で宣べ伝える権限の委任 ― を例示した一連の5枚のさし絵が載せられています。

289ページには,イスラム教徒の関心を引く一続きの写真が載せられています。これらの写真は,見る人の視点をメッカへ,さらにカーバ神殿が置かれている大礼拝堂の中へ,そしてイスラム教徒があがめる黒い石そのものへと移してゆきます。仏教徒の様々な崇拝については,157ページに示されています。ヒンズー教徒は96ページと117ページで,彼らの間で親しまれている神々,ガネーシャとクリシュナの写真を見ることに関心を示すことでしょう。

主要な宗教に関しては,専門的な研究を行なうため,世界中の資格あるクリスチャンの奉仕者たちに問い合わせがなされました。例えば,ユダヤ教やバハーイ教に関する章の貴重な資料はイスラエルからのものです。イスラム教の国に住む証人たちは,イスラム教に関する章の内容の正確さを注意深くチェックしました。インドからは,ヒンズー教徒,シーク教徒,ジャイナ教徒に関して,状勢判断に役立つ情報が寄せられました。東洋の奉仕者たちは,神道に関する章が正確かどうかを確かめ,さらに仏教や道教や儒教に関しても情報を提供しました。

この本はそれぞれの宗教を注意深く取り上げているので,この本を自国語で手にする人たちは相手の人の宗教的背景に合った章から聖書研究を始めることができるでしょう。その後,初期のキリスト教の起こりや,キリストが神の真の代表者,つまり人類を神に引き寄せるために用いられた方であると信じることのできる理由を扱った章へ進みたいと思うかもしれません。背教がどのように起こり,その結果どのようにキリスト教世界に多くの分裂や分派が生じたかを説明している章もあります。最後の二つの章には,この終わりの日に真の崇拝がどのように回復されてきたか,また,ごく間近い将来にサタンの偽りの宗教の世界帝国である大いなるバビロンに何が臨むかが示されています。そしてその後の部分で,新しい世と聖書の述べる復活の希望が強調されています。―ヨハネ 5:28,29; 12:44-46; 14:6。啓示 21:1-4。

ヤコブはその手紙の4章8節で,「神に近づきなさい。そうすれば,神はあなた方に近づいてくださいます。あなた方の手を清くしなさい,罪人たちよ。また,あなた方の心を浄めなさい,優柔不断の者たちよ」と述べていますが,確かに,この出版物は世界中の多くの人々を神に引き寄せるのに役立つはずです。そうです,「あなた方は見いだせるうちにエホバを尋ね求めよ。近くにおられるうちに呼びかけよ」と,イザヤが述べているとおりです。―イザヤ 55:6。ヨハネ 6:44,65。

わたしたちは皆,引き続き正しい方向へ,宇宙の主権者なる主エホバ神のほうへ向かって進んでゆきましょう。「神を探求する人類の歩み」というこの出版物の助けを借りて,さらに幾千幾万もの人が「霊と真理をもって」エホバを崇拝するよう人々を援助してゆきましょう。(ヨハネ 4:23,24)真理を探し求める人を見いだすために粘り強く努力し,そのような人々に真理の神について教えてゆけますように。なぜなら,神を見いだすことは確かに可能だからです。

[17ページの図版]

人間はさまざまな方法で神を求めてきた

[図版]

マリアに頼る誠実なカトリック教徒

[図版]

ガンジス川をあがめるヒンズー教徒

[クレジット]

Harry Burdich, Transglobe Agency, Hamburg

[図版]

聖句箱を身に着ける信心深いユダヤ人もいる

[クレジット]

GPO, Jerusalem

[図版]

イスラム教徒の男子はメッカに巡礼する

[クレジット]

Camerapix

[図版]

多くの人から尊崇される仏陀

[18ページの図版]

イエスは人々がまことの神を見いだせるよう,たとえ話を用いられた

[クレジット]

Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.

[クレジット]

Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.

[クレジット]

Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする