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  • どうすればエホバにお返しできますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
塔91 12/1 28–31ページ

どうすればエホバにお返しできますか

エホバ神は,与える面で最高の模範を示しておられます。神は「命と息とすべての物」を全人類にお与えになりました。(使徒 17:25)神は邪悪な者の上にも善良な者の上にも同じように太陽を昇らせてくださっています。(マタイ 5:45)事実,『エホバはわたしたちに天からの雨と実りの季節を与え,食物と楽しさとをもってわたしたちの心を存分に満たされます』。(使徒 14:15-17)まさに,「あらゆる良い賜物,またあらゆる完全な贈り物は上から来ます。天の光の父から下って来るのです」。―ヤコブ 1:17。

神は,すべての物質的な贈り物だけでなく,霊的な光と真理を送り出しておられます。(詩編 43:3)エホバの忠節な僕たちは,「忠実で思慮深い奴隷」を通してふさわしい時に備えられる霊的食物によって豊かに祝福されています。(マタイ 24:45-47)わたしたちは神の霊的な備えから益を得ることができます。神が,罪深くて死にゆく人類とご自身との和解を可能にしてくださったからです。どのようにしてですか。多くの人のために贖いとして命を与えてくださったみ子イエス・キリストの死を通してです。(マタイ 20:28。ローマ 5:8-12)愛ある神エホバからの何とすばらしい贈り物なのでしょう。―ヨハネ 3:16。

何かをお返しできるか

贖いが備えられるより何世紀も前に,霊感を受けた詩編作者は神が与えてくださる憐れみと救出と助けに深く感謝してこう述べました。「わたしに施してくださるそのすべての恩恵に対して,わたしは何をエホバにお返ししたらよいのでしょう。わたしは大いなる救いの杯を取り上げ,エホバのみ名を呼び求めます。わたしはわたしの誓約をエホバに果たします。そうです,その民すべての前で」― 詩編 116:12-14。

もしわたしたちが心を込めてエホバに献身しているなら,信仰のうちに神のみ名を呼び求め,神に対する誓約を果たすでしょう。わたしたちはエホバの証人として,常に神を称賛し,王国の音信を宣明することによって神をほめたたえることができます。(詩編 145:1,2,10-13。マタイ 24:14)しかし,エホバはすべてのものを所有しておられる方なので,エホバを富ませたり,与えていただいたすべての恩恵に対してお返しすることはできません。―歴代第一 29:14-17。

王国の関心事を推し進めるために寄付をすることも,エホバにお返ししたり,エホバを富ませたりする方法ではありません。しかし,そのような与える行為は,神への愛を表わす機会を開くものとなります。利己的な動機からでも,他の人に見られて称賛を受けるためでもなく,寛大な精神をもって,真の崇拝を促進する目的で寄付をするならば,その人は幸福になり,エホバに祝福されます。(マタイ 6:1-4。使徒 20:35)そのようにして与えることや,それから得られる幸福に確かにあずかるための方法は,真の崇拝を支え,援助に値する人を助けるために自分の物質の所有物から幾らかを定期的に取り分けておくことです。(コリント第一 16:1,2)ではこれは,什一(十分の一税)を払うことによって行なうべきことなのでしょうか。

什一を払うべきか

エホバは預言者マラキを通してこう言われました。「十分の一をことごとく倉に携え入れて,わたしの家に食物があるようにせよ。この点で,どうかわたしを試みるように……わたしがあなた方に向かって天の水門を開き,もはや何の不足もないまでにあなた方の上に祝福を注ぎ出すかどうかを見よ」。(マラキ 3:10)別の翻訳では,「什一をすべて倉に携え入れて」となっています。―アメリカ訳。

什一とは,あるものの十分の一のことです。それは全体の10%を貢ぎ物として提出する,もしくは支払うことです。什一は特に宗教的な目的のために行なわれます。それは崇拝を促進するために収入の十分の一を提出することを意味します。

族長アブラハム(アブラム)は,ケドルラオメルとその同盟軍に対する勝利で得た戦利品の十分の一をサレムの王兼祭司メルキゼデクに与えました。(創世記 14:18-20。ヘブライ 7:4-10)後にヤコブは,持ち物の十分の一を神にささげることを誓約しました。(創世記 28:20-22)どちらの場合にも十分の一は自発的に支払われました。それら昔のヘブライ人には什一を支払うという義務を負わせる律法がなかったからです。

律法のもとにおける什一

イスラエル人はエホバの民として,什一に関する律法を与えられました。什一は一年に1度だけ支払われたと考える学者もいますが,この律法には,年収の十分の二を用いることが含まれていたようです。安息の年には収入を期待できなかったので,什一は払いませんでした。(レビ記 25:1-12)そして,神に初物をささげたうえに,什一を提出することになっていました。―出エジプト記 23:19。

地の産物や果樹になったもの,また恐らく動物の群れの増加した分の十分の一が聖なる所へ運ばれ,その地で相続地を受けていなかったレビ人に与えられました。次いでレビ人は,アロン系の祭司を支えるために,受け取った物の十分の一を与えました。そして什一を納める前に,穀物は脱穀し,ぶどうとオリーブの木の実はぶどう酒や油にしておいたようです。もし産物の代わりにお金を納めたいと思うイスラエル人がいれば,納めるべき産物の価値の五分の一をそれに加えるという条件でそうすることができました。―レビ記 27:30-33。民数記 18:21-30。

また,別の什一も取り分けられていたようです。普通は,民が祭りのために集まる時に家族がそれを用いました。しかし,もしエルサレムまでの距離が長すぎて,この什一を運ぶには不都合な場合はどうしたのでしょうか。そのような場合には,穀物や新しいぶどう酒や油や動物は運びやすいお金に換えられました。(申命記 12:4-18; 14:22-27)安息の年の周期は7年で,その3年目と6年目の終わりには,レビ人,外人居留者,やもめ,父なし子のために什一が取り分けられました。―申命記 14:28,29; 26:12。

律法のもとでは,什一を払わないことに対する罰則はありませんでした。むしろエホバは,什一を備えるという強力な道徳的義務のもとに民を置いたのです。時々民は,神のみ前で什一を完全に支払ったと宣言しなければなりませんでした。(申命記 26:13-15)故意に支払わなかった物は,神から盗んだ物と見なされました。―マラキ 3:7-9。

什一は重荷となる制度ではありませんでした。事実,イスラエル人はこれらの律法を守った時,より一層繁栄しました。什一は,それを支払うためにどのように物を蓄えるかということを過度に強調することなく,真の崇拝を促進しました。したがって,什一の制度は,イスラエルのすべての人の益になるように機能しました。しかし,クリスチャンも什一を支払うべきですか。

クリスチャンは什一を払うべきか

キリスト教世界の国々ではかなり長い間,什一を納めることが普通に行なわれていました。アメリカーナ百科事典はこう述べています。「それは……6世紀までに徐々に一般化した。西暦567年のツール教会会議と西暦585年の第2回マーコン教会会議は什一を支持した。……什一の乱用は普通のことになったが,甚だしい場合は,什一を集める権利がしばしば平信徒に与えられたり,売られたりした。グレゴリウス7世の時を初めとして,この習慣は違法とされたため,その時多くの平信徒が什一を集める権利を修道院や大聖堂の参事会に渡した。宗教改革も什一を廃止するには至らず,この慣行はローマ・カトリック教会内やプロテスタント諸国で存続した」。什一は多くの国で廃止されるか,または他の方法が徐々にこれに取って代わり,今ではこれを実践している宗教はないと言ってよいほどです。

それでは,クリスチャンは什一を払うよう要求されているのでしょうか。アレグザーンダ・クルーデンはその著書である聖書用語索引の中で,「我々の救い主も使徒たちも,この什一の問題について何も命令してはいない」と述べています。確かに,クリスチャンは什一を払うよう命令されていません。神ご自身が什一の制度を含むモーセの律法を,イエスの苦しみの杭にくぎづけにして廃されたのです。(ローマ 6:14。コロサイ 2:13,14)それでクリスチャンは,会衆の出費を負担するために特定の額を支払うよう要求されているのではなく,自発的に寄付します。

あなたの貴重なものをもってエホバを敬いなさい

もし真の崇拝を推し進めるために収入の十分の一を自発的にささげることにしたクリスチャンがいるとしても,その寄付は聖書に反するものとは言えません。パプアニューギニアの15歳の若者から,寄付と共に次のような手紙が届きました。「幼いとき父から,『お前が働くようになったら,エホバに初物をささげるようにしなさい』とよく言われました。僕はエホバを敬うためにエホバに初物をささげなければならないという箴言 3章1節と9節の言葉を忘れませんでした。それで僕はそうすることを約束しました。ですから今,その約束を果たさなければなりません。王国の業のためにこのお金を送ることができて大変うれしく思います」。聖書は,そのような約束をするようクリスチャンに求めてはいません。しかし,惜しみなく与えることは,真の崇拝の促進に対する熱烈な関心を表わす立派な方法です。

エホバ神の崇拝を推し進めるために行なう寄付に特定の制限を設けないクリスチャンもいるかもしれません。例を挙げましょう。エホバの証人の大会の時に,二人の年配の姉妹が王国の業のためにする寄付について話し合っていました。大会会場で食物を受け取るとき,87歳の姉妹は,どれくらい費用がかかるのかしら,それが分かれば,それだけの額を寄付できるのだけれど,と言いました。90歳になるもう一人の姉妹は,『自分でいくらぐらいか考えて,少し多めに入れればいいのよ』と言いました。この高齢の姉妹は本当にすばらしい態度を示しました。

エホバの民はすべてをエホバにささげているので,真の崇拝を支えるために金銭的な寄付や他の形の寄付を喜んで行ないます。(コリント第二 8:12と比較してください。)事実,クリスチャンがするような寄付の仕方は,エホバの崇拝に関する深い認識を表わす機会となります。これには什一,もしくは十分の一という制限はありません。ですから,状況によっては,王国の関心事を推し進めるためにもっとたくさん寄付しようという気持ちになることもあるかもしれません。―マタイ 6:33。

使徒パウロは,「各自いやいやながらでも,強いられてでもなく,ただその心に決めたとおりに行ないなさい。神は快く与える人を愛されるのです」と述べました。(コリント第二 9:7)真の崇拝を支えるため,快くまた惜しみなく与えるならば,物事はうまく運ぶでしょう。箴言に,「あなたの貴重なものと,あなたのすべての産物の初物とをもってエホバを敬え。そうすれば,あなたの貯蔵所は満ちて有り余り,あなたの搾りおけは新しいぶどう酒であふれるであろう」とあるからです。―箴言 3:9,10。

わたしたちには至高者を富ませることなどできません。金や銀,千の山の上の獣,無数の貴重なものはすべて至高者のものだからです。(詩編 50:10-12)わたしたちは,神が与えてくださったすべての恩恵に対してお返しすることなど決してできません。しかしわたしたちは,神に対して,また神への賛美となる神聖な奉仕の特権を与えられているゆえに,深い感謝を表わすことができます。そしてわたしたちは,清い崇拝を促進するために惜しみなく与えて,愛に富まれる寛大な神エホバを敬う人々に豊かな祝福が注がれることを確信することができます。―コリント第二 9:11。

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人々が王国の業のために寄付する方法

□ 世界的な業のための寄付: 多くの人は,「協会の世界的な業のための寄付 ― マタイ 24:14」と表示された寄付箱に入れるために,ある額を取り分けておきます。会衆は毎月それをまとめて協会の支部事務所に送ります。

□ 贈与: 現金の自発的な寄付を 243-04 海老名市中新田1271 ものみの塔聖書冊子協会へ直接送ることができます。不動産や,宝石その他の貴金属などの動産や有価証券も寄付できます。(ただし不動産の場合,必ず前もって協会と連絡をお取りください。)そのような寄付には,それが無条件の贈与であることを説明した簡単な手紙を添えることになっています。

□ 条件つき寄付の取り決め: 個人的な必要が生じた時には返還が受けられるという条件で,現金をものみの塔協会に寄付することもできます。

□ 保険: 生命保険の保険金などの受取人に,ものみの塔協会を指定するという方法もあります。そのような取り決めをする場合は,協会にその旨を通知することになっています。

□ 遺言: 法規どおりに作成された遺言状によって,動産・不動産または現金・有価証券・預貯金債券をものみの塔協会に遺贈することもできます。その場合には,公正証書遺言の形式を取ることが勧められています。(ただし不動産の場合,必ず前もって協会と連絡をお取りください。)

これらの事柄についてさらに詳しい情報やアドバイスをお望みの方は,寄付者の住む国にある,ものみの塔協会(日本: 243-04 海老名市中新田1271 ものみの塔聖書冊子協会)に手紙でお問い合わせください。

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