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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
塔93 10/15 3–4ページ

盗みが増えているのはなぜですか

リオデジャネイロでのことです。1992年10月18日,日曜日,かの有名なコパカバーナ・ビーチとイパネマ・ビーチは大変にぎわっていました。突然,幾つもの若者のグループがビーチに侵入し,互いにけんかをしたり,浜辺にいる人の貴重品を奪ったりしました。数では勝る警官も立っているだけで,何もできません。それはリオの住民にとっても観光客にとっても白昼の悪夢でした。

実際,物目当ての犯罪はありふれています。大都市では,子供たちのスニーカーをとる泥棒がいることも知られています。時にはそのために子供たちを殺すこともあります。泥棒は家に人がいようがいまいが入り込んできます。不正直なメイドもいて,家の中の様子に通じると,宝石やお金を盗み,どこかに消えてしまいます。群衆が店を略奪することもあります。ブラジルで誘拐事件が増えていることから分かるとおり,たいへん計画的に人をさらうグループさえ存在します。あなたもご自分の経験や近所で起きた事件を例として挙げることができるかもしれません。それにしても,これほど盗みが多いのはなぜでしょうか。

人々が盗みをするのはなぜか

貧困の増大と麻薬の使用が二つの主な理由として挙げられますが,答えはそれほど簡単ではありません。新ブリタニカ百科事典は,「犯罪の単一の原因を探ろうとしても,大抵は無駄であるため,途中で放棄される」と述べています。それでも同事典は,盗みのような問題は「普通に生活していても金持ちになれず報いもないことに対する若者の怒りと,自分には価値がないという感情に直接起因する」という考えを示しています。確かに,消費主義による大きな圧力のため,欲しい物を得る方法は盗み以外にないと考える人は大勢います。

しかし興味深いことに,ワールドブック百科事典は次のように指摘しています。「人々が自分の生活様式はこのまま変わらないと考えている昔ながらの社会では,犯罪発生率は比較的落ち着いている。どこに住むか,どんな仕事をするか,また将来どれほど幸せになる見込みがあるかという事柄について急速な変化が起きている社会では,犯罪発生率は上昇する傾向にある」。同事典は次のようにも述べています。「若者のほうが仕事に就く機会が少ない。空きのある,熟練を必要としない仕事は,盗みから即座に得られる刺激的な利益に比べると退屈に思える。また,若者のほうが失うものも少ないので,逮捕される危険をいとわない」。

とはいえ,失業者や低所得者でも,その多くは盗みをしません。一方,ホワイトカラーやブルーカラーであっても,職場のものを給料の一部であるかのようにくすねる人は大勢います。事実,詐欺行為の中には,ある程度の社会的な地位がなければできないものもあります。政治家や公務員や実業家がからんだ,巨額のお金の関係したスキャンダルについて聞いたことはありませんか。疑問の余地はありません。貧しい人々だけが盗みをするわけではないのです。

また,映画やテレビ番組はしばしば盗みを笑いの種にして(主人公が泥棒である場合さえある)盗みを受け入れる傾向を作り出していないでしょうか。そのようなものを見るのは娯楽だと言われるかもしれませんが,同時に,観客は盗みの手口を見せられます。これでは犯罪は割に合うという考えを巧妙に伝えていることにならないでしょうか。確かに,貪欲,怠惰,他の人はみな罰を受けることなくやりおおせているという考えなどは,盗みが増加している原因となっています。予告どおり,わたしたちが利己心と金銭に対する愛がはびこる「危機の時代」に住んでいることは否定できません。―テモテ第二 3:1-5。

盗んではならない

世の中の価値観がねじれていても,「盗む者はもう盗んではなりません」という命令に従うのは肝要なことです。(エフェソス 4:28)物や快楽を大切にしすぎる人は,盗みは危険を冒すだけの価値があるという考え違いをするようになるかもしれません。しかし,盗みは神の目から見てゆゆしいことであり,仲間の人間に対する愛がないことの証拠です。そのうえ,小さな盗みをしても,人の心はかたくなになります。また,不正直な人間であると他の人から見られることについてはどうでしょうか。泥棒を信頼する人がいるでしょうか。賢明にも神の言葉は,「あなた方のうちのだれも,殺人者,盗人,悪行者……として苦しみに遭ってはなりません」と述べています。―ペテロ第一 4:15。

あなたも確かに盗みが増えていることを嘆いておられるでしょう。しかし,犯罪の多い地域に住んでいる人はどのように対処すればよいのでしょうか。以前は泥棒だった人が生活を改めたどんな例があるでしょうか。世界から盗みがなくなる時が来るでしょうか。続く「泥棒のいない世界」という記事をお読みになるようお勧めします。

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