良いたよりを伝える ― 家族そろって行なう研究
1 愛と一致の宿るむつまじい家庭を見るのは喜びです。エホバの組織と交わる多くの家族がなぜそうしたほほえましい家族なのかを考えたことがありますか。それら幸福な家族のかしらのだれかにその理由を尋ねてごらんなさい。それは,家族関係における聖書の原則を適用し,御国の事を第一にした結果であるとの答えが返ってくるでしょう。
2 定期的に行なわれ,正しく司会される家族の研究は,家族の崇拝の中で主要部分を占めるべきです。それは家族を霊的に強めるのです。両親が自分の子供を教えるおもな責任を負っていることは,エペソ書 6章1-4節,申命記 6章6,7節および詩篇 78篇1-4節にはっきり明示されています。愛の心づかいで毎週家族の研究を司会する父親の監督から霊的な益を受けない家庭があるでしょうか。家族のかしらが目的をもって教えることにより,家族のひとりびとりは霊的な円熟へ成長するように助けられます。多くの家族はベテルの家族の模範に従って,月曜日の夜が家族の研究のために理想的なことに気づいています。
3 宣教に関して,最近ある会衆を訪問した巡回のしもべは,その訪問中しもべたちが自分の子供を援助するため特別の努力を払うように提案しました。そしてその週,巡回のしもべは他のしもべたちが自分の家族以外の伝道者を訪問する取り決めを設ける代わりに,その特別な週中,自分の子供たちができるだけ十分に野外奉仕に参加する計画を立てることを勧めました。しもべたちはその提案に同意し,またその週中の祭日には学校が休みだったので,奉仕に費やし得る時間がかなりありました。その週中親子は親しくともに働き,すべての人が大きな励みを受けました。
4 あなたは家族のひとりびとりと定期的にひとときを過ごし,宣教の面で個人個人が特に必要としている事柄に心を用いて,家族が良いたよりを効果的に伝えられるよう助けることができますか。確かにこれは家族のかしらの責任です。報いの多いこの責任をになうとき,エホバの祝福が豊かに注がれますように。