不在者
1 「ともしび」の本の79ページに説明されているとおり,各家の現住者に良いたよりを伝えられるよう忍耐づよく努力すべきです。多くの伝道者の経験によると,それを達成するには,「不在者」のための家から家の記録を別につけるのが便利です。家にだれもいない場合には,入口の下にパンフレットと招待ビラを置いておくのが有益です。そうすれば,それを読んだ家の人は後に自分を訪問するその伝道者を親切に迎えたいと思うようになるかもしれません。パンフレットを使って区域に組織的な証言をするためには,順序を決めて毎回異なったパンフレットを用いるようにするとよいでしょう。午前中に訪問してるすだった家には,もう一度早い朝の時間に尋ねるか,夕方その他の都合の良い時間に訪問することができるでしょう。いずれにしても,るすだった人にはぜひ会うように努めてください。置いておいたパンフレットを糸口にして話を始められますし,それがもとで良い証言の機会が開かれ,通常の提供物を配布して聖書研究の取り決めを説明できるかもしれません。
2 るすの家に雑誌を1冊招待ビラとともに置いてくることは別にさしつかえありません。すべての人に雑誌を置いてくるべきだと言っているのではありませんが,会衆に古くなった律法がある場合とか,兄弟たちがその月の号でなくて処分したいと思っている雑誌を持っている場合がしばしばあります。そうした雑誌は寄付の出せない人とか,上に説明されているような方法でるすの家などに無料で配布することができます。招待ビラはパンフレットと同様特にこの目的のために用意されています。家に雑誌とパンフレットを置いてきただけで,良い経験の得られた場合がありますし,るすだった人で予約をしたかたもいます。古い雑誌を置いてくるかどうかは全く個々の伝道者の決めることです。そういう用途に使われた雑誌の代金は,言うまでもなく伝道者個人の負担になります。それはエホバの証人が訪問したことを告げるものとなるでしょう。