真の命を追い求めて生きる
1 テモテ第一 6章19節のパウロのことばによると,わたしたちが「将来に対するりっぱな土台」を蓄えるためには,「真の命をしっかりとらえる」ことが必要です。同じ章のそれ以前のところで,パウロは,満足な気持ちをいだいて敬神の生活をすることが大いなる利得の手段であることを説明し,物質上のものを重視したり,「金銭に対する愛」にとらわれたりすることのないようにと助言しています。それよりも,わたしたちは,「信仰の戦いをりっぱに戦い,永遠の命をしっかりとらえ(る)」べきです。実際,この永遠の命という目標に比べれば,この体制のいかなるものもなんの価値もありません。そしてパウロは,わたしたちが,「善を行なう」ことによって,この目標に到達できることを示しています。「新世界訳聖書」でこのパウロの手紙の第6章全体を読むと,「真の命」をとらえたいとの願いに動かされるでしょう。
2 3月は,『真の命をとらえる』ことに関心を示す他の人たちをも助ける機会に満ちています。特にきわだった活動は,3月31日,全地のすべての王国会館で行なわれる,「ハルマゲドンの勝利の側に立って生き残る」と題する特別公開講演です。人々をこの講演会に招待してください。印象的な講演の題と「ハルマゲドン」ということばが人の注意を引くはずです。そして,特別講演の集まりに出席したすべての人を,4月7日の記念式にも招待すべきです。
3 わたしたちは,3月と4月の間,ひとりひとりが野外奉仕に十分にあずかることに加えて,これまでいっしょに研究し,公の宣教奉仕に加わる資格のできた新しい人たちを助けるという面でも特別の努力を払いましょう。
4 予約運動の第三か月めである月は,予約を得るためのいろいろな機会をもう一度検討してみるのに良い時でもあります。お互いに証言を練習しあい,予約提供に用いる雑誌の内容をよく知るようにいたしましょう。あなたは,予約の約束をした何人かの名前を控えておられるかもしれません。引き続き家から家の奉仕に十分にあずかりつつ,そうした人たちに必ず再訪問を行なうようにもしてください。
5 あなたが誠実な態度で予約を提供すれば,心の正直な人たちは,その雑誌の価値を知るでしょう。いろいろな物の値段が上がっている中で,一年間の予約が依然600円という驚くほど安い費用で提供されています。それから得られる慰めと啓発を考えれば,霊的に飢えた人たちはその費用を無に等しいものとみなすでしょう。
6 「真の命をしっかりとらえる」機会がまだ残されている間,わたしたちは,心の正直な人たちが真理を学ぶのを助けることによって,ほんとうに『善を行なう』ことができます。これはおもに,そうした人たちとの聖書研究を司会し,そうした人たちを土地の王国会館でのエホバの証人たちとの交わりに導き入れることによってなされます。そうです,義を愛するすべての人が『ハルマゲドンの勝利の側に立って生き残れる』ように,あらゆる努力を尽くしましょう。
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真理の命をしっかりとらえる