良いたよりを伝える ― 新しい奉仕者を再訪問活動で助ける
1 エホバの祝福は何と大きなものでしょう。今奉仕年度いままでの最初の9か月間で伝道者は5,248人増加しています。昨年一年間に増加した7,793人を加えると何と2年を経ないうちに伝道者は1万3,000人以上も増加しています。これは全伝道者の41%に当たり,伝道者のかなりの方々がごく最近奉仕を始めるようになったことを意味しています。
2 このことを考えると長老たちや奉仕のしもべたちの責任は非常に大きなものと言わねばなりません。長老たちは会衆と交わり始めた新しい方々が十分な援助と訓練を受けて平衡の取れた,教えることができる奉仕者となるように助けたいと思われるでしょう。一般には新しく奉仕を始めた方と研究してきた奉仕者が再訪問を含む野外奉仕のすべての分野で訓練を与えてゆきます。しかし長老たちは会衆をよく見守って,会衆内の援助を必要とするすべての方々が援助を受けられるよう,開拓者たちや経験ある伝道者たちの協力を得るようにしましょう。
3 新しい方々が再訪問で進歩するために何を行なえますか。1975年2月の「王国奉仕」4ページは再訪問を行なうために助けとなるいろいろな提案をしています。また同じく4月号,4ページは再訪問を行なう際に役立つ筋書の使用につき提案しています。一緒にそれらの提案を読んでごらんになってはいかがでしょう。
4 わたしたちの宣教の目的は人々をキリストの弟子とすることです。(マタイ 28:19,20)家から家に奉仕する際もこのことを念頭にとめるべきであり,文書を求めたかどうかにかかわりなく,関心を示したすべての人をノートに書き留めることを勧めましょう。住所,氏名,配布した出版物などにとどまらず,実際にこの記録を用いて再訪問を準備できるように記録するのは良いことです。新しい方々に自分の再訪問ノートを見せてあげ,どんな記録を取るかを示せるでしょう。
5 野外に出かけて行き実際に再訪問を行なう前に,家で準備し練習することは,再訪問を成功させるための欠かすことのできない鍵です。多くの場合この点で新しい方々には援助が必要ですから,援助を与える方々は家で一緒に再訪問の準備をし,互いに練習することをお勧めします。家の人が特に関心を示した点につき聖書からさらに関心を高めるため一つか二つの聖句を選んだり,配布した出版物の中から家の人と会話できる一,二の点を選び準備して練習するのは良いことです。
6 野外で実際に再訪問を行なう際,これら二人が一緒に働いてみるのは良いことです。経験ある方々は自分の再訪問に新しい方々を伴い,同時に新しい方々の再訪問に経験ある奉仕者はついて行き,努力をほめ,建設的な提案を与えるなら,それは新しい方々に大いに感謝されるでしょう。
7 子供を訓練してりっぱなおとなとするためには親の側に多くの努力と時間が必要となります。しかしそれは報いの大きな価値ある業です。同様に,新しい奉仕者が,簡単な証言をするだけでなく教えることのできる平衡の取れた奉仕者となるためにも,長老や経験ある奉仕者たちの愛ある努力と時間が求められます。しかしこのような援助により新しい方々は単に進歩するだけでなく,さらに新しい別の方々を訓練できるような資格ある奉仕者となり,業の進歩にも貢献できるようになるのです。長老のみなさん,新しい奉仕者に与えられている援助を注意深く見守り,その進歩に関心を示しましょう。エホバのみ名に対する賛美が増し加わることを望みながら,新しい奉仕者を再訪問で訓練し続けましょう。
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新しい方々が定期的に奉仕するよう助けましょう