あなたの奉仕会
5月2日に始まる週
15分: 4番の歌。開会のことば。聖句と注解。支部の手紙。
15分: 「もっと時間があったならと思われますか」。質問と答え。野外奉仕で最も実際的に時間を用いるのにどうしたら良いか,どのように予定を立てより良く組織できるかについてその土地での適切な提案を何でも含める。自分の予定を振り返ってみたいと思う人々に援助を差し伸べることを申し出る。野外奉仕でひと月にさらに1,2時間多く時間を用いることを励ます。
20分: 自分自身の提供の仕方を分析する。話。時々自分の提供の仕方を分析してみるのは良い。そうする際に,この面で成功を収めている他の人々とそれを行なってみるのは良い。わたしたちは家の人を会話に引き入れるだろうか。一つの方法は雑誌や文書を家の人に手渡すこと。出版物の中で際立っている点を話す際,それを指し示し,印象付ける。
あなたは注意深く観察しているだろうか。その家庭には子供がいるか。病人またはけがをしているような人がいるか。その人の宗教上の信仰を表わすようなものが何かあるか。あなたが見たものを活用し,提供の際に機転をきかせ巧みさを示すことを学ぶように。そして自分の提供を意味深いものとするように努める。その人の考え方に最も良く訴える記事や主題そして聖句を選ぶ。ここから準備が始まる。雑誌の中にはどんなことが書かれているか知るようにする。知れば知る程,確信をもって言うことができる。
時々数人の人が聴いている。だれをも見逃してはならない。すべての人の関心を扱うよう努める。各人に雑誌を調べてみるようにさせる。
実演: 一緒に奉仕している二人の伝道者が,「ものみの塔」の最初の記事を用いてどのように提供を行なうか話し合っている。家に入り母親に話す。二人の子供が後ろで遊んでいる。伝道者は子供たちを見て,子供のことを扱っている5月22日号の「目ざめよ!」の最初の記事を用いて提供を行なう。家を去ってから伝道者は自分が雑誌を読んでいたので,もしそのような状況が生じても何を用いたら良いか知っていたこと,それで最初に計画していた提供を変えたことをもう一方の伝道者に告げる。
司会者は全員が良く準備し,もっと奉仕を楽しむように励ます。伝道者たちや家族の群れが野外に出る前に一緒に提供の仕方を調べて見るのは助けになることを提案する。
10分: 閉会のことば。1月から4月までに会衆で得られた新予約と配布された書籍の合計に注意を向け,再訪問を繰り返し行ない研究を勧めることの大切さを強調する。次の奉仕会に「今ある命」の本と「見よ!」の小冊子を持って来るようみなを励ます。55番の歌。
5月9日に始まる週
15分: 92番の歌。開会のことば。神権的ニュース,質問箱,および発表の中から適切なものを含める。
15分: 再訪問を行ないましたか。「家から家の記録」の使用を討議する。関心が示された所をできるだけ早く再訪問したい。すべての奉仕者は「記録」用紙か個人的なノートを使用すべきであり,そうしないなら訪問はなされないかもしない。記録を付けることの価値はあなたが再訪問を行なう時あなたを助けることにある。一人の人に対し「家から家の記録」の一行以上を用いることができる。最初の訪問後,記録を付ける時,どんな話題が家の人に最も興味を引くか自問する。そしてすぐにそれを書き留めておけば忘れない。ある伝道者は家の人が病気であったということや問題を持っていたといったことを書いておき,再び訪問した時,健康などにつき尋ねて話し始めている。こうした個人的な関心は良い印象を与え友好的な関係をかもし出す。再び訪問する時,友好的で会話的であるのは良いこと。予約や書籍を配布した所を何人ぐらいの人々が再訪問したか聴衆に尋ね,どんな点が自分たちの区域で効果的だったか尋ねてみる。出掛ける前にどんな準備を行なったか。「書籍を読んでごらんになりましたか」とか「どう思われましたか」といったことでなく,何かはっきり語るべきことを準備していることは良い。
「今ある命」の本を配布した所を再訪問し,本の中から幾つか興味深い点を話し合った後,「見よ!」の小冊子を用いて研究するように勧める実演を含める。司会者は一回の再訪問で無理に研究を取り決めようとするのではなく,短くて親しみ深い再訪問を何度も行ない,それから極く自然に研究を勧めることを聴衆に提案する。再訪問を行なったり研究を取り決めたりする上で何か問題を持つ方々がいるなら遠慮なくいつでも聖書研究の監督に申し出るように勧める。そうすれば経験ある奉仕者の親切な援助を受けられるであろう。みなが野外奉仕に出る時,必ず,「家から家の記録」か個人的なノートを携えてゆくように勧める。
15分: 1976年5月15日号「ものみの塔」の記事,「神は人々が生きることを望まれている」に基づく話。人々の感謝と認識を高めるように話す。
15分: 閉会のことば。雑誌活動に出る時,十分の雑誌に加えて幾らか余分に出版物を携えて行くよう勧める。最近の野外奉仕で得られた励ましある経験を聞く。(前もって準備しておく。)25番の歌。
5月16日に始まる週
効果的な会話により意思の伝達を図る
15分: 11番の歌。開会のことば。効果的な会話により他の人々と意思の伝達を図る必要を示す。「みことばを語り続ける」の最初の2節を用いる。聖書時代には,会話や人々に話すことが良いたよりを広める主な手段であった。市場は会話によって情報やニュースを交換する場所としてしばしば用いられた。(使徒 17:16,17)イエスや初期クリスチャンたちは良いたよりを広めるために人々の家においても会話を交わした。―ルカ 19:5,6。使徒 20:20,27。マタイ 10:11,12。
20分: 「みことばを語り続ける」。3節から質問と答えで扱う。成功を収めている兄弟たちに尋ねる。人々の関心を起こして会話を行ない,推論するためにどんな質問または要点を用いたか。
実演: 伝道者は雑誌を提供するが,会話のための話題も持たず,会話しようともしない。家の人は断わる。伝道者はどのように改善できるか。司会者は,家の人を話に引き入れ,会話を行なってゆくことの大切さを際立たせる。別の実演を行ない,文書を断わった人と伝道者が会話を始める所を示す。家の人が何を考えているか理解し,そして考慮してもらいたい何か良い事柄を言い残す。
司会者は,毎日いつか聖書の真理についてだれかと会話を始めるようにし,真理について自分自身を言い表わす能力を向上させる努力を払うよう全員を励まして結ぶ。また人がもし文書をすでに持っているなら,会話することによりその人が持っている文書について考慮してみるよう勧めたり,また研究を勧めてみることすら実際的であるかもしれない。
15分: 最新号の「ものみの塔」誌を復習する。雑誌をまず読んで,その中にどんなことが記されているのか知るよう勧められている。そうすれば戸口で会話する幾つかの良い点を持っていることになる。記事を読み,家族のだれかとあるいは兄弟,または見知らぬ人とさえそのことにつき話し合ってみるように。読んだ後,要点をまだ覚えているか。読んだことをだれかに話すことができるか。もし必要なら雑誌を出して自分で話す練習をしてみることができる。司会者は,良く準備した伝道者が自分の読んだ記事につき注解を述べてもらうようにする。(雑誌やノートを持たないで)しかしこの点ですべての聴衆にもプログラムに参加してもらう。記事の中で主題に沿った一貫した会話を行なってゆくのに必要な要点を際立たせる。すべての伝道者が次の雑誌を受け取る時,上の提案を試み,その後野外でその情報を用いるよう勧める。
10分: 閉会のことば。会計報告を含める。27番の歌。
5月23日に始まる週
10分: 23番の歌。開会のことば。この集会はわたしたちを6月の奉仕に備えさせるものである。6月の奉仕の提供を述べ,プログラムに注意を向ける。
20分: 「良いたよりを伝える ― 犯罪と暴力はどのようになくなりますか」。1,2節を討議し,それから手早く聴衆に「王国ニュース」を一部ずつ手渡し,3節を討議する。4節と5節を討議してそれぞれ短い実演を含める。そして司会者は6節をまとめる。
20分: 平和と安全という二つの約束。「平和と安全」の本の提供に用いる聖書の話。伝道者たちは区域に最も適合する方法でこの書籍を配布できる。ここにとても短い,しかし要点をついた一つの聖書の話を示す。情況に応じて長くも短くもできる。家の人の関心や反応に応じて一つの点,一つの聖句だけ用いてもよく,それ以上用いても良い。司会者は聴衆と共に紹介のことばを考慮し,それから話の本論を考慮する。「安全」の本,1章10,11節から取られている。
主題: 平和と安全という二つの約束
自己紹介をする。今日問題の多いこの時代に平和と安全が約束されている。このような約束が二つの源から出ている。一つは国家の指導者など人間を源としており,もう一方は聖書を通し神からのもの。それぞれの約束の違いは何か。
1. 人間は条約を結んで軍備の縮小を約束する。神は戦いの根本原因を除き去ると言われる。(イザヤ 2:2-4)
2. 人間は犯罪を抑制すると述べる。神は犯罪のもとになる態度や状態を全くなくすと言っておられる。(ガラテア 5:19-21)
3. 人間は病気や老齢の人たちに対する世話を改善することを約束する。神は病気と老齢の問題を完全になくすことを述べておられる。(啓示 21:3,4)
4. なぜ神を信ずるか。平和と安全を作り出すことに関する人間の約束は失敗してきたが,神の約束は果されなかったことが決してない。(ヤコブ 1:17)
平和と安全に対する神の確かな約束を人々に知ってもらいたい。とても読みやすい聖書と共に450円の寄付で提供している。
二つの実演を行なう。2,3の要点を取り扱ったもの,他は新しい伝道者や年若い奉仕者も行なえる一つの点だけを扱ったもの。「王国ニュース」の配布の前後にこれら提供物を十分に用いて奉仕するよう聴衆を励ます。
10分: 閉会のことば。5月中一時開拓を楽しんだ何人かの方々をインタビューする。64番の歌。