あなたの奉仕会
7月2日に始まる週
25分: 60番の歌。発表。「あなたは自分の所有物を認識していますか」に基づく討議。1,2節に基づく簡潔な紹介の言葉を述べ,詩篇 16篇5,6節および17篇14,15節の適用を明らかにする。次いで,3節を読み,次のように質問する。ここに挙げられている質問を考えるのはなぜ良いことか。(一つ一つの質問を論じる必要はない。また,そこに述べられている活動はそれ自体は悪いものでないことを念頭に置くべきである。)4節および5節を読んでから尋ねる。自分たちの野外活動に個人的な注意を払うことはなぜ大切か。エホバへの奉仕に喜びを見いだすよう兄弟たちを暖かく励まして結ぶ。
20分: 「良いたよりを伝える」。質問と答えで扱う。その後,2節および3節の提案を取り入れた,「会話するための話題」に基づくよく練習された予約の提供の実演を示す。7月号の雑誌および最近号の雑誌から示すことのできるどんな記事があるか,経験を積んだ奉仕者に提案を述べてもらう。7月は国際大会や休暇などで野外奉仕が月末には思うようにできないかもしれないので,月の始めから良い計画を立てて熱心に参加するよう熱意をこめて勧める。
15分: 支部の手紙と日本の4月の報告。拡大の計画を支持する特権を熱意を込めて強調する。68番の歌と祈り。
7月9日に始まる週
20分: 31番の歌と会衆の発表。「霊的な食物を慕う気持ちを培う」を質問と答えで討議する。引用されている聖句の適用を聴衆と復習する。
10分: 1977年6月15日号「ものみの塔」,357,358ページの「なぜ黙想しますか」の記事に基づく話。
30分: 聖書朗読から最大の益を得る。聖書朗読はわたしたちにとって必要であり,わたしたち個人個人に益となるべきものであることを簡潔に述べる。読まんがために読むということではない。聖書を読む時,わたしたちは神のみ言葉を読んでいるのである。一人の長老か奉仕のしもべがマタイ 5章1-16節を読むのでそれについていくよう聴衆に勧める。(紹介に多くの時間を用いず,提案されている聖書朗読をさっそく始めてください。それぞれの質問に対し同じぐらいの長さの時間を当てるようにします。山上の垂訓を扱った「ものみの塔」の記事に目を通してこの部分に備えるよう特定の伝道者たちに割り当てるのが役立つことに気付かれるかもしれません。)最初の五つの節を読んだのち,次のように尋ねる: 自分の霊的な必要を自覚することからどうして幸福がもたらされるのか。嘆き悲しむときわたしたちはどのように慰められるか。そのことはなぜわたしたちを幸福にするか。柔和な人たちが地を受け継ぐのはどうしてか。6-8節を読んで尋ねる: 飢え渇くことには何が関係しているか。わたしたちはどのように満たされて幸福になるか。あわれみ深い者であることをどのように示すことができるか。あわれみを示されると幸福になるとどうして言えるか。どうすれば心の純粋な者となれるか。どんな意味で神を見ることができるか。9-12節を読んで尋ねる: どのようにしてわたしたちは平和を求めることができるか。神の子と呼ばれることがなぜ幸福につながるのか。迫害されているとき,わたしたちはどうして幸福であると言えるか。終わりに13-16節を読んで尋ねる: わたしたちはどんな意味で地の塩か。わたしたちはどんな意味で世の光か。どんな仕方で人の光は隠されることがあるか。1978年5月号および6月号の「ものみの塔」からさらに情報が得られることを聴衆に知らせる。山上の垂訓を扱った記事を読み,その情報を黙想するよう全員を励ます。わたしたちはエホバをいっそう知ることを目ざして,神のみ言葉を研究し,朗読する機会を是非活用すべきである。月の前半の報告を忘れずに提出するよう思い起こさせる。100番の歌と祈り。
7月16日に始まる週
15分: 8番の歌と発表。質問箱。
20分: 1978年7月1日号「ものみの塔」の「よく働く人を多数必要とする国際大会」の記事に基づく話。自発奉仕の取決めを説明。
25分: わたしたちの運命は決まってはいない,と題する聴衆との聖書的な討議。ローマ 2章4-6節を強調する。それは,「神の温情があなたを悔い改めに導こうとしている」と述べているが,わたしたちの運命が確定されているならこのことは不可能。(1970年11月1日号「ものみの塔」661-665ページに基づく討議で長老が扱う。)
次の質問を起こす。各質問に最もふさわしい聖句だけを用いるようにして時間の配分に注意する。(1)エホバの温情はすべての人にどのようにすばらしい見込みを開くか。(ローマ 2:7,10。ヨハネ第一 5:13,20。創世 18:23-26。ネヘミヤ 9:31)(2)神の予知力と人の運命が予定されているかどうか理解するのにどんな要素を考慮すべきか。(661-662ページ4節。イザヤ 48:3-7。創世 2:16,17)(3)エホバがサタン,アダム,エバの反逆を予知していたと信じるのはなぜ道理にかなっていないか。(662ページ5節-664ページ上段。創世 6:5,6; 18:20,21; 22:11,12)(4)永遠の命の見込みは聖書にどのようなものとして示されているか。(664ページ1節-4節。マタイ 7:7-11。ペテロ第二 3:9,13)(5)区域内の人々は羊かやぎになるよう予知されているかそれともめいめい選択できるか。(申命 30:19,20。ローマ 2:4-11)
司会者は次の点を推論するよう聴衆を助けて結ぶ。神の温情,すべての人が救いを得るのを見たいとの神の純粋な願いは,わたしたちを心底から動かすものであるはず。偽りの宗教や誤った習慣,態度に陥っていてもすべての人は悔い改め,「命の水を価なくして受け」られる。(啓示 22:17)神の温情に動かされて,最善をつくして宣べ伝えるように。89番の歌と祈り。
7月23日に始まる週
『孤児ややもめを世話する』
20分: 108番の歌と会衆の発表。次の聖句に示されている,やもめに対するエホバとイエス・キリストの気遣いを復習する: イザヤ 1:17,23; 10:1,2。エレミヤ 22:3。エゼキエル 22:7。ゼカリヤ 7:9,10。マラキ 3:5。ルカ 20:46,47。
20分: 「やもめや孤児を助ける」。質問と答えの討議。この点で会衆のすべての人にできる事を目立たせる。
20分: 最初にやもめである一人か二人の姉妹,次いで父または母のいない一人か二人の若い兄弟もしくは姉妹をインタビューする。野外奉仕で他の人々と共に働いて得た喜び,および他の人を霊的に助けることがどのように自分の問題に対処するのを容易にしたか話してもらう。終わりに,聴衆の中のいろいろな人に,会衆の区域内の人々や自分の家族内の未信者たちを励ます点で特にどんなことが役立つのに気づいたか述べてもらう。85番の歌と祈り。
7月30日に始まる週
15分: 103番の歌と会衆の発表。野外の監督は8月の書籍の提供に関して話す。8月号の「王国奉仕」が届いていれば,その中の「会話するための話題」を取り上げ,実演で示す。学校の子供たちが休みを利用して補助開拓を行なうことを暖かく励ます。旅行や休暇を取る人々も非公式の証言を熱心に行なうように。
15分: 何と言えますか。次のような状況で証言するのに用いられる聖句を挙げるよう聴衆に勧める。(1)愛する人が亡くなる時。(2)近所の子供が手に負えないと隣人がこぼす時。(3)仕事仲間が高い生活費について話す。(4)健康の問題があり,費用がかかると隣人が述べる。(可能なら聖句は黒板に書くこともできる。)聖句が挙げられたなら,その聖句の要旨および示された聖書中の要点をどのように用いられるのか尋ねる。野外奉仕その他の場所でこうした聖句を用いる機会がたくさんあることを注解する。
30分: 会衆で準備する。国際大会で扱えない点を含めることもできる。7月の野外奉仕報告を忘れずに提出することを励ます。77番の歌と祈り。