聖書の神エホバを賛美する「目ざめよ!」活動
1 毎年1月は「目ざめよ!」誌の予約を提供する顕著な月となっています。多くの人々は正月の休みを家でくつろいで過ごし,あわただしい毎日の生活から解放され,新しい年に何か新しいものを期待したり,目ざしたりするでしょう。この体制はこうした人々の期待にこたえうるものを何も提供することはできませんが,創造者であられる神のみ言葉は確かな希望を差し伸べることができるのです。
2 ふだん宗教的な事柄に何の関心も示さない人々も正月などには少なからぬ関心を示します。家の神棚や仏壇をきれいにして崇敬の念を表わしたり,神社に参拝に出かけたりするのです。「知らないで敬神の情をささげている」これらの人々に「世界とその中のすべてのものを作られた神」を知らせるのは何という喜びなのでしょう。アテネで証言した使徒パウロが経験したようなことを経験できるかもしれません。―使徒 17:22-34。
3 それにしても1月の「目ざめよ!」運動のために何とすばらしい特別号が備えられたことでしょう。1月8日号の「目ざめよ!」誌は「世界のベストセラー ― 生き延びるためのその闘いその価値」と題するものです。世界には多くの出版物が次々に現われ,あるものはベストセラーとなって数年の間,人々にもてはやされます。しかし,その様な本の寿命も長いものではなく,やがてそれらは人々から忘れ去られてしまうのです。これとは対照的に3,000年以上もの長きにわたり広く用いられてきた聖書は全世界に驚く程広く頒布されているので“ベストセラー”という語が造り出される前からでさえ世界で最も需要の多い書物でした。現在1,660以上の言語に翻訳されている聖書は地の住民の97%までが自分の言葉で読めるようになっているのです。自然の障害,加えられた猛攻撃,その純粋さを汚そうとの試みにも耐え,聖書は今日地の果てにまでも達しているのです。聖書を保存してくださったエホバは,人々が聖書によって創造者を知り,永遠の命の希望をしっかりとらえるようにしておられるのです。
4 1月22日号の「目ざめよ!」誌は「増えつづける犯罪と暴力 ― どうすれば身を守れますか」と題するものであり,犯罪や暴力の危険が日常のこととなっている多くの人々に役立つ提案や励ましを与えるものです。そしてこれら二号の「目ざめよ!」誌と共に用いる1月1日号,15日号の「ものみの塔」誌にも,人々に希望と励みを与える多くの記事が満ちているのです。
5 どのように予約を提供することができますか。一つの提案は次のようなものです。親しみ深く,同時に礼儀正しく自分を紹介した後に「生活で忙しく日をすごすようになっているので多くの人は新聞を読むひまさえないと言いますが,あなたもそうお感じになりますか。あまりに読み物が多すぎると感じている方もおられます。しかし,単なる読み物と違って聖書は3,000年以上の歴史を持っているのに,いまではほとんど全世界の言語に訳され,多くの人々に愛読され,優れた影響を与えるベストセラーになっていることをご存じでしたか。その理由の一つはここに示されています。[テトス 1章2節,「永遠の命の希望」から読むことができる。] 偽ることのない神の確かな約束が希望を与えているからなのです」。こう述べてから予約を勧めることができるでしょう。
6 1月8日号にはさし絵なども多いのでこれらを活用できるでしょう。一年間に発行されたいくつか異なった雑誌を見本として示し,得られるさまざまな情報に注意を引くこともできます。関心を示す方には「ものみの塔」,「目ざめよ!」の両方の予約を勧めるのは良いことです。一年の予約を望まない方にはポケット版の書籍を添えて半年の予約を勧めることができるでしょう。
7 一月中雑誌の配布にも力を注ぎましょう。予約を望まない方々も2冊の雑誌を喜んで求めることでしょう。また一月中は人の訪問をうけたり,訪問したりなどして,非公式の証言を行なう機会も多いので,雑誌や予約用紙などを携えていると都合良いでしょう。一月の活動に十分にあずかり,わたしたちの永遠の命のために聖書を備え,それを保存してくださったエホバに賛美をささげましょう。