良いたよりを伝える ―『最善の生き方』の本を用いて
1 多くの誠実な人々は,平和,満足そして安全な将来に対する保証を伴う幸福な生き方を見いだしたいと思っています。もちろん,このことが可能かどうか多くの人は尋ねることでしょう。そして,それが可能だとしても,非常に多くの異なった見方があるので,そのような生き方に至る道を選ぶことがほとんど不可能だと考えています。
2 わたしたちはそのような人たちを助けることができますか。エホバとその組織に感謝すべきことに,それは可能なのです。今日生きているすべての人が必要としている導きは聖書の中にあり,その多くは「最善の生き方を選ぶ」と題する本の中で指摘されているのです。この本をわたしたちは「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」と共に12月中提供するのです。
3 この本の中のどんな点に関心ある人々の注意を向けることができますか。あなたにとって特に印象深かった節や章がありましたか。証言を行なう際,あなたが話しかけている人にそれを示してください。同じ点が彼らにも訴えるものであるかもしれません。そしてあなたが心から言い表わすことが励ましを与え,心を動かすことでしょう。
4 非常に多くの人がより幸福な生活をしたいと望んでいるので,あなたは次のように言うことができるかもしれません。「多くの人は物質や金銭だけで人が幸福になれないことを認めています。あなたもこれに同意なさるでしょう。健康や安全も幸福に寄与しますが,何にも増して大切なのは,無私の気持ちからの愛や親切を受けること,そして同じように愛や親切を他の人に示す時,人は真の幸福を味わえます。こうした人間の必要にこたえて,創造者はこう約束しておられます」。そしてペテロ第二 3章13節,あるいは啓示 21章4節を読み,「最善の生き方」の本の11ページを開き,15,16節の一部を読んでから,次のように結ぶことができるでしょう。「わたしたちの幸福に深い関心を持っておられる神は,現在の利己的な体制を『義の宿る新しい体制』に変えることを約束しておられます。あなたにもこのことをよく知っていただきたいと思い『最善の生き方を選ぶ』と題する本を,聖書と共にお勧めしています。一組1,000円のご寄付でお読みになれます」。
5 あなたはペテロ第二 3章13節を読み,それから「最善の生き方」の本に注目させ,本を提供する前に,148ページ1節かその一部を読みたいと思われるでしょう。
6 人間の置かれている状況をより良いものとするために,神が何らかの処置を講じるのにそれ程長く待っておられることについて尋ねられたなら,あなたはペテロ第二 3章13節を読んでから,186ページ22節を示したいと思われるかもしれません。そこには神のしんぼうが強調されていること,そしてわたしたちも同様にしんぼうを示すよう励まされていることに気付かれるでしょう。家の人にこう尋ねることもできます。「しんぼうはわたしたちの多くが培いたいと望む資質ではありませんか。そのようなしんぼうは神の言葉である聖書とこの出版物の助けによって培うことができます」。
7 「最善の生き方」の本の中には多くの優れた点があります。あなたの心にふれたどんな点でも自由にお用いになってください。権威に敬意を示すこと,税金の支払い,労使関係,妻の服従,装飾品に対する平衡の取れた見方,キリストに似た精神を示すことの益そして仕返しをしない理由などについての優れた情報が載せられています。他の人が『最善の生き方を選ぶ』よう助ける努力をなさる時,熱心に心をこめてこの出版物をお用いになるあなたをエホバが豊かに祝福してくださいますように。