未割当て区域におけるりっぱな業
1 今年の夏7月から9月まで非常に活発な未割当て区域の伝道がなされました。現在日本には約730の町村が未割当て区域として残されていますが,ほぼ500万人の人々がそれらの区域に住んでいるのです。この夏,このうち213の町村で伝道がなされましたが,その人口は約150万人でした。
2 79の会衆に加えて,個人や家族として186人がこの活動に参加し1万7,000冊以上の書籍と7万3,000冊程の雑誌が配布され,大勢の関心ある人々が見いだされました。何というりっぱな業でしょう。すばらしい経験が数多く寄せられておりますがそのうちのいくつかをここにお知らせしましょう。
3 神奈川県,藤沢・東会衆は240キロも離れた長野県波田町を未割当て区域として奉仕しました。その区域に一軒の家を借り,毎週5,6人の伝道者がそこに出かけてゆき週中,週末を十分に奉仕に充てました。会衆の約半数に当たる60人がこの奉仕にあずかり,会衆全体は愛と一致を強め,奉仕により新鮮な見方を持つことができました。
4 埼玉県,志木会衆の4人の兄弟たちは群馬県赤城山のふもと,富士見村で2か月間良い奉仕を楽しみました。あるレストラン経営者はお店を公開講演会の会場として提供してくださり,14人が公開講演に出席しました。
5 新潟県,新発田会衆は,人口わずか680人の,日本海の孤島,粟島でも奉仕しました。島の公民館を借り,かつて巡回訪問で用いられたスライド「聖書 ― この時代の人々のための書物」を上映し,11人の出席を得ました。巡回奉仕を行なっている一組の夫婦は夏休みを利用して北海道の一漁村で熱心に奉仕し,たくさんの雑誌を配布し,りっぱな証言を行ないました。
6 未割当て区域ではこのほかたくさんの良い経験が得られました。そこで働いた奉仕者は,幻の中でパウロに「マケドニアに渡って来て,わたしたちを助けてください」と言ったマケドニアの人々に会ったように感じました。(使徒 16:9,10)休暇で田舎の親戚や友人を訪ねる時,さらに次の夏,再びこのような奉仕を計画してごらんになりませんか。