ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 宣 85/4 3–6ページ
  • 教えの術を尽くして教えなさい

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 教えの術を尽くして教えなさい
  • わたしたちの王国宣教 1985
  • 副見出し
  • 始めた研究を持続させる
  • エホバの存在を確信するよう助ける
  • 研究司会の準備をする
  • 家庭聖書研究を司会する
  • 研究生をクリスチャン会衆へ導く
  • 研究生の真の友になる
  • 会衆として
わたしたちの王国宣教 1985
宣 85/4 3–6ページ

教えの術を尽くして教えなさい

1 「わたしたちの奉仕の務めを果たすための組織」の本,90-92ページには,家庭聖書研究に関して基本的な事柄が述べられていますが,その一部は次のとおりです。「あなたとの研究を司会した方の手本に倣うことによって,あるいは会衆にいる有能な教え手たちからの助けを受けることによって,あなたは産出的な研究を司会する方法を学び,イエス・キリストの弟子を作る業に寄与することができるでしょう」。あなたも産出的な研究を司会する方法を学びたいと願っているお一人ですか。それでは,1985年3月号「王国宣教」の折り込みに続いて,教えの術を尽くして産出的な研究の司会を楽しんでいる開拓者たちの経験を紹介いたしましょう。

2 これら開拓者たちの払っている努力は称賛に値します。一人の特別開拓者の姉妹の語ることに注目してください。「1973年からの『王国宣教』に載せられている提案を伝道,再訪問,家庭聖書研究の項目に分け,すべてまとめています。また『ものみの塔』で取り上げられた効果的な司会に関する提案もノートにまとめて活用するようにしています」。さらに別の特別開拓者の姉妹は,「組織が提案してくださっているすべてのものを活用し,羊を集める業に全時間没頭できるのは本当に大きな特権です」と述べています。「研究は私の最も喜びとする分野です」と述べる主婦の開拓者は,最近の1年間に8人をバプテスマに導くことができましたが,「すべて『王国宣教』や大会,会衆,巡回監督をとおして学んだことを実行したにすぎません」と語っています。そうです,産出的な奉仕者は,業に没頭し,提案のすべてを活用し実行しているのです。わたしたちもそうするために順を追って学んでゆきましょう。

始めた研究を持続させる

3 取り決めた研究を司会してゆく際,わたしたちが最初に直面する挑戦は,その研究を持続させることです。(マタイ 13:18-23)二つの点で努力することができますが,その一つは研究生の関心を保たせることです。ある開拓者は,「初めはできるだけ親しくなるように努めます。研究生が関心を持っていることや得意なことに自分も関心を示します。また歴史や科学,預言など関心のある方面から神の存在を知らせます」。また,別の姉妹は,「教理面だけの研究で終わりそうなときには,聖霊の実の一つ一つを順に話したり,『家族生活』の中から話を用意し,興味を持続させるよう努力しています」。次の提案も役立つと思いませんか。「家の人の良い点や努力しておられる点を何でも見つけてほめるなら,心が開かれ,良い土台の一つになると思います。そして次回の点を予告し,訪問が何かに束縛されるものではなく,有益なことを知る機会になることもお伝えできます」。

4 努力できるもう一つの点は,研究生を反対に備えさせることです。どのようにそれができますか。「研究の初期の段階で,親族や友人からの反対があることを予期させ,なぜ聖書を研究するのか弁明できるよう一緒に準備します。研究が進むにつれ,イエスでさえも反対を受けたこと,またイエスは迫害を予告しておられたことを説明し,経験を話し,迫害を大きく見てしまわないようエホバの見方を伝えるようにします」。『永遠に生きる』の本の2章で徹底的に討議しておき,その後も繰り返し話し合うのが助けになると述べている人もいます。(反対に備えるよう研究生を強めるために用いる聖句の例: マタイ 10:34-37; ペテロ第一 4:3,4; マタイ 5:43-48; ローマ 12:17; 箴言 15:1,2; コリント第一 3:12-15; ヤコブ 1:3,4)

5 産出的な奉仕者たちが上記のことに加えて必ず行なっているのは,研究生の家族を援助することです。例えば,「研究以外に余分の訪問を計画します。そして家族の他の方々を知り,共に交わります。時々お好きな食べ物を持って行ったりして,普段もてなしてくださっていることへの感謝を表わし,温かい関係でいられるようにします。そして,自分の願いはご家族のすべてがいつか学んでくださることであることを伝えます」。次のようにするのも効果的でしょう。「反対が起こる前に,家族が関心を持ちそうな記事を『ものみの塔』や『目ざめよ!』から選んで貸し,本人が読んだ後で家族の他の成員に話すように勧めます。翌週,家族の反応を尋ねます」。このような配慮を示すことは研究を持続する助けになると思いませんか。

エホバの存在を確信するよう助ける

6 エホバ神の存在を確信するよう助けることが,研究を持続させ,研究生の真の進歩を図るために不可欠であると述べる奉仕者は少なくありません。事実,人格神に対する信仰がきわめて薄い日本において,このことはなされなければなりません。幾人かの兄弟姉妹がどのようにそのことを行なったか注目してみましょう。

「『エホバ神はあなたのために……してくださった』と述べて,神と研究生を結びつけ,研究生のうちに人格神としてのエホバにすがり,自分から神に愛していただきたいとの思いを培うようにしています」。

「研究を続けるのに障害となる問題を乗り越えるため,研究中折に触れてエホバの特質や感謝すべきいわれを話し,祈りによってエホバ神に近づくように勧めています」。

「物事を自分とエホバとの関係という点から考えるように助ける面で注意を払います。エホバは心を見る方で,神が最も重要視されるのはわたしたちの心の傾向や動機であることに時々注目させます」。

「研究司会全体をとおして,物事をエホバとサタンとに結びつけて考えるように強調しています。研究生がエホバ神に対する愛とサタンに対する憎しみを培えるように努力しています」。

「人間が行なっている事とその結末,エホバが行なわれた事とこれから行なう事にいつも注意を向け,エホバがどれほど個々の人間に深い配慮を示しておられるかを強調し,エホバを身近に感じるよう熱意と確信をもって話すように努めました」。

「『見よ!』の小冊子の研究段階で,視覚に訴えるため,星座,植物,動物などエホバの創造物の写真や,雑誌や他の出版物からの切り抜きを収めた,『見よ!』のための専用ファイルを持参します」。

「納得してもらうために,明確な数字や証拠を挙げて推論してもらうようにします。例えば,創造者の存在についてばく然としているような場合,『幸福』の本の11ページ6節にある“確率”を示します。また一,二の点を詳しく取り上げます。例えば,自然界に見られる神の知恵について『人生』の本の82,83ページの酸素や窒素の循環などについて説明します」。

7 「私はエホバが大好きですから,エホバの愛について心から訴えることができます」と述べた姉妹のように,あなたもエホバについて熱心に教えていますか。

研究司会の準備をする

8 準備は成功するための鍵です。あなたは,家から家での宣教や再訪問活動でそのことを実感したことでしょう。しかし,家庭聖書研究の司会ほど,準備したことの効果がはっきりと表われる分野はありません。準備をすればするほど,あなたは教えの術を駆使できますし,研究生は進歩するのです。(コリント第二 9:6と比較)ある正規開拓者の姉妹は,「1983年12月号『王国宣教』の『わたしたちの教える能力を改善する』の中にあるイエスの教え方の見倣うべき九つの事柄,1984年8月1日号『ものみの塔』にあった教えの術の四つの提案,1984年11月1日号『ものみの塔』にあった優れた教え手となるための四つの要素などを『永遠に生きる』の本の余白に書いておき,司会のときに思い起こすようにしています」。あなたはそれらを思い出すことができますか。確かにそのような通常の準備は助けになります。ある特別開拓者は次のようにしています。「私は,質問を効果的に用いられるようになるという面で努力していましたので,効果的な質問を出版物の中で見いだした時,その質問を書き出し,質問集カードを作り,準備のときにも研究中にもそのカードを見ながら考えたり,質問したりしました」。

9 個々の研究のためにどのような準備をしますか。以下の経験を参考にしてください。

「研究生一人一人のためによく準備し,興味深く学べるように工夫しています。その研究生にこの資料をどのように司会すれば興味を起こし,保てるかを考えるようにします」。

「聖句をよく調べ準備に時間をかけました。補足的な質問やエホバの特質を際立たせる点を資料の中に書き込んでおくことも助けになりました。雑誌の特定の記事も書き込んでおきました」。

「学ぶ章の要点をメモしておき,渡します。メモの内容は要点を質問形式にしておき,それを裏付ける聖句も書いておきます。次週の要点のメモを渡し,『来週はこのような事を学びます』と簡単に話しますと,次回の研究を楽しみにするようになります」。

「研究生用のカルテを作成し,次回の研究で強調すべきエホバの属性,要点,組織の話を準備し,毎回の研究生の所見をメモしておき次回に備えます」。

「会衆内の同じような立場にいる兄弟姉妹に参加していただくわけですが,強めていただきたい点を前もって知らせておきます」。

あなたもそのような準備を楽しく行なえるに違いありません。

家庭聖書研究を司会する

10 さて,いよいよ研究の司会そのものについて考えましょう。研究の始めの時間を大切にするのは良いことです。例えば,ある姉妹は,「研究の初めに,喜びや感謝を表わすため『今日はよく時間を取ってくださいました』と歓迎の言葉を述べます」。別の姉妹は,「研究の始めに,その章の納得できない点,分からない点をあらかじめ尋ね,その点をよく説明しながら研究を進め,終わりまでには納得できるように努力しています」。予習ができていない場合は,その場で予習の仕方を教えることもできますし,何度も予習をしていない時には,研究生にその場で予習をしてもらう人もいます。

11 研究生の心に真理を鳴り響かすためには要点を強調することが必要ですが,参考になる方法として次のようなものがあります。

「私は要点を5回強調します。研究の初めに要点を紹介する時,学んでいる時,副見出しを終えた時,終わりの復習の時,そして次回の研究の際に前回の復習をする時です」。

「要点は必ず聖書を用い,聖句から要点を強調します」。

「毎回の研究で,研究生に主題となる聖句を一つか二つ覚えていただきます。研究生はその聖句によって,聖書を学んでいることや章全体の要点を理解し,喜びと自信を持つことができます」。

12 聖書研究が進歩的に続くためには興味深くなければなりません。そしてだれでも自分が理解できる事柄に興味を持つものです。多くの奉仕者たちは,研究生の理解を助けるために次のようなさまざまな工夫をしています。

「学んでいる事柄をはっきり理解してもらうために,紙と鉛筆を用います。家の人にもノートと筆記用具を準備してもらい,要点や参照資料などを書いてもらうようにします。図に書いて説明することを感謝する方が多くおられます」。

「研究生に要点をノートを用いて記録してもらい,研究生自身が将来研究を司会する備えをしてゆくようにしています」。

「研究後間もない方や,なかなか真理を受け入れにくい方には,研究していることがエホバの証人だけの偏った見方でないことを示すため,識者の意見やデータなどを新聞の記事や『目ざめよ!』などから裏付けとして用います」。

「預言の成就を扱う資料であれば,実際にそのことを裏付ける写真などを見せます」。

「学んでいる事を理解しているかどうか確かめるため,例えで説明していただいたり,質問をして確かめたりしてから進みます。また,研究生が理解できる語彙を用います」。

「納得できない教理や問題について扱った出版物を貸し,個人研究をするように勧めます。このことにより,本人が納得したり,個人研究の喜びを経験できたりします」。

13 幾種類もの質問を用いる方法,例えや繰り返しの用い方などを「神権宣教学校案内書」の研究10から絶えず学び,一度の研究で少なくとも一つずつ用いてごらんください。短い期間であなたの教える技術は驚くほど上達するに違いありません。長い経験を持つ有能な奉仕者たちが常にそうしてきたことをご存じでしたか。

14 研究を閉じる時にもできる事柄がありますか。あります。一姉妹はこう述べています。「研究後,どんな点が興味深かったかとか,難しかったかとか,気楽な雰囲気の中で話すと,研究生の気持ちがよく分かります。その日の資料が難しいものだったり研究生自身があまり興味をもっていないようなものだったりした時,すぐに適用できそうな聖句を読んで,今日もよい事を学んだと感じるように配慮します」。また別の姉妹は,「各章が終わったところで,今学んだ知識が現在や将来わたしたちにどう影響するかを考えます。もしこの真理を知らなかったらどうでしょうか,と共に考えて,喜びを共にし,真理に対する感謝を培います」と述べています。そのように時間を有効に用いて,研究生が真理を心の深いところで認識するように助けましょう。

研究生をクリスチャン会衆へ導く

15 このことは普通,“組織の話”と呼ばれているものにより成し遂げられています。組織の話とは,研究生がエホバの組織とその取り決めについてよく知り,会衆の活動に加わるように助けるための話で,人がエホバの賛美者になるために不可欠なものです。大抵の場合それは,毎週研究の前か後にくつろいだ自然な仕方でなされます。この話は,わたしたちがよく知っていること,毎日経験していること,楽しんでいることを話すのですから,だれでも熱意を込めて話すことができるでしょう。どのようなことについて話せばよいのでしょうか。「奉仕の務め」の本の92ページを是非参照してください。

16 エホバの組織についてのこの話は,第1回目の研究の時から始めるべきです。研究生が組織を早く知るために,初めから,研究に用いている本がどこでどのような目的で出版されているかを話すようにしている人もいますし,研究の1回目から公開講演への出席を励ましている人もいます。そして多くの人は研究生が集会に定期的になるまでには時間がかかりますので,集会の大切さや出席する理由について,定期的になるまで繰り返し角度を変えて話すようにしています。

17 しかし,研究生が必要としている広い知識を与えて平衡の取れた進歩を図るためには,よく計画された組織の話のプログラムを作り,それに従ってゆくのが最善でしょう。ある特別開拓者は次のようにしています。「最初は自分のファイルから協会の絵はがき,会衆の写真,ベテル見学の際のパンフレット,『二十世紀におけるエホバの証人』などを用いて説明し,家の人が研究の型に慣れてきたら,組織の話のためのノートを用意してもらいます。用意してもらったノートに毎週一つずつ,全部で42の項目にわたって記入してもらいます。研究のあとで必ずこのノートに記入してもらいますので,組織の話をしないで帰って来ることはありません」。また,紛失しない程度の大きさのメモに組織の話を毎回書き,研究生に渡している開拓者もいます。

18 別の特別開拓者のプログラムは次のとおりです。「項目別に約30回にわたって話せるよう,視覚に訴える資料を収めた厚めのファイルを準備しています。ファイルの一番終わりには全項目を示す用紙を1枚入れ,上のほうには研究生の名前を鉛筆で並べて書き,その1回1回の話が終わるたびに日付を入れて印を付けていきます。そのようにして研究が進むと,すべてが埋め尽くされてゆきます。行なう順番はその研究生によってまちまちです。……研究生はエホバの世界的な組織を知ると共に,地元の王国会館へも導かれねばなりませんので,王国会館の写真や長老たちの写真などを見せ,成員がどんな人々かということを知ってもらうようにします」。

19 神権宣教学校の筆記の復習から抜粋して研究生に答えてもらって集会の益を伝えている人,集会や大会のテープを共に聞いたり貸したりして内容を伝えている人,会衆の長老に紹介して会衆に親しむように助けている人,できるだけ早くベテルの見学を計画している人などもいます。わたしたちもできるだけの工夫をして,研究生が会衆に交わるよう助けましょう。

20 どの分野でも言えることですが,なされた提案をそのとおり行なうことは良い結果につながります。中学生との家庭聖書研究を司会している高校1年生の姉妹は,「王国宣教」の提案どおり「二十世紀におけるエホバの証人」のブロシュアーを用いて集会の様子や内容について話し,1982年11月号「王国宣教」の提案に従い,集会が行なわれていない日に研究生を王国会館に連れて行って見せました。そのようにして進歩的に家庭聖書研究を司会しています。

研究生の真の友になる

21 大勢の人を献身とバプテスマにまで導いた奉仕者たちのほとんどは,自分の側の努力として特に何が役立ったかという質問に対し,研究生の真の友になったことを挙げています。

「研究のあと,お茶を飲みながら研究生の話をよく聴くことにしています。大変興味を持って聴きます。信頼される良い友達になるよう努力しています」。

「研究以外の日に届くよう手紙を出します。このことは,親しみを増すとともに,個人的に関心を持っていることを伝えるため,信頼していただくために役立ちます」。

「病気の時にはめざとく訪問して食事を作ってあげたり,それ以外の時でも食事に招待したりして気遣いを示すよう努力しました」。

「まだ研究が始まって間もないころや,決定するのにぐらついている時,き然とした態度で聖書の原則を共に調べながら引っ張ってあげます。それから研究生が歩み始めることが多々ありました」。

「積極的な見方を保ち,研究生が思ったより進歩していないと分かったり人間的な弱点に気づいたりする時,それをあまりに重大な事柄として取り上げ,互いに気落ちしてしまうより,研究生の努力した点をほめて励ますようにしています」。

22 使徒パウロの次の勧めの言葉に従うことにより,研究生の真の友としてその進歩を助けましょう。「だれでもみ言葉を口頭で教えられている人は,そうした口頭の教えを与えている人と共にすべての良い事にあずかりなさい」― ガラテア 6:6。

会衆として

23 多くの会衆で非常に産出的な奉仕がなされていますが,因習の強い地方において,最近の巡回大会で17名もの人々がバプテスマを受けたある会衆の長老に会衆として払われている努力について尋ねてみましょう。

研究が効果的に司会されるようどんな事柄が会衆で行なわれていますか。

「伝道者の一人一人が研究生を大切にします。また自らがまず良い準備を行ない,役立つ情報交換なども行なっています。効果的な質問や例え,組織の話などの点で,忠実で思慮深い奴隷級の出版物を徹底して研究し,当てはめるように努力します。基本的に,人をもはや恐れないように備えさせています。この勇気ある見方が集会の定期性や伝道の定期性に貢献しています」。

研究生がさまざまな問題を克服するため,どんな援助が与えられていますか。

「早目に研究生の問題に気づくようにし,ある場合には問題が起こる前に,対処できるだけの力と,克服しなければならない理由を徹底して知らせます。できる時にはいつでも会衆が一致してその人に必要なことは何であれ協力したり備えたりします」。

産出的な奉仕に結びつく他の事柄として長老たちは何を観察していますか。

「会衆の子供たちの中に取りこぼしがないようにまず気を配ります。そのため絶えず励ましのある目標を前に置いてあげます。長老が親と子供を訪問して,確実にバプテスマに至るように援助しています。……因習が強く,なかなか研究生は見つかりませんが,しかし一人一人を大切にし,確実に進歩させていくように努力し,そのために長老たちも会衆もできる事は何でもためらわずに行なうように協力しています。こうした利他的な援助のため,新しい人たちは多くの場合約1年でバプテスマへと向かっています」。

24 統治体から与えられた三つの目標に加えて,日本では今,教える業にすべての人があずかることが強調されていますが,各地からたいへん励みになる知らせが届いています。最近の巡回訪問中に,37人の奉仕者から成るある会衆では30件,93人の奉仕者から成る会衆では60件もの家庭聖書研究が取り決められました。わたしたちには,それら大勢の羊のような人々がキリストの弟子になるよう援助する大きな特権があるのです。

25 それでは会衆としても個人としても,教えの術を尽くして教えていきましょう。そのために,出版物を通してのものであれ仲間の奉仕者を通してのものであれ,役立つ提案をすべて用いましょう。1984年8月1日号と11月1日号「ものみの塔」の研究記事を通して与えられた教えるための具体的な提案に対する感謝の言葉が数多く寄せられています。皆さんすべてが直接的にも間接的にも弟子を作る業に貢献し,喜びを得てゆかれますように。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする