質問箱
● 街路伝道を行なうのに許可を必要としない状況がありますか。
ある人は,許可を必要としない状況があれば,都合の良い時間に街路での業にあずかりたいと考えるかもしれません。
街路伝道で許可が求められるのは,交通の頻繁な道路で,一定の場所を占めつつ印刷物の配布を行なう場合です。言い換えれば,人や車の往来がそれほど頻繁でなくて通行の妨げとならないことが明らかな場合,あるいは移動しながら行なう場合,許可を求める必要はありません。
例えば,ある奉仕者は,都合の良い時間に街路に出かけ,ゆっくり歩いている人,バスを待っている人,ベンチや車の中で腰を降ろしている人などに次々と話しかけ,証言したり雑誌を提供したりしたいと思うかもしれません。奉仕の集合場所まで歩いて行く途中で会う人々に積極的に証言し,出版物を提供している人たちもいます。そのような場合に許可は必要でありません。
もちろん,駅前など人通りが極めて頻繁な場所で行なう場合や,会衆が取り決めて何か所かに一人か二人を配置して組織的に行なう場合には,当局の許可を求めることが賢明でしょう。いずれにしてもその地域の状況や証言方法を考慮し,「道理」にかなった判断を下すべきでしょう。―テトス 3:1,2。