良いたよりを伝える ― 頻繁に奉仕されている区域で
1 皆さんの区域はどれほどの頻度で奉仕されていますか。区域が頻繁に網羅されているなら,あなたは特に祝福されています。なぜでしょうか。なぜなら,区域を頻繁に奉仕している会衆には急速な成長の見られることが多いからです。多くの大都市にある会衆についても同じことが言えます。
2 毎週網羅されている区域で奉仕していた時,一人の兄弟はある女性に会いましたが,その女性はエホバの証人に一度も会ったことがなかったと言いました。彼女は喜んで文書を求め,自分を見いだしてくれた人がいたことを喜びました。ですから,そうした区域にも良いたよりを聞く機会のなかった人々がまだいるのです。(ペテロ第二 3:9後半と比較。)頻繁に奉仕されている区域を徹底的に網羅することこそ,羊のような人々を探し出す上で重要なことなのです。―マタイ 10:11。
挑戦に立ち向かう
3 区域が頻繁に奉仕されている所では,正確な家から家の記録を保つことが肝要です。別の区域が入手できない時にも各群れが野外で活発に働き続けられるようにするため,留守宅のリストを用いることができます。一日の早い時間に家にいない人々に達するようにするため,晩の証言の時間を用いてみるのはいかがですか。日中や週末家にいない人々は,晩の時間に家でゆっくりしていることが多いということを思いに留めてください。
4 一つの「会話するための話題」を用いている期間中に同じ区域を何度も網羅するようなら,自分の紹介の言葉を変えてみるのは有益です。「論じる」の本の9ページから15ページに,ふさわしい紹介の言葉を見いだすことができるでしょう。野外で出会う人々と会話を始める一助として,これらの紹介の言葉を用いてください。―箴言 1:5。
5 紹介の言葉に変化をつけるもう一つの方法は,パンフレットを提供することです。パンフレットの中の論点を,「会話するための話題」に結びつけてください。また,話題となっている最近の出来事を用いてください。そうした事柄について質問するなら,家の人の思考は鼓舞され,そのようにして優れた話し合いのための土台が据えられます。
すべての人に証言しなさい
6 あなたは奉仕時間の約50%を再訪問と教える業に費やしていますか。関心を示した人々の家から家の記録を別に保っておくなら,区域を持っている人に留守宅の記録を渡すことができます。文書を受け取ったすべての人,および王国の音信に関心を示した他のいかなる人をも必ず速やかに再訪問してください。
7 証言をするすべての機会に目ざとくあるなら,良いたよりを携えて一層大勢の人に達することができるでしょう。例えば,区域で奉仕している際,わたしたちは家やアパートから出かけようとしている人をよく見かけます。可能でふさわしければどこでも,雑誌かパンフレットを手短に提供してみるのはいかがですか。
8 毎週奉仕されているような区域にも,わたしたちが接触しようと何度も努力してきてもまだ見いだされていない正直な心の持ち主がいる可能性が十分にあるということを思いに留めてください。また,以前に同じ戸口を訪問したことがあるとしても,今度は別の人に会うかもしれないのです。それゆえ,使徒たちのように,割り当てられた区域において徹底的に証しをすることにいたしましょう。―使徒 8:14,25; 20:20,21。