大いなるバビロンから逃れるよう心の正直な人々を助けなさい
1 今の時代について考えると,啓示 18章4節に記録されている強力な警告はますます緊急感を増し加えていると言わねばなりません。大いなるバビロンの真の実体に関するあらゆる疑問は取り払われました。大いなるバビロンは,神の「女」の胤と戦うためにサタンが用いている偽りの宗教の世界帝国であることが明白に暴露されています。
2 大いなるバビロンの中に留まっているなら,その罪にあずかることになります。しかし,単に偽りの宗教から離れる以上のことが求められます。真の崇拝に無関心でありながら,同時にエホバの祝福を期待することなど,だれにもできないのです。バビロンから逃れる人々は神の言葉を研究し,良いたよりを宣明する業に加わり,献身してバプテスマを受けた神の僕にならねばなりません。
3 3月22日の記念式に出席したすべての人は,バビロンから出て全く献身したエホバの僕になることの緊急性を自覚しているでしょうか。わたしたちは,エホバの側に立つよう優柔不断な人すべてを助けねばなりません。(ヤコブ 1:8; 4:8)4月号と5月号の「ものみの塔」の強烈な記事をそれらの人々に配布する特別な努力を払ってください。残された時が少なくなっているゆえ,自分の立場を今定めることが緊急に必要であるということを認識するよう助けてください。―マタイ 12:30。
新しい人々を助けなさい
4 記念式の祝いがまだ記憶に新しいですから,4月は,新しい人々を助ける絶好の時です。野外宣教にあずかることがイエスの犠牲に対するふさわしい敬意を示す一つの優れた方法であることを認識するよう助けるのです。そうです,それはエホバとみ子イエスがわたしたちのためにしてくださったことに対する感謝の程を実証するのに必要不可欠な方法なのです。
5 あなたは研究生を野外宣教に備えさせることを念頭に置いて家庭聖書研究を司会していますか。クリスチャンとしてのこの責任に対する認識を培うためには,漸進的な助けと励ましが必要です。研究生に野外奉仕の重要性を説明し,その行ない方を示してください。この面で『ご意志を行なう証人』のブロシュアーが役立つことに気づかれるでしょう。
要求を満たす
6 聖書研究生が実質の伴った進歩を遂げ,マタイ 24章14節の成就にあずかりたいとの願いを示すなら,「奉仕の務め」の本の98ページから100ページに述べられている事柄を吟味するのは有益です。その人は「真理の言葉を正しく扱う」者としてふさわしい資格を有しているべきです。(テモテ第二 2:15)長老たちが正式に認めるまでは,野外奉仕に共に出かけるよう招待しないでください。研究生が聖書的な要求や組織の要求を満たしていると思えるなら,その人の進歩につき主宰監督に知らせてください。4月に長老たちがあなたの研究生に会い,野外奉仕にあずかることを正式に認めるなら,「ものみの塔」の予約の提供方法を教え,家から家での宣教の訓練を始めてください。―「ものみの塔」1988年11月15日号16,17ページ,7-10節参照。
7 大いなるバビロンは正に完全な滅びへと向かって進んでいます。それが生じる前に,大いなるバビロンの束縛から逃れてエホバの組織に入って来るよう心の正直な人々を助けることが必要です。幾百万もの人々はすでに助けを得てそうしてきました。エホバのご意志であれば,区域内の心の正直な人々を見いだし世話するわたしたちの熱意のこもった努力は祝福を受け,バビロンから逃げ去るようさらに大勢の人々を助けることができるでしょう。―エレミヤ 50:8。