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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2023
塔研23 12月号 14–17ページ
3人の兄弟がレストランで食事をしている。2人はお酒を飲んでいるが,1人は飲んでいない。ウエートレスが飲み物の注文を取りに来ている。お酒を飲んでいない兄弟は丁寧に断っている。お酒を飲んでいる1人の兄弟はもう1杯注文している。

飲酒についてエホバと同じ見方をする

あなたは,エホバがいろいろな贈り物を与えてくれていることや,それをどのように楽しむかを自分で決められるようにしてくれていることに感謝していることでしょう。聖書によると,ぶどう酒もエホバからの贈り物です。こうあります。「パンは人を笑顔にし,ぶどう酒は人生を楽しいものにする」。(伝 10:19。詩 104:15)でも,お酒が原因で問題を抱える人たちもいます。さらに,お酒についての意見や基準は,国や文化によってさまざまです。では,クリスチャンはどうすれば飲酒について良い決定をすることができるでしょうか。

育った環境や住んでいる場所に関係なく,エホバの見方に合わせて考え,決定することが大切です。そうするなら,必ず私たちのためになります。

お酒をたくさん飲むことが習慣になっている人は少なくありません。気分が良くなるので飲む人もいれば,問題を忘れるために飲む人もいます。場所によっては,お酒をたくさん飲める人がかっこいいとか一人前だと見られます。

でも,創造者であるエホバは私たちのことを気に掛け,良いアドバイスを与えてくれています。例えば,飲み過ぎるとどんな良くない結果になるかを教えてくれています。格言 23章29-35節には,酒に酔った人がどうなるかが描かれています。a ヨーロッパで長老として奉仕しているダニエル兄弟は,クリスチャンになる前のことを振り返ってこう言っています。「飲み過ぎたせいで良くない決定をし,痛い目に遭いました。そのことを思い出すと,今でもつらい気持ちになります」。

私たちがお酒の飲み過ぎに関わる問題を避け,良い決定をするのに何が助けになるでしょうか。エホバの見方に自分の考え方や行動を合わせることが大切です。

これから,飲酒について聖書にどんなことが書かれているか,ある人たちがお酒を飲む理由について考えましょう。

飲酒について聖書はどんなことを教えているか

聖書は,お酒を適度に楽しむことを禁じてはいません。ぶどう酒を飲むのは楽しいひとときになると書かれています。こうあります。「喜びながら食物を食べ,上機嫌でぶどう酒を飲みなさい」。(伝 9:7)イエスも,エホバに仕えた他の人たちも,ぶどう酒を飲みました。(マタ 26:27-29。ルカ 7:34。テモ一 5:23)

でも聖書では,お酒を楽しむことと飲み過ぎることがはっきりと区別されています。「酒に酔ってはなりません」と聖書には書かれています。(エフェ 5:18)さらに,「酩酊する人……が神の王国を授けられることはありません」ともあります。(コリ一 6:10)エホバは飲み過ぎや酩酊を禁じています。周りの人が当たり前のようにしていることに流されるのではなく,私たちはエホバに喜ばれる決定をしたいと思います。

中には,自分はたくさん飲んでも酔わないと思う人もいるかもしれません。でも,その考え方はとても危険です。聖書によると,「酒に溺れ」る人は重大な間違いをし,エホバとの絆を失ってしまうかもしれません。(テト 2:3。格 20:1)イエスも,「飲み過ぎ」ることが新しい世界に入れなくなる理由になり得ると警告しました。(ルカ 21:34-36)では,お酒を飲む時にはまりやすい落とし穴を避けるために,どんなことができるでしょうか。

動機や習慣を分析する

お酒を飲む量や頻度について,周りの人に影響されて決めるのは危険です。私たちは食べることや飲むことについても,エホバに喜ばれることを行いたいと思っています。聖書には,「食べるにしても,飲むにしても,ほかのどんなことをするにしても,全てのことを神の栄光のためにしましょう」と書かれています。(コリ一 10:31)どんな聖書の言葉が役立つでしょうか。幾つかの点を自己分析してみましょう。

周りに合わせるために飲んでいるだろうか。出エジプト記 23章2節には,「群衆に従ってはならない」と書かれています。イスラエル人は,エホバに喜ばれないことを行っている人たちに従わないようにと警告されていました。これは現代の私たちにも当てはまる良いアドバイスです。お酒について周りの人と同じような考え方や決定をするようになるなら,やがてエホバの基準に従わなくなり,エホバとの絆を失ってしまうかもしれません。(ロマ 12:2)

かっこよく見せようとして飲んでいるだろうか。ある文化圏ではお酒をたくさん飲むことはよくあることで,特に問題視はされていません。(ペテ一 4:3)では,聖書はどんな見方を教えているでしょうか。コリント第一 16章13節では次のように勧められています。「目を覚ましていましょう。信仰を持ってしっかり立ちましょう。勇敢に行動し,強い人になってください」。お酒を飲むと,強い人になれるのでしょうか。いいえ。それどころか,思考力や判断力が鈍り,愚かな行動をしてしまうこともあります。それで,お酒をたくさん飲むのはかっこいいこととはいえません。イザヤ 28章7節には,お酒のせいで堕落した人がよろめいたり,間違った判断をしたりするとあります。

正しいことを行うために必要な強さは,エホバが与えてくださるものです。本当に強い人は目を覚まし,信仰を持ってしっかり立つことができます。(詩 18:32)そのためには,危険に注意し,エホバとの友情を壊すようなことをきっぱり避ける必要があります。イエスは,地球で人間として生活していた時,勇気を持っていつでも正しいことを行ったので,多くの人から尊敬されました。

現実逃避のために飲んでいるだろうか。詩編作者はこう書きました。「心配事で圧倒されそうな時,あなた[エホバ]は私を安心させ,落ち着かせてくださった」。(詩 94:19)問題に押しつぶされそうになっているなら,お酒にではなくエホバに頼るようにしましょう。たくさん祈るなら,不安を和らげることができます。信頼できる兄弟姉妹にアドバイスを求めることも助けになります。お酒に頼って問題を解決しようとしても,うまくいくことはありません。正しいことをしようという決意が弱まってしまうからです。(ホセ 4:11)先ほど出てきたダニエル兄弟はこう言っています。「不安や罪悪感から解放されたくてお酒を飲みました。でも,問題はなくなるどころかどんどん増えていき,友達も失いました。自尊心はぼろぼろでした」。その後,兄弟はどうなったでしょうか。こう言っています。「自分に必要だったのはお酒ではなくエホバの助けだ,ということに気付きました。エホバのおかげで問題を乗り越えることができました」。希望がないように思える状況でも,エホバは私たちを必ず助けてくださいます。(フィリ 4:6,7。ペテ一 5:7)

姉妹が家で,近くにあるお酒のボトルに目をやりながら考えている。

時々お酒を飲んでいるなら,次の点を考えてみましょう。「家族や友達から,お酒の飲み方について心配されているだろうか」。もしそうなら,自分では気付いていなくても,飲み過ぎている可能性があります。「前より飲む量が増えているだろうか」。そうであれば,お酒に依存し始めているのかもしれません。「お酒を飲めない日が数日間でも続くと耐えられないだろうか」。もしそうなら,すでにお酒から抜け出せなくなっている可能性があります。その場合,克服するために専門家に相談する必要があるかもしれません。

飲酒によってこうした問題が起きる可能性を考えて,お酒を一切飲まないことにしているクリスチャンもいます。また,そもそも味が好きではないので飲まない人もいます。それで,一緒にいる誰かがお酒を飲まないことにするとしても,あれこれ言うのではなく,その人の決定を尊重するようにしましょう。

お酒をどれぐらい飲むかを決めておくのが助けになると感じている人もいます。また,お酒を飲む頻度を決めておくことも役立つかもしれません。例えば,1週間に1度とか,食事の時に適度に飲むといった具合です。飲むお酒の種類を決めている人もいます。ワインやビールは飲んでも,アルコール度数の高いものはほかの飲み物と割ったものであったとしても,飲まないかもしれません。はっきりと限度を決めておくなら,飲み過ぎないように守られます。クリスチャンとして成長した人は,他人の目を気にせず,自分の決めたルールを守り抜くことができるでしょう。

ほかの人の気持ちを考えることも大切です。ローマ 14章21節には,「肉を食べることやぶどう酒を飲むことなど,兄弟に過ちを犯させるような事柄は何も行わないのがよいでしょう」とあります。この言葉に沿って愛を示しましょう。例えば,お酒を飲むと嫌な気持ちになる人がいるかもしれないと思うなら,その時はお酒を飲まないことにできるかもしれません。そのようにして,ほかの人の気持ちを尊重し,自分ではなく人のためになることを優先できます。(コリ一 10:24)

さらに,クリスチャンはお酒に関して政府が定めている法律に従います。政府によっては年齢制限を定めていたり,お酒を飲んだ状態で運転したり機械を操作したりすることを禁じている場合があります。(ロマ 13:1-5)

エホバは私たちにたくさんの贈り物を与え,それを自由に楽しめるようにしてくださっています。私たちは,何を食べ,何を飲むかを自分で自由に決めることができます。では,この自由を天のお父さんエホバに喜んでもらえるような仕方で使い,エホバからの贈り物を大切にしていることを示していきましょう。

a 米国疾病対策予防センターの報告によると,お酒を飲み過ぎることは,殺人,自殺,性的暴行,家庭内暴力,流産,望まない妊娠,性感染症などの問題を引き起こすことが少なくないようです。

ほかの人の決定を尊重しましょう

クリスチャンであっても,人によって決定は異なります。状況をよく考えた上でお酒を適量飲む人もいれば,一切飲まないことにしている人もいます。お酒を飲む量や頻度を決めている人もいます。自分の決定についてほかの人に説明する義務はありません。一方,自分の決定をほかの人に押し付けるべきでもありませんし,ほかの人の決定についても,聖書の原則に反していない限りあれこれ言うべきでもありません。(ロマ 14:1-6)クリスチャンは平和と一致を大切にするということを忘れないようにしましょう。(ロマ 14:19)

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