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目ざめよ! 1970
目70 3/22 5–7ページ

結婚式よりも先を見なさい

その大切な段階に進む用意がほんとうにできていますか

十代の娘が近く花嫁になろうとしている家庭を想像してください。そこには少なからぬ興奮と不安とがあるでしょう。親は費用のことを気づかいながらも,無事にその大切な日を迎えようとして心をつくしています。娘は浮き浮きしたりふさぎ込んだりする気持ちをくり返しているかもしれません。自分の生がいに大きな変化が近づいていることを知っているのです。しかし,その変化がどれほど大きなものであるかをほんとうに知っているでしょうか。

一方,花むことなる若者がいます。彼もまだ十代の若者であり,近づく大切な日について同じように興奮しています。結婚式後の新家庭の計画も立てています。しかし今のところは結婚式のことで頭がいっぱいです。若いふたりはともに,他の人の結婚式に出たことがあり,その興奮と魅力を知っています。多くの人が贈り物を手にして集まり,自分たちを祝福してくれる様子がすでに見えるようです。

しかし,若いふたりはその大切な段階に進む準備がほんとうにできていますか。ふたりはほんとうにお互いを知っていますか。十代の若者どうしの愛について,一権威者はこう語ります。「どちらも初めは自分の相手を理想視する。最初の熱中だけで結婚すれば,やがてがく然とした事態を迎えることにもなろう」。自分たちの場合が,わずか数か月でさめてしまう子供じみた熱中でないことを確信できますか。

あなたは十代のわこうどかもしれません。そして,まだ結婚をしてはいなくても,結婚について考えておられるかもしれません。現実の問題をよく見,必要な準備や調整もせずに,結婚に飛び込むといったことを避けるなら,どんなにか賢明でしょう。結婚の生活に喜びと平安,そして安定した気持ちと満足感とがあることは確かです。しかし失敗に終わる場合もあるのです。あなたは失敗を避けたいと思っておられるでしょう。

考えるべき事柄

結婚に伴う問題について,あらかじめ慎重に考えるべきなのはなぜですか。クリスチャンにとって,結婚のきずなは不変のものだからです。神の前にあっては,配偶者の不貞というような場合でないかぎり,どんなことがあっても結婚を解消することは許されません。まさに,『死がわれらをわかつまで』のことばどおり,結婚する男女は厳しゅくな誓いをするのです。―マタイ 5:31,32。

それで,結婚の日の魅力のゆえに,その後に続く長い日々の問題を見失ってはなりません。結婚について考えている人すべては,この新しい生活のために自分は十分な備えをしているだろうか,その責任を果たす用意はできているだろうかと,まじめに自問すべきです。年若い未婚の男女は,自分の親が持つ務めを見守ることができます。夫は自分の家族を経済的にささえ,家の中の手入れに心を配っています。妻の務めは家庭の管理,つまり食事の準備,そうじ,洗たく,つくろい,そして子供の世話です。しかし,年若い男女は将来の準備として何を行なえますか。

自分と自分の妻,そして遠からず子供をも養うに足る職業もしくは仕事を持たない若者は,結婚の用意が十分にできていると言えますか。また若者は父親といっしょに働いて家の中の実際の仕事を習いましたか。年若い娘も母親の家事すべてをともに行なって,それに慣れ,同時に,聖書の箴言 31章に述べられる『賢い女』のすぐれた資質をいつも心にとめるべきです。娘はこれらのことを実際に行なっていますか。良い結婚生活とはうきうきした新婚気分が長く続くことではありません。むしろそれは落ち着いて満たされた共同の生活であり,双方が結婚生活の成功を目ざして,惜しみなく働いていなければなりません。

結婚生活の成功を目ざすなら,宗教が大切な要素となることを忘れてはなりません。神の求めておられることについて,夫婦の双方が一致した見方をしていないなら,どうして成功を期待できますか。何が正しく,何が真実であるかを子供に教える点で,どうして協調できますか。聖書は賢明にも,「不信者とつり合わないくびきをともにしてはならない」と勧めています。これは,生活上の導きとしてあなたがたよる聖書の教えを受け入れない人とともになってはならないという意味です。―コリント後 6:14,15,新。

夫または妻となる者が相手の宗教に対して寛容であるというだけでは不十分です。そのような寛容さを失わせる事態が容易に起きるからです。たとえば,家庭内の重要な事柄を決定するのはだれかといった問題が起きます。娘は自分が結婚しようとする若者の中に,自分の「かしら」としてあおぎ得る資質,また,いつも深く『敬う』に足る資質を見ることができますか。(エペソ 5:23,33)若者は自分の妻となる者の中に,常に柔順な資質を見いだせますか。その者は家庭内の指導という点で夫と競い合ったりしませんか。―ペテロ前 3:1。

早すぎた結婚が幻滅に終わる例は多いのです。結婚問題の専門家によると,「十代男女の結婚の3分の2は破たんに終わって」います。若い夫婦が,自分たちの場合は子供じみた熱中であったと後悔しても,まにあいません。自分たちは不つり合いだったと思っても遅すぎるのです。結婚まえ十分に先を見通し,夫また妻としての務めをよくわきまえておけばよかったと思っても,すでに遅いのです。激情を押えず,性急に行動した結果です。

性の衝動についてはどうか

人にそなわる性的な衝動が配偶者を求めるべき時を知らせるのだと考える人がいます。それは動物の場合にあてはまるかもしれません。しかし人間は動物よりすぐれており,またすぐれているべきです。理知のある人間は,自分の行動および生活を性の衝動にゆだねるべきでないことを知っています。確かに,感覚はわたしたちの生活において重要な要素となっています。しかし,自らの福祉のためには,理知が感覚を制御し,また抑制すべきです。人々が自分のしたいと感ずることすべてを行なったとすれば,世界は今以上に混乱していたでしょう。

確かに,性の衝動は結婚に際して考慮すべき要素です。(コリント前 7:9)しかし,結婚の成功のために見落としてはならないことはほかにもあります。たとえば,十分な判断力が欠けているかもしれません。品質を調べないで買い物をすればどうなるかを考えてください。うわべはよく見えるかもしれません。しかし,質を調べてみると,よくない場合もあります。自分の相手はいつも不満をならす者であったという場合など,結婚後に自分が好まない点を見つけても遅すぎるのです。そのような事柄は今のうちに考えておかねばなりません。

『でも,この性的な衝動があまりに強い』と述べた人々がいます。しかし,それはなぜですか。性をたたえ,性を不当な地位にまで高めた本や映画を見ているためではありませんか。異性と過度に親しくし,危険なまでに欲情をかり立てているためではありませんか。年若い男女が,すぐに結婚しなければならないというような考えに取りつかれるのは,往々にしてこのような理由によります。

より賢明な道

配偶者の選択にかかわる事など,のちのちまで影響するような問題は,性急に決定しないほうがどんなにか賢明でしょう。まず,思春期を過ぎたのち,身体的にも,精神的にも,霊的にも独立した個人としてしばらくひとりで生活することが有益な経験となるのです。十代で結婚し,親の保護下から結婚へと直行する若い男女には,このような機会がありません。そうした若い男女は独身生活の真の姿を少しも経験できません。ただ知っているのは,自分の幸福や保護を配偶者や親に求めることだけです。

また,ある者と終生のちぎりを結ぶということの重大さも忘れてはなりません。関係した事柄すべてを十分に考慮しない性急な誓いはあまり効力がありません。箴言 29章20節は,「なんぢことばをつつしまざる人を見しや,彼よりはかへって愚なる者にのぞみあり」と述べています。

自分の結婚の相手となる人については,良い状況下だけでなく,悪い状況の下においても見守らねばなりません。それには時間がかかります。また,相手の親について知ることも有益です。結婚問題の助言者である一医師は,『娘は,婚約者の母親が料理を作り,その夫婦がともにいる様子を見ることによって,将来の夫が自分に何を期待するかをある程度判断できる』と語りました。同様に若者も,婚約者の母親を時間をかけて観察することにより,自分の婚約者が将来どんな妻になるかをある程度知ることができるでしょう。

それぞれの親が自分のむすこまたは娘の結婚相手について知るためにも時間がかかります。『それはあまり重要でない』と言う人がいるかもしれません。しかし,結婚生活がひとたび問題にぶつかる場合,結婚後まもない若い男女は,同情や助言,また事態をつくろうための助けをどこに求めるでしょうか。昔の場合のように親が子供の配偶者を決めることは少ないかもしれませんが,親は自分のたくわえた経験から有益な助言を差し伸べることができます。親が聖書のすぐれた原則に通じている場合は特にそうです。

結婚生活に飛び込む前にしばらく待つことの益を認めた男女は,異性との親密な交際および性を中心とした読み物や映画から遠ざかっていなければなりません。かわって,徳を高める読書や交際を習慣とすべきです。

こうしてより賢明な道に従うなら数多くの益があります。あなたの生がいはより堅実なものとなるでしょう,あなたは愛情や結婚に関する重要な問題をより冷静に,また,より明確に考えられるようになります。結婚式よりも先を見て,夫または妻としての務めを果たす準備をできます。そして神の豊かな祝福を受けつつ永続する幸福な結婚生活の道をよりしっかりと進むことができます。

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