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目ざめよ! 1971
目71 9/8 17–19ページ

泳ぎを習得する

泳ぎは習得するのに相当の努力を要する一種の技術です。しかし,それは水上スキー・波のり・ダイビングを含む数多くの楽しみへのとびらを開きます。また泳ぎは一番良い運動にもなります。さらに泳ぎができれば水中でも自由がきくようになりますから,命拾いをすることさえあるかもしれません。

あなたは泳ぎ方を知っていますか。あなたのお子さんはいかがですか? 泳ぎ方を知る価値を証明するものにクリスチャン使徒パウロの船旅の例があります。嵐のために船がマルタ島の沖合いで座礁し,壊体しはじめました。泳ぎ方を知っていた人々は水に飛び込み,無事に陸へ泳ぎ着いたのです。あなたならそうすることができましたか。泳ぎ方を知っていれば,今日でも同様の非常事態に対処できます。―使行 27:42-44。

方法と気構え

人に泳ぎを教える方法は,沈みたくなければ泳ぎなさいとばかり深い水に突き落とすことだとある人は考えています。しかし,これは恐ろしい経験となるかもしれません。そうした方法で泳ぎを教えられた人が水を楽しむことはめったになく,水をこわがるようになることさえありえます。泳ぎを習得するには,一歩一歩前進するプログラムに従い,そうした経験をしないですむ方法がはるかにすぐれています。

事実,技術を会得すること自体ではなく,水に対する恐怖心が泳ぎを習得する際のおもな障害です。人体はもともと浮力を備えており浮かんでいられますから,泳ぐのは実際たいへんやさしいことです。泳ぎは,からだを動かしつづけるために腕と脚をペダルのように使うだけのことです。

しかし,もしある人が水をこわがっていたらどうしますか。そうした人を嘲笑したり,じれったそうに扱ったりすべきではありません。むしろ,泳ぎはかんたんに学べるのだという自信をその人に持たせる努力をすべきです。泳ぐのに必要な動作は単純であり,からだは力をぬけば沈まないことを理解するよう助けなければなりません。泳ぎのプログラムの各段階を失敗させないような仕方で手ほどきすることに努めてください。

準備段階

プールや他の水のある場所で水泳を教える前に準備できることがいくつかあります。子どもは,息をとめてから吐く練習をすることができます。これはたいへん初歩的に聞こえるかもしれませんが,以前やった経験のない子どもの場合には練習が必要でしょう。

子どもはからだに水をかけてぬらす,特に顔をぬらす練習もできます。これになれることはたいせつです。もう一つ,水中で息をとめることができるようにしておくのもたいせつです。フロで,あるいは水をいれた洗面器を使ってでも練習できるでしょう。たとえこうしたささいなことでもできるようになったら,それを当然だと考えないで,子どもがじょうずにするときはほめてください。

次に,水中で息を吐く練習をします。口から息を吐かせるのです。そうしているかどうかは,アワが出るか出ないかを見ればわかります。子どもはこの練習を楽しむようになり,自分がモーターボートのつもりになってはしゃぐかもしれません。それから口を閉じて鼻から息を出させます。しかしその前に,空中で鼻から息を吐く練習をさせてください。そうでないと,顔が水中にある間,息を吐く代わりに本能的に吸い込んでしまうかもしれません。そうすると水が鼻にはいって痛い思いをします。

しかし,たとえどんなことがあっても,子どもに無意味な恐怖心をいだかせないように注意してください。「私は一度おぼれそうになった」とか,「私は水がこわくてたまらなかった」などと言うと,子どもはきまって恐怖心をいだくようになるものです。泳ぐのがたいへん楽しいことであることを理解させるようつとめて努力を払ってください。

プールで

フロにはいったり,水中に頭をつけたりすることはそれほどむづかしくなくても,大量の水を見てこわがる子どもがいます。子どもの手を引き,気持ちがいいよと言って安心させながら,水の中に導き入れてください。水温が28度から30度ぐらいの暖かさなら,子どもはたいへん楽しむことでしょう。

忍耐を示し,励ましを与えるなら,たとえおくびょうな子どもでもやがて水の中で歩きまわったり水をあびたりするのを喜ぶようになります。フロおけでしたように,水中に顔をつけたまま息を吐かせます。泳ぎを習得する際,この段階を見くびってはなりません。水になれ,全身水にぬれるのを恐れないことはたいへん肝要です。

泳ぎを習ううえでもう一つたいせつな段階は,リズムをつけて呼吸する技術をマスターすることです。これを学ぶ一番良い方法の一つは頭を水にひょいとつけることです。練習する人にあなたの手かプールの端をつかませます。それから,深く息を吸ってそのまま水中にもぐり,鼻から息を出し,そのあと顔をあげます。「深く息をすって,もぐりなさい,息を吐き出しなさい,顔をあげて息を吸いなさい」というあなたの指示どおり,ゆっくりとそれをさせてください。

あるいは,あなたもいっしょに加わり,それをゲームにすることができます。胸までの深さの水の中でお互いに向きあって立ち,腕を伸ばして手をにぎります。シーソーのような動きで,交互に水中にもぐります。顔を上げたときに深く息を吸い,水中で吐くことを思い出させてください。

頭を水中にはじめてつけた人はきまって目を閉じます。しかし,目をあけるのになれることはたいせつです。一つには,そうすると水に対するいくらかの恐怖を取り除いたり軽くしたりできるからです。また後になって泳ぎを習得したとき,自分がどこへ行こうとしているのかがわかれば,他の人々の安全だけでなく自分の安全にもなります。

この技術もゲームをしながら学んでください。ふたりとももぐって水中で握手します。または指を数本つかんでもよいでしょう。相手の人にあなたの指の数を数えさせ,ふたりが水から顔をあげたとき,何本の指を見せていたか言ってもらいます。もう一つたいへんおもしろいゲームがあります。だいたい胸まで水のくるところで底までもぐり,色をつけた石や貝また硬貨を拾うのです。

こうしたことができたときには,良く進歩したことをほめてあげなさい。これで泳ぐ直前のたいせつな準備段階にはいる用意ができたわけです。

浮かぶことを学ぶ

その段階とは浮かぶことです。最初にいわゆる“あおむけ浮き身”を試みてください。胸の高さぐらいの水中に立った練習生に,あごが水面につくまでひざをまげるよう命じます。次いで深く息を吸わせ,前にかがんでひざをかかえながらそのひざを胸までもってこさせます。そうすれば,コルクのように水面にあおむけになって浮かぶはずです。これは最初に学ぶとよい浮き身です。なぜならこれができると,伏浮から戻って足で立つ仕方がわかるからです。

伏浮は水中で手足を伸ばしてうつぶせになるだけのことです。この姿勢ができるようにするために,練習生を腰の位置よりもやや高い深さの水に立たせ,腕をまっすぐ伸ばしたまま前にかがみ,水中でうつぶせになるよう命じます。足は後方で水面の位置にこなければなりません。ひざを胸までもってこさせ,ふたたび立たせます。

伏浮を習得するのはたいせつです。なぜならうつぶせの泳ぐ姿勢をしても沈まないことが練習生にわかるからです。また,浮力のあるからだを腕と脚の運動で前進させさえすれば泳げるようになることがこれではっきりします。しかし,そうした運動を試みる前に,練習生にうつぶせになったまま前進することを教えます。

腰の位置ぐらいの深さの水に,プールの壁を背にして立たせます。腕を水面に平行に伸ばし,一方の脚を曲げて足を壁に当てさせます。それから深く息を吸って顔を水につけ,壁に当てた足を使って静かにからだを押し出すよう命じます。指先から足のつま先までまっすぐ伸びた姿勢で水の上をすべらなければなりません。はずみがなくなったら,ふたたび立たせます。

こうした一歩一歩前進するプログラムに従ってこの点までの各手順をマスターしてきた人は,泳ぎ方そのものに取り組む準備ができたことになります。

目標に達する

最初に脚の動きを練習します。練習生に伏浮の姿勢を取らせてください。その際プールの壁をつかんでもかまいませんし,あなたが練習生のおなかの下に手をあてがってささえてあげてください。こんどは,脚をもものところから上下にばたばたとけるように命じます。あなたが練習生をささえている場合,こうすると水の中を前進しはじめるでしょう。これができたら練習生を大いにほめてください。泳げるようになるまでもう一歩です。

次に必要なのは腕の動きです。子どもは,今までに見てきたたいていの泳ぎ手がしているように,自分も腕を水の上にあげたいと思うかもしれません。しかし,最初は,水中で腕を引くように指示してください。

もう一度あなたの腕を練習生のおなかの下にあてがってささえながら,同様の伏浮の姿勢を取らせます。まず一方の腕,それから他方の腕を伸ばすように命じてください。腕は,犬が泳ぐとき脚を動かすのとまったく同じ仕方で動かすべきです。一方の腕を伸ばしていれる間に他方は下に掻いてもどします。

これはからだを前進させるために脚でけることと腕でかくことを同時に行なっているにすぎません。練習生にこれができれば,その人はれっきとした泳ぎ手です。基本的な泳法である,いわゆる「犬かき」をしているのです。

当然ながら,良い泳ぎ手になるには学ぶことがまだたくさんあります。やがて腕を大きく掻くようになり,ついには水の上に腕を伸ばせばスピードが出ることにも気づくでしょう。そうなると,最も早くて,一番人気のあるクロール泳法を始めているのです。しかし,クロールをじょうずにするには,腕と脚の動きに合わせて,正しく呼吸することを学ぶ必要があります。これらすべてに必要なのは一にも二にも練習です。しかし,泳ぎ方を知っていると,活動的な楽しい時が過ごせるだけでなく,自分の命を救うこともあるのです。

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