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目ざめよ! 1980
目80 6/22 6–8ページ

死を克服しようとする人々

ほとんどの人は,死ですべてが終わるという考えを受け入れ難く思います。多くの人は,死後も意識のある生命が生き続けるという考えのほうを信じたがります。

科学者の多くはそのようなことを信じないかもしれません。それでも,死という現実に直面すると,人間の命を延ばす“科学的な”方法を模索します。聖書の述べるとおり,「定めのない時……[が]彼らの心の中に[ある]」のです。―伝道 3:11,新。

科学の目指すところ

生命の本質と生きた細胞の構造とを明らかにするため,相当量の研究が行なわれてきました。人間の生きた細胞を使って行なわれた実験の結果,条件が良ければ,そうした細胞は定めなくいつまでも生き続けることが示されました。別の研究の示すところによると,どんな生き物の場合であれ,ほとんど,どの細胞のDNAにもその生物の組織全体を造り上げるための情報が組み込まれています。

この点を基にして,生物学者たちは遺伝子の移植,すなわちクローニングの実験を行なっています。科学者の中には,遺伝的な病気を治療したり,寿命を延ばしたり,人間自身に著しい変化をもたらしたりするために,遺伝子の操作を活用できると考えている人もいます。

死を克服する可能性があるとして提唱されている学説はほかにもあります。脳の移植,仮死,蘇生について語る人もいます。人々は,死に際して,自分の体を急速冷凍して完全に保存することを考えてきました。そうした人たちは,将来,科学者が自分を生き返らせる方法を発見してくれるのではないかとの希望を抱いているのです。

実際に成し遂げられた事柄

寿命を延ばすことを目的とした学説とは対照的に,医学的な研究はある程度の目に見える成果を上げています。衛生状態の向上が一因となって,人々の平均余命は全般的に伸びています。幼児の死亡率は減少しました。

病気の治療法が改善されたおかげで,一昔前までは助かる見込みのなかった病気にかかっても,回復が可能になりました。医学面の技術が進歩した上に,人体組織に対する理解が深まった結果,40年前であれば不可能と考えられた手術も成功するようになりました。

こうして,幾百万もの人の平均余命は伸びているのです。しかし,人類の総体的な寿命は延びていません。生活水準の最も高い国でさえ,平均寿命は70歳ないし80歳ぐらいです。3,000年以上も昔に,聖書は次のように述べています。「わたしたちの年の月日は七十年,特別の勢いによっても八十年です。しかも付きまとうのは難儀(です)」。この言葉は今日でも真実です。―詩 90:10,新。

死を克服することを意図した伝承

しかし,人々は様々な方法でその現実の影響を和らげようとしてきました。人間の霊魂不滅説,霊界で生き続けること,天へ行くことなどについて考える人は少なくありません。

ほとんどの宗教はこうした信念を助長しています。キリスト教世界の諸教会は,魂が霊の領域で生き続けるという教理を,自分たちの信仰の中心とみなしています。工業国の中にはこの信念が地歩を失いつつある国もありますが,中南米,アフリカ,東洋などでは,この信念が非常に根強いものになっています。

例えば,ブラジルは名目上カトリックの国になっており,人々は一般に,天国,煉獄,地獄など死後の命に関してカトリック的な考えを抱いています。しかし,アフリカの宗教やヨーロッパの心霊術の影響も見られます。諸教会に置かれている偶像は,霊界へ行って生き続けている“聖者たち”を表わしているとされています。ブードゥー教の霊媒はアフリカの神々や先祖たちの霊に取りつかれていると信じられています。また,先祖の霊と関係のある呪物,偶像,お守りなどがアフリカの至る所に見られます。

人々の支払う代価

伝承に固執することによって死を克服しようとするこうした努力のいずれを取っても,代価が求められるということは注目に値します。それが金銭で支払われる代価の場合もあれば,恐れという形で支払われる場合もあります。

例えば,キリスト教世界で教えられる霊魂不滅の教理には地獄の火に対する恐れが伴います。また,煉獄を信じる人々は,愛する人たちの魂が煉獄から解放されるように祈りを捧げなければならないと教えられます。言うまでもなく,そのような祈りを捧げてもらいたいと思う人にはお金を支払うことが求められます。

北トランスバール(アフリカ)で人が死ぬと,親族はまじない師に相談します。ここでもやはり代金が求められます。まじない師は生者と死者の間を取り持つ仲介者とみなされています。死者は神々の国へ行っており,生前にはとても与えられなかったような栄誉を受けている,と信じられています。死者には生きている人を損なう力があるという信仰があるので,死者は大いに恐れられています。ですから,埋葬の日には死者をなだめるために,特別なごちそうの席が設けられます。

南アフリカのズールー族は,死者が生きている者を保護し,助けることができると信じています。死者の好意を受けるために,供え物が定期的に捧げられます。

昔,アフリカ各地に見られたそのような信仰の結果,人間の犠牲を捧げる風習が生まれました。王や首長が死ぬと,霊の領域でその人に仕えるという名目で,その召使いたちが一緒に葬られました。同様の理由で,ガーナでは今でも,お金や衣服,その他の物品が死者と共に埋葬されることがあります。

モントリオールの聖ヨセフのカトリック礼拝堂では,帰依者たちが長時間消えないロウソクをともすのにお金を使っています。その人たちは,それらのロウソクが煉獄にいる魂の助けになると信じているのです。

確かに,人々は死を克服するために,代価を払って努力しています。しかし,それは必要なことなのでしょうか。本当に満足のゆく答えを得るには,死とは何かについて聖書そのものの述べるところを知らねばなりません。

[6ページの図版]

らせん構造を持つDNA分子

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