読者の声
カトリック教会に対する批判
「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌をかなりよく読んでおります。そしてこれまでずっと,皆さんの誠実さと高潔な精神には感銘を受けてきました。この気持ちは今も変わりません。しかしながらほぼ毎号にわたって,私が属するカトリック教会を批判する,あるいは批判をにおわせるような記事が載っています。その批判は多くの場合当たっていません。その一例は,「法王は不謬か」という主題の付いたものです。ローマ 3章9,10節は法王の不謬性について述べたものではありません。カトリック教会は法王の不謬性ゆえに,法王は罪がないと教えている,ないしはそうほのめかしているという一般に受け入れられている偏見を定着させるのは,ひどく公正さを欠いたことです。
E・H 英国
わたしたちは公正と客観性を期したいと思っています。わたしたちは,カトリック教会が法王には罪がないということを教えていると言おうとしたのではなく,ローマ 3章9,10節にすべての人間が罪人であると記されていることを指摘したに過ぎません。法王の不謬性に関するカトリックの公式見解によれば,法王が「『自分の使徒的な最高の権威に従って,信仰や道徳に関する教理を教会全体が守らねばならないと規定する』[とき],『教会の一致の中心』としての特別な役割にふさわしい聖霊の援助により,その教えは不謬なものとなる」とされています。―新カトリック百科事典,第7巻,497ページ ― 編集者。
火事の際の心得
最近私は1冊の「目ざめよ!」誌を読んでいて,「火事場で逃げ場を失わないように!」と題する記事を見付け,この話から多くのことを学べるように感じています。私は,これから行なわれる消防署のゼミナールの調整者として,消防の仕事に関係する人は皆この話の載った雑誌に感謝するのではないかと思います。それで出席者に配るため300冊を注文いたします。
J・F 米国ペンシルバニア州
性の“らい病”
「目ざめよ!」誌の,「性の“らい病”」という見出しの記事に不審な点があります。知り合いの若い未婚の女性が局部の疱疹にかかりました。その病気は性病ではないと医師も保証しています。私の幼い娘も,1歳のころ,局部に突然その疱疹ができました。ですから,それが不義の性行為で生じたものでないことは明らかです。
R・E 米国テネシー州
わたしたちが申し上げたのは,局部の疱疹は通常,性交によって伝染するが,いつもそうだとは限らないということでした。「診断と治療に関するマークの便覧」と題する本は,局部疱疹を,性関係を持つことによって伝染する病気として挙げ,こう述べています。「それは,中程度の伝染性を持ち,通常は性交によって広がってゆく」― 編集者。