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目ざめよ! 1984
目84 4/8 29–31ページ

世界展望

麻薬による利益

● 「世界的に見られる景気後退のため,幾百万という人々が仕事や家を失い,飢えてさえいる」というのに,麻薬の密売による国際収益は今や1兆㌦(約240兆円)を超えた,とトロント・スター紙の一記事は伝えている。一体どこからそういう金が出るのか,当局者は説明に困っている。「経済ではその説明はつかないが,一つのことは確かである。つまり,いつでも余分の金はあるということだ」と,ワシントンの米国麻薬取締局のテッド・スウィフトは言う。

その記事によると,麻薬の売買は「過去10年で社会のあらゆる階層に浸透し,1980年代になってエスカレートした」。自分の麻薬代をかせぐのを目的にして商いをする人もいれば,莫大な利益が上がることに魅了される人もいる。さらに,「名前と縁故関係に隠れて」裕福な人々が行なう「上流社会」の売買もある。巨大な利益は「生産の鎖の始めではなく終わりにあるのである」とスター紙は述べている。麻薬となる植物を栽培している第三世界の農民は今なお最低の水準で生活している。都市,それも特に西欧諸国の都市において,麻薬は何倍にも薄められ,なおかつ大幅に値上がりしている。例えば,2ないし10%の純度のヘロインに,「4分の1㌘で200㌦(約4万8,000円),1オンスで1万2,000㌦(約288万円)」の値が付く。

温暖になってゆく地球

● 米国環境保護庁は,「全地球的な温室効果による温暖化」が1990年代に始まるとする報告書を発表した。ニューヨーク・タイムズ紙によると,「この報告書は,『温室効果』が理論上の問題ではなく,数年以内に最初の影響が出る脅威であることを示す,連邦政府による最初の警告である」。地球全体の平均気温は2040年までに摂氏2度,2100年までに摂氏5度上昇すると推測されている。南北両極地で予想される気温のいっそうの上昇は,極地の氷を急速に解かす結果をもたらす可能性がある。

この温暖化の傾向は,日光に地球を暖めさせながら,熱の逃げるのを防ぐ炭酸ガスが大気中に蓄積された結果生じたものである。それは,「食糧生産の崩壊と,沿岸部における水位の非常な上昇を伴う,天候のパターンの大変化」をもたらすものと考えられている。環境保護庁の報告は,この「脅威」に対しては「緊急感」をもって当たらなければならないと述べている。

その三日後,全米科学アカデミーは,温暖化傾向が不可避的なものであり,「憂慮の種」であるという主旨の報告書を提出した。しかし同アカデミーの陳述は,対処する時間は十分にあり,対処する方法も幾つかあると主張している。「同アカデミーの論調には緊急感があまりなく,最近の報告では,より綿密な調査の必要性が強調されている」とタイムズ紙は述べている。

失われてゆく子供らしさ

● 「子供らしさの概念が,驚くほどの速さで失われつつある。子供と大人を分ける線は急速にむしばまれつつある」と,ニューヨーク大学のニール・ポストマン教授は述べている。この米国の社会学者によると,「子供に備わっている魅力,教えやすさ,無邪気さ,好奇心」などは侵されており,「大人まがいのあまりよくないもの」へと変えられている。変化は子供の服装にも見られる。「子供たちは今非常に物質主義的になっており,何よりも流行に非常に深い関心を持っている」と英国のある学校の女性校長は述べている。「彼らは非常に洗練された服装で学校に来る。12歳の幼い少女が化粧をしているのである」。理由が何であろうと,「考慮しなければならない否定し難い身体的な要素が一つある。子供たちは確かに以前よりも早く,過去120年について言えば10年につき平均4か月ずつ早く思春期に達している」とトロントのサンデー・スター紙の一記事は伝えている。

油を吸収するもの

● フランスの石油会社の代表者であるクロード・ジョルジュはこう語っている。「通常,海面に浮く普通の油膜,例えば中型タンカーの容量に相当する6万㌧の油が海のバクテリアに吸収されるには6ないし9か月かかる。我々は油を吸収するバクテリアを培養し,ある化学物質を作り上げた。それはそのバクテリアを強化し,より速く繁殖させ,空腹にならせる化学物質である」。イニポウル・イープ22と呼ばれるこの製品は,どんな油膜であろうとその80%をわずか四日間で消滅させると言われている。ところが,油膜の重量の1割もの量が必要とされ,1㌔当たり2.4㌦(約576円)かかるため,経費はすぐに幾億ドルにも達してしまう。油が除去される時にバクテリアはどうなるのだろうか。「そこが面白いところだが,バクテリアは共食いしてなくなってしまう」とジョルジュは述べている。

幸運が悲嘆を招く

● 16歳になる内気な高校生,エリック・デワイルドは大金持ちになったのにおびえている。この少年は6か月前,学校をずる休みしていた時にフロリダ東海岸鉄道の線路わきで宝石の入った袋を偶然に見つけた。2億4,000万円相当とされるこの宝石は,所有者の申し出があるまで警察に保管された。その間,この十代の孤児は,全世界の報道記者や宝石業者につきまとわれ,奇妙な電話に悩まされたり,脅かされたり,学校でからかわれたりあざけられたり,エンジン付き自転車に乗っている時に車にぶつけられたりした。警察の代表者であるトニー・アルダーソンは,「正直なところ,我々はこの子の安全を気遣っている」と述べた。この子とその同居者であるおばは,身を隠してしまった。

結婚は人を太らせる

● 結婚すると本当に体重は増えるものだろうか。「ウエイト・ウオッチャーズ」誌が1万5,000人の読者を対象に行なった調査は,肯定の答えを出している。結婚後13年で,妻は平均10㌔,夫は8㌔体重が増える。しかし,結婚をどう感じているかが相違をもたらす。不幸な結婚をしていると言った妻たちは平均25㌔太り過ぎだが,幸福な結婚をしていると考える人々は平均11㌔にとどまった。

本は人に影響を与える

● 「あなたの人生を最も大きく変えた本は何ですか」。これは,共にバージニア科学技術協会に属するジャーナリズムの教授,ゴードン・サバインと,英語の講師であるその妻パトリシア・サバインが,1,400人の有名無名のアメリカ人に投げ掛けた質問である。どの本が1位になっただろうか。聖書である。サバイン夫妻の著わした,「変化をもたらした本」の中に挙げられている165冊の本の中で,聖書は最もひんぱんに,15回も言及されていた。彼らは米国全土にわたってインタビューを行なった後,本が人々の個人的な生活に重大な影響を及ぼし得ることを発見した。サバイン夫妻は,読書の経験は非常に個人的なものであるため,「それは親友に似たものとなる」と述べ,こう付け加えた。「自我というものが次第に失われてゆく時にあって,本を読むということは,我々に残された数少ない真の個人的な行為の一つとなるのかもしれない」。

犯罪向けの服

● 「軽く快適。しかもおまけ付き ― 裏地は弾丸を通さぬほど強いのです。弾丸。弾丸を通さない服でお出掛けください。……この服があればあなたは生き延びます」と,デザイナーの名前が入った防弾服のテレビ・コマーシャルの語り手は述べている。このテレビ・コマーシャルを出した製造会社の代表であるルツ・ロムは,ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙上で,「昨年我々はアメリカの12の都市でコマーシャルを流したが,3週間で1万件の電話があった」と述べている。「我々は少なからず驚いた。こんなに大きな反応があるとは思いもよらなかった」。一般市民のための防弾服は,数多くの大都市の生活の質について何を物語るのだろうか。ニューヨーク市警の警部補,トマス・マクターナンは,「防弾服の着用を考えるほどに一般の人々が街路での犯罪を懸念しているというのは,非常に嘆かわしい事態である」と語っている。

ドイツ系アメリカ人

● ドイツ人は米国内で最も人数の多い民族である。国勢調査局の調査が示すところによると,アメリカ人の28.8%は,自分たちの家系の少なくとも一部をドイツ人にまでさかのぼることができる。300年以上の間にドイツ人は米国に移住し,その数は合計700万に達している。このようにドイツ人が大勢流入したことは,アメリカの文化に影響を与えている。「クリスマスの祝いという伝統をアメリカにもたらしたのも,イースターの卵探しを子供たちに与えたのもドイツ人である」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。1683年にラインラントのクレフェルトから13家族がフィラデルフィア市に到着したことを祝う祝典が,そのアメリカの都市のジャーマンタウンと呼ばれる地区で最近行なわれた。

時差ぼけを防ぐには

● 「エグゼクティブ・フィットネス・ニューズレター」紙によると,時差ぼけは,飛行機に乗る前に食事と睡眠の型を変えることによって避けられる。節食飽食循環方式と呼ばれるこの計画によると,出発の三日前,朝食と昼食にはたんぱく質を多量に含んだ食物,夕食には炭水化物を十分にとることが必要となる。翌日の「節食」の日の量は,合計で700ないし800カロリーに減らさなければならない。出発の直前の日は,また「飽食」の日となり,その後の出発当日は節食となる。カフェイン入りの飲料は東回りの場合には節食の日の夕方だけ,西回りの場合には午前中にだけとることができる。人間の体内「時計」は,節食の日に,より調整しやすくなると言われている。

日本語を好むコンピューター

● 「コンピューターとしては,ヨーロッパの言語より日本語のほうが聞きやすい」とサウス誌の一記事は述べている。その理由はどこにあるのだろうか。耳の能力が優れ,相手の唇を見て言葉が語られる様子から意味を探知する人間とは違って,コンピューターはマイクロホンに依存しており,言葉を作り上げるほんのわずかな音声しか識別できない。そのほかのものは推測しなければならない。同誌はこう述べている。「日本語はヨーロッパの言語と比べて基本となる一式の音声の型が単純であり,語形変化が非常に少ないので,コンピューターが推測すべき音声の選択肢は少なくてすみ,より正しい推測を行ないやすい」。

費用のかさむ子供の養育

● 「大半の人々は,最も費用がかさむのは家であると考えているが,純粋に経済的な観点から言っても,平均的な夫婦が行なわなければならない投資のうち最大のものは子供である」と,英国の保険会社であるリーガル・アンド・ゼネラル社の社長,アンディー・スモールは述べている。同社の依託で行なわれたギャラップの一調査が示すところによると,最初の子供を16歳まで育て上げるために,英国の労働者の親で約7万ポンド(約3,150万円)かかる。この額は,英国の平均的な家にかかる費用の3倍である。その最大の部分を占めている4万7,500ポンド(約2,137万5,000円)は,妻の平均的な純益の損失に基づいている。1歳の時点で,最初の子供は親に収入の8%を費やさせると言われるが,子供が16歳になるとそれが26%に増加する。調査の対象となった親の半数は,子供たちにかかる費用は思ったより多いと答えている。

若い飲酒家たち

● スペインの中央大学教育協会からの報告は,バルセロナの多くの子供たちが12歳までに定期的に酒をたしなむようになっていることを示している。12歳から15歳までの生徒の一団をインタビューしたところ,91.5%が毎日酒を飲んでいることを認めた。ロンドンのデーリー・メール紙が伝えているように,「若者たちの大半は,試験期のうさを晴らすために酒を飲むようになり,また酒には気分をくつろがせる効果があると親が話しているのを聞いて味を覚えたと言った」。約500㍉㍑のぶどう酒は,1本のチョコレートバーよりも安いと言われている。

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