ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目84 12/22 29–30ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1984
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 世界の飢餓をなくするには
  • 10セントの奇跡
  • 広がる砂漠
  • 新しい麻薬に対する警告
  • 機械に負けない人間
  • あっけないコンピューター熱
  • 病める海
  • 思わしくない配偶者
  • 子供用ビタミンに用心
  • ブースター・ケーブルの使用
  • 宇宙のガラクタ
  • コンピューター化社会 ― 空想科学小説か,現実か
    目ざめよ! 1979
  • 2000年 ― コンピューターの誤動作があなたにも影響しますか
    目ざめよ! 1999
  • 命を救う,塩分を含む飲み物!
    目ざめよ! 1985
  • 子供たちを救うためのさまざまな努力
    目ざめよ! 1994
もっと見る
目ざめよ! 1984
目84 12/22 29–30ページ

世界展望

世界の飢餓をなくするには

● カナダの元国連大使および同国の元NATO代表,ジョージ・イグナティーフは次のように述べた。「まったくひどい,無情な話である。1分間に何百人という子供たちが死んでいるのに,生活必需品を子供たちに与える代わりに,毎分100万㌦(約2億4,000万円)を兵器に費やしている。しかもそれによって我々が買い入れるものは,ますます増大する不安と不安定でしかない」。米軍備管理軍縮庁によると,1985年の全世界の推定軍事費は1兆㌦(約240兆円)ということである。国連食糧農業機関によるとその1兆㌦の10%ないし15%あれば世界の飢餓をなくすことができる。

10セントの奇跡

● 英誌ランセットは,「今世紀における最も大きな医学的進歩といえるかもしれない」とその発見をたたえている。その発見とは何だったのだろうか。第三世界で年間500万人の子供たちの命を奪う下痢の治療法のことである。それはORT(径口水分補給療法)と呼ばれ,塩,砂糖,重曹そしてカリウムを混ぜたものを水に溶いて病気の子供に飲ませる療法である。回復は非常に早い。調合されたORT1パックはわずか10㌣(約24円)にすぎないが,それでも第三世界の親でORTを用いる者は非常に少ない。トロントにあるユニセフ・カナダの専務理事代理,ゲイル・スミスは,「教育しなければ何一つ効果のないことに我々は気づいた。この問題と関係のある政府は,大々的な推進運動に力を入れ,ちょうど我々が新発売の清涼飲料を売るのと同じように,ORTのアイディアを売り込まなければならない。広告板や映画スターなどを使って宣伝したり,耳に快いコマーシャル・ソングをラジオで繰り返し放送したりする必要がある。それが一番効果的なようだ」。

広がる砂漠

● 1977年に開かれた国連特別会議は,西暦2000年までに砂漠の拡大を阻止する計画を委託した。しかし6年後になっても進歩はほとんど見られなかった。「わずか数か国がかろうじて国家的な計画を立てたが,地域社会の参加と支持がなかったために」多くの計画は失敗に終わったと国連環境計画(UNEP)の報告書は述べている。この問題に加えて,「砂漠化の過程を阻止することよりも,むしろ生産を上げる手段に強調が置かれた」という事実がある。一方,広がりつつある砂漠は地球の陸地表面の35%および地球の住民の5分の1を脅かしている。毎年使いものにならなくなる耕地の面積 ― 現在では約2,100万㌶ ― は年ごとに増加している。アフリカ,インド亜大陸,南アメリカなどの特にひどい地域では,1億3,500万人が影響を被っている。

新しい麻薬に対する警告

● 「ペルーとボリビアでは現在コカ・ペースト(コカノキの葉から抽出される最初の産物)を吸うことが全国的にはやっていて,大陸全体に広がりつつある」と,カナダ,トロントの「ジャーナル」誌は伝えている。専門家たちは北アメリカがやがて大量に輸入するようになるかもしれないことを心配している。「アメリカやカナダの人々は,硫酸コカイン(コカ・ペースト)のほうが,塩酸コカイン[精製された白い粉]よりもはるかに危険で,はるかに惑溺性が強いことを知らなければならない」と,ボリビアのコカイン専門家ニルス・ノヤ博士は述べている。ノヤ博士は,自分が知っている,塩酸コカインを吸う量を制限できるらしい人の例を幾つか挙げ,「コカ・ペーストの場合はそのようなコントロールはきかない。いったん中毒にかかると,本当に特別の人格の持ち主でもない限りやめられる可能性は全くない」と警告した。2週間か,時には四,五日で中毒になる。中毒者は老若を問わず食欲がほとんどなく,死体のように見える。その記事はさらに,「コカ・ペーストはおかしいほど安い。1回分が20㌣(約50円)ぐらいである」と伝えている。

機械に負けない人間

● 「ニュー・サイエンティスト」誌の伝えるところによると,現場で10年働いた経験のある道路建設の専門家たちは,第三世界の労働者の群れは,ブルドーザーや地ならし機,突き固め機などの建設機械の部隊と同じほどうまく田舎の砂利道を建設することができるという結論を出した。それに,労働者を使う方法は,「1日の賃金が4㌦(約960円)以下のところ ― 発展途上世界の恐らく80%以上はこれに当たる ― ではどこでも」経済的に引き合うと,ILO(国際労働機関)のジェフ・エドモンズ博士は,ロンドンで開かれたセミナーの席で説明した。手作業による工事は技術的に遅れていると考える技師は少なくないが,同博士によると,ツルハシで掘ってシャベルですくう方式は,発展途上諸国の雇用を促進し,輸入費を減らし,独立独行の力を高めることになる。

あっけないコンピューター熱

● 1,000㌦(約24万円)以下のホーム・コンピューターの売り上げは,昨年の水準に比べて20%ないし30%低下したと多くのメーカーや小売業者は言っている。「コンピューター業界の最盛期は過ぎ去った」と評論家のハリー・エデルソンは結論した。かつては年ごとに売り上げが2倍にも3倍にも増えていた業界でなぜ売り上げが落ちたのだろうか。ニューヨーク・タイムズ紙によると,販売に当たってホーム・コンピューターの実用的な価値を十分強調しなかったのと,早くにコンピューターを買い入れた人々の多くが「機械マニア」だったためとメーカーは判断している。「小切手帳の差し引き勘定などは,全部の情報をコンピューターに入力するよりは,手でするほうがずっと速いことを人々は知ったのだ」と,ある大手のチェーン・ストアの役員は言った。しかし,安いコンピューターの売れ行きは低下したものの,高価で高性能のコンピューターはよく売れている。大手のコンピューター会社の会長は,「買い手は次第に腕を上げており,もっと有用な機械を求めている」と述べた。

病める海

● 14か国で700の浜を調査した国連の一調査によると,地中海の浜の4分の1近くが海水浴には危険である。また,四つの国の50の地域で貝のサンプルが採取されたが,そのうちの48の地域で採られた貝は危険で食べられない状態にあった。妊婦は地中海で捕れたマグロを食べすぎないようにと警告した国連の別の研究報告もあった。なぜこうした問題があるのだろうか。下水や工業排水が地中海に流れ込んで海水が非常に汚染されているからである。

思わしくない配偶者

● 正式に結婚しないうちに同棲するタイプの人たちは,ほかの人々ほどには教会の礼拝に出席せず,夫婦の伝統的な役割に対してほかの人ほどに堅い信念を抱いておらず,結婚を永続させる気持ちも強くない。オーバーン大学の社会学者,アルフレッド・ドマリスとフロリダ大学の社会学者ジェラルド・レスリーは,結婚したばかりの夫婦544組をインタビューしてこの事を発見した。「今日の心理学」はこの二人の研究者の述べた結論を次のように要約している。「[結婚しないうちに]同棲する人たちは,結婚に関する伝統的な慣習には恐らく一番従おうとしない人たちであろう。したがって結婚生活にも恐らく満足しないだろう」。

子供用ビタミンに用心

● 子供用ビタミンには色々な形や大きさや色のものがある。しかし米国ではこれらの製品に対する監視の目が厳しくなっている。昨年は5歳未満の子供たちが13万人以上も,キャンディーのようにみえるビタミン剤を食べて救急室で手当てを受け,そのうちの14%は入院しなければならなかったということである。新聞記者のジョー・グリードンは,親がビタミン類を子供の手の届かない所に保管する必要を強調し,「ビタミンはキャンディーではないことを子供たちに教えても支障はない」と付け加えている。

ブースター・ケーブルの使用

● バッテリーがあがった時にブースター・ケーブルを別のバッテリーにつないで充電するのは,一部のオーナー・ドライバーにとっては別に珍しいことではない。しかしご用心! トロントのグローブ・アンド・メール紙の伝えるところによると,「昨年,米国では約2万人が,車のバッテリーに関係した事故でけがをし,病院で手当てを受けた」。バッテリーから離れた所に立つようにすべきであることは明らかであるが,ブースター・ケーブルをつなぐ一番良い方法は何だろうか。「大抵の車は陰極からアースを取っているが,その場合,最初に両方のバッテリーの陽極をつなぎ,それから健全なバッテリーの陰極にケーブルをつなぐ。最後に,動かない車のほうのエンジン本体にケーブルのもう一方の端をつなぐ。動かない車のバッテリーの陰極につないではいけない」。

宇宙のガラクタ

● NORAD(北米大陸防空総司令部)によると,人間の造ったガラクタ約3,800個が今地球の周りを回っている。宇宙時代のこのゴミ ― 機能しなくなった宇宙探査機や人工衛星,捨てられたロケット・ブースター,酸素シリンダー,壊れた太陽パネルなど ― の3分の2は,地球の3万6,000㌔の上空をいつまでも回っていることになろう。地球の200ないし500㌔の上空を回っている他の3分の1のガラクタは,いつか地球の引力によって引き降ろされ,大気中で燃え尽きるであろう。燃え尽きずに地上に落下するものの数は分かっていない。「宇宙のガラクタが人の上に落ちる可能性は非常に少ないので,その確率を計算することは不可能であるとロンドンのロイド保険者協会は考えている」とタイム誌は述べた。それでも1969年には,日本の貨物船の乗組員5人が,ソ連の宇宙船の破片に当たって重傷を負ったことがあると言われている。科学者たちは,機能している人工衛星や宇宙船にガラクタが損害を与えないよう,それらを集めて宇宙内の特別のガラクタ置き場に引いて来る方法を目下考慮中である。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする