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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1957
塔57 4/15 143–145ページ

再創造される正義の世

一人の観客は,ペンシルバニヤの「ものみの塔聖書冊子協会」の製作した『幸福な新しい世の社会』という映画を観賞していました。画面上の幸福な人人や色彩に富んだ自然の光景を見て,その人は全世界がそのような美でつつまれ,かつ平和を愛好する人々がその状態を十分に楽しむ時を是非見たい,という気持に駆られました。それは,どのようにして実現するのでしようか。

映画の説明者は,言葉に出して言えない観客の質問を,あたかも知つているかのごとく,次のようなよろこびの言葉を述べていました,『最初の反逆のときに人間が失つた完全な状態は,更新されるでしよう。エデンの園のパラダイスの状態は復興するでしよう。すべての悪は亡ぼされ,サタンの反逆の結果は,みな過ぎ去ります。』

聖書は,その説明者の言葉を十分に裏づけています。楽園<パラダイス>は復興するでしよう。しかし,それは地を亡すことによるのでなく,地の表面を更新することによるのです。これは,弱少な人間の力ではできませんが,地の本来の創造主,ヱホバ神の無限の力によつて達成できるのです。ヱホバ神については,聖書にこう書かれています,『なんじ御霊を出したまえば,すべてのものみな造らる。なんじ地の面を新にし給う。』― 詩 104:30。

地の表面を更新することは,叡智のある被造物の秩序立つた機構を再創造することによつて達成できます。すべての被造物は,地に対する神の目的を成就する為に一致した働きを為すのです。そのような秩序立つた機構,すなわち制度はかつて存在していました。その監督の司は,神の子なる目に見えない霊者で,その目に見える部分は,最初の二人の人間,アダムとエバによつて構成されていました。神の見えざる子と見える子との構成が,最初の『世』(コスモス,ギリシャ語)でありました。その世は,地上の事柄を遂行する特定な割当を,宇宙主権者から頂いていました。その成員は,ヱホバの広大な創造の他の部分に関する事柄に介入してはならなかつたのです。その成員にとつては,この地が活動の場所であり,彼らは主権者なる主,ヱホバに従いつづけねばなりませんでした。

地についての神の目的は,最初の人間にむかつて述べられた極めて分り易い言葉の中に示されました。神は次のように言われました,『生よ,繁殖よ,地に充てよ。これを従わせよ。又海の魚と天空の鳥と地に動くところのすべての生物を治めよ。』人間は,地上のすべての事柄を順調に管理して行くのに必要な人間の数が充分になる時まで,結婚をして子供を産むべきでありました。目に見えない『天』の監督下に,目に見える人間社会,すなわち『地』は,神の目的を成就すべきでありました。―創世 1:28。

その最初の世の各成員には,ひとつの大切な特質が要求されました。すなわち従順の特質です。不従順は,許されません。不従順の結果は,死です。従順な彼造物だけが,地に対する神の目的を成就する為に用いられることになつていました。最初の人間夫婦には,従順のしるしが,直ちに求められました。その二人は,『善悪を知るの木の実』を食べてはならない,と強くいましめられていたのです。―創世 2:17。

その最初の世の見えざる監督の司は,先ず最初に失格者になりました。その者は,野心を抱いて,自分に命ぜられられていない事柄にも介入しようと努め,そして全能の神の地位をも奪い得る,というようなだいそれた考えを持ちました。その者が反逆した,という証拠は,すぐに明るみに現われました。この反逆者は,直ちにアダムとエバを誘い,そして神に不従順であつても死ぬようなことはない,という最初の嘘をエバに語ることにより,両人を自分の側に加わらせたのです。かくして,狡猾にも両人の心に利己主義をひき起しました。二人は,禁ぜられた実を食べたため,従順の正しいしるしを示すことができず,自ら信用の地位を持つだけの資格を失つたのです。それで,最初の世の全部は腐敗しました。―創世 3:4-6。

ヱホバ神は,直ちに行動を取られました。ヱホバ神は,反逆した者たちの亡びを述べられると共に,それらの者共を御自分の宇宙的な家族から排斥しました。反逆した者は,自分たちの悪しき世を運営することができましたが,しかしその世は最初から亡びに定められていることを,十分に知つていたのです。神の『女』すなわち天にある忠実な宇宙制度の『裔』なる子孫は,神の御予定の時にあらゆる悪を亡すでしよう。そして,地の福利の為と,神の御言葉および御名の立証のために,神が最初に目的とされた正義の世を復興するでしよう。―創世 3:15。

正義の世の見えざる部分

幾世紀ものあいだ,真の神に信仰を働かした人々は,悪しき反逆者を打ち砕いて,悪しき業をことごとく亡す者の現われるのを待ち望んでいました。その者は,犠牲に捧げた自分の人間生命の価値により,また人々がその価値に信仰を持つことにより,従順な人類に永遠の生命という報いを与えるでしよう。このことは,みな正義の世の再創造の時に行われるのです。ヱホバは,これらの忠実な僕たちを用いて,将来の救主を示す予表をつくり,かつ記録せられました。使徒ペテロは,この聖なる記録と神の聖霊の助けにより,イエス・キリストこそ神が『主またキリスト』として立てた御方である,と識別することができたのです。イエス・キリストは,大反逆者によつて,死のくるしみを受けましたが,しかし昇天して『万物更新の時まで』天にとどまつておられたのです。―使行 2:36; 3:18-21,新口。

イエス・キリストは厳しい試錬を受けても従順をしつかり守りました。その故に,自分に委ねられる信頼の地位に対する資格が十分にあることを示したのです。大いなる反逆者,サタンはイエスの固い忠実を打ちこわして,正義の宿る新しい世の王として奉仕するイエスを失格者にならせよう,と再三再四つとめました。だが,そのすべては,失敗しました! サタンの仕掛けたあらゆる試みにも,イエスは勝を得られたのです。聖書にこう書かれています,『(彼は)自らを卑くして,……死にいたるまで,苦難の杭の死にいたるまで,従順であられた。それ故に,神は彼を勝れた地位に高めて,すべての名に優る名を彼に与えられたのである。』イエス・キリストと共に新しい世の生命を得る者は,みな試錬の下にあつても,イエスと同じような従順の道に従わねばなりません。それは,そのような特権に対する資格を得るためです。ペテロは,クリスチャンたちに次の言葉を告げました,『実に,そうするようにと召されたのである。キリストも,あなたがたのために苦しみを受け,御足の跡を踏み従うようにと,模範を残されたのである。』― ピリピ 2:8,9。ペテロ前 2:21,新世と新口。

再創造される正義の世の見えざる部分では,イエス御一人だけがいるのではありません。イエスは,天で彼と共に支配する協同者を持つでしよう。イエスは,御自分の選んだ最初の人々に,次の約束を与えました,『ほんとうにあなた方に言う。再創造のとき,そして人の子が栄光の座につく時には,私に従つてきたあなた方も十二の位に坐してイスラエルの十二の支族をさばくであろう。』忠実な人々の同じ群にむかつて,イエスは『恐れるな,小さい群よ。御国を下さることは,あなた方の父のみこころなのである。』と言われました。後になつて,その『小さな群』は14万4000人で構成される,とイエスは啓示しました。この14万4000人は,自分たちの主が示したのと同じ従順の特質を示すでしよう。―マタイ 19:28。ルカ 12:32。黙示 7:4; 14:1,新世。

正義の世の見える部分

再創造される正義の世の見える部分は,試錬の下にあつても従順を示す忠実な人々で構成されます。その中の多くの人々は,イエスが地上に生まれる以前に生活していましたが,その幾人かの名前は,ヘブル人に宛てられたパウロの手紙の11章に記されています。それらの人々は,『生命の復活』を受けるでしょう。他の人々は,今日居ります。そして,救はヱホバとキリスト・イエスにあるのであつて,国際連合や国家または国家の表象にない,とそれらの人々は,公けに言明しています。後になると,ハルマゲドン生残者の子供たちと,『裁きの復活』のときに死人の中から現われて来る者たちがいるでしよう。これらの者は,解放されたサタンやその悪鬼共の圧迫を受けても,キリストの千年支配の終りになされる忠実の試験を通ることにより,至上支配者であるヱホバへの従順を立証しなければなりません。―ヨハネ 5:29。黙示 7:10; 20:7-9。

キリスト統治の1000年中,またはその後の試錬を受けるすべての人々は,マタイ伝 19章28節で『イスラエルの十二の支族』と言われています。それらの者たちは,目に見える社会を形成しますが,それは昔のイスラエルの支族のように奉仕の為に神権的に組織されているのです。キリスト・イエスとその14万4000人の天的な協同者は,王となり裁き主となつて,この秩序立つた新しい世の社会の上に権威を行使します。

再創造は何時?

イエスは,再創造の時を,御自分が王になつて栄光に輝く御座に坐る時にむすびつけました。それで,すべてを棄ててイエスに従つた者たちは,永遠の生命の報を受けるでしよう。天の御国の誕生は,正義の世の再創造の始めとなります。

聖書の予言によると,1914年はキリスト・イエスが敵の只中で支配し始めた時である,と明白に示されています。その年に,正義の世の再創造は始まりました。戦争は天で起りました。勝利を得たキリストとその御使の大軍は,龍と悪鬼の軍勢を,地の近くに追い落しました。かくして,追い落されたそれらの者どもは,『全能の神の大いなる日の戦争』における将来の艱難を待つているのです。3年半の後である1918年,キリスト・イエスは,正義の新しい世の基礎として『置か』れ,全き意味で天的なシオンの山に立たれました。活潑な活動が,その後に続きました。アドナイであるヱホバと,その契約の使が,1918年に霊的な宮に現われる時まで,死の眠りについていた忠実な『聖徒たち』は,死人の中からよみがえされました。霊者となつた彼らは,不滅性を着け,またキリスト・イエスの状に似て栄光を受け,キリストと共に王座に坐ります。―詩 110:2。黙示 12:7; 16:14; 3:21。マラキ 3:1。

1919年,キリストの霊的な兄弟たちの残れる者は,現代の霊的なバビロンであるサタンの世の制度の束縛から解放されました。そして,清い崇拝の自分自身の『地』に植えられました。彼らは,御国の実を直ぐに結び始めたのです。彼らは,ハルマゲドンを生き残る新しい地的の社会の中核となりました。その戦の後では,彼らは一番最初に活動をする者でしよう。1919年,『新しい地』である新しい地的な社会の設立が行われました。その年以来,ますます多くの人々が熱心な気持をもつて新世社会に加わり,設立した御国の良いたよりを宣べ伝えています。彼らは破れることのない愛の絆で互にむすばれ,そしてヱホバの強い御霊に充ちています。それで,その『地』の境を地の果にまで押しひろめました。本当に,正義の世の再創造は,いま順調に行われています!―エレミヤ 32:37-42。イザヤ 51:3から52:2。

間もない中に始まるハルマゲドンの戦争は,悪しき古い世を全く終らせるでしよう。生き残る新しい世の社会は,戦争の残物を取り除いて,悪しき者の骨を埋めるでしよう。地に住む者たちは,測り知れぬよろこびを抱いて,地の表面を更新する業にいそしむでしよう。かくして,この地球は栄光につつまれるよろこびの楽園<パラダイス>になるのです。生残者たちの産む子供たちは,そのときに設立される家庭に幸福を増し加えます。正義の子供たちを産め,という神命は,象徴的な意味で十分に成しとげられ,かくして創造の第7日を祝福して潔められた御方に満足と立証をもたらすでしよう。―エゼキエル 39:9-16。創世 2:3。

この幸福な楽園<パラダイス>内に,『悪を行つた』『記憶の墓にいる者たち』がよみがえつて来ます。それらの者たちには,『裁きの復活』が約束されているのです。彼らは,キリスト・イエスを通しての神の御霊の力によつて,死人の中からよみがえされます。そして,正義を学ばねばなりません。神の政府の支配の下に,適当な教育が行われるでしよう。その裁きは,彼らがどの程度まで正義を学ぶか,にもとづくのです。―ヨハネ 5:28,29。

その1000年の終りに,忠実を験す最終の試錬が来るでしよう。ふさわしくない者は,みな分けられて亡ぼされてしまうでしよう。従順な人類は,義と認められ,ヱホバより全き是認を受けます。世の再創造は,完結するでしよう。―黙示 20:7-10; 21:5。

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