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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1959
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読者よりの質問

● アメリカ標準訳や他の訳では,創世記 3章の1節が,へびは野のどの獣よりも『狡猾』であつたとなつています。「新世訳」では,へびは『最も用心深かつた』となつているのはなぜてしようか。―アメリカの一読者より。

「新世訳」は,事実と一致していると同時に,マタイ伝 10章16節のイエスの言葉とも一致しています。その聖句でイエスは,はとのようにすなおであるのみでなくへびのように用心深くありなさいと弟子たちに助言されました。イエスが使われたギリシャ語は「フロニモス」でした。スイスのチューリッヒで発行されたヘブル語学者ルッドウイッグ・ケイラー著,「小さな光」という意味の「クライネ・リヒター」という本は,「用心深いへび」という副見見出しのもとに,78頁と79頁で次のように述べています。

『イエスはへびのどんな特徴のことを考えられたであろうか。へびの性質とはどんなものであろうか。それは用心深いということである。これはすべてのへびの特徴である。へびに出くわせばこれは誰にでも分ることであるが,あらゆる種類のへびがそうである。へびは,人間の近づいている足音を察知するとすぐ,にげてしまう。へびは用心深い。ギリシャ語では,「フロニモス」という言葉でこれをよく表現することができる。というのはへびは,この用心深さと警戒心を備えていることと,そのフレニスを用いていることを示しているからである。以上のような理由で,イエスの教えもよく分るのである。弟子たちはおおかみどもの間にあつて羊のように働かねばならない。その上,はとのようなすなおさと,へびの用心深さ,ゆだんのなさを備えていなければならないのである。』

創世記 3章1節のへびに関する描写も,弟子に与えられたイエスの教訓と調和して訳さなければなりません。ヘブル語とアラブ語の旧訳聖書に関する辞書の共著者であるケイラー博士が,いいかげんなことを言つているのでないことはたしかです。同博士の示唆に一致して,新世訳は創世記 3章1節の適切なヘブル語をイエスと一致するよう『用心深い』と訳しました。

聖書の創世記 3章の1節は,全く狡猾で悪がしこいサタン悪魔のことを述べているのではありません。目に見えないサタン悪魔が,エバをだますための道具として利用した生物である地上の実際のへびのことを述べているだけです。へびは小心で用心深いから,エバは,この動物ならば不用心に誤りを犯したり,問題に巻き込まれるようなことはないだろうと信じこんだのです。だから,このへびが禁じられた木の果は食べるに良く罰も受けないと言えば,たしかにそうに違いないとエバは考えました。へびの注意深さ,用心深さ,小心さが,エバの気持を動かし,またへびの言うことは正しいと想像させたわけです。

主イエスは,へびが,エデンの園にいた最初の時からもつていた用心深さに言及して,弟子たちに,彼らがクリスチャン宣教を遂行する際に,適切な行動をとるよう教えておられたのです。イエスは,弟子たちが,サタンのように,無実な犠牲者にとりかえしのつかない害を与えるために,その手段とか目的,策略をおおいかくして,狡猾に行動するように教えられていたのではありません。神は,サタン悪魔が,この小心で用心深い動物を使つて,人類を人類の創造主ヱホバ神に反逆させ罪を犯させたので,へびをのろわれました。へびはその時はじめてサタン悪魔の象徴となつたのです。

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