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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
塔75 4/1 223–224ページ

読者からの質問

● イザヤ書 21章11,12節の次のような預言はどのように適用されますか。『ドマに係るおもにの預言 いはく人あり セイルより我をよびていふ 斥候よ夜はなにのときぞ 斥候よ夜はなにの時ぞ ものみ答へていふ 朝きたり夜またきたる 汝もしとはんとおもはば問へ なんぢら帰りきたるべし』。

この預言は明らかにエドムに対する不利な宣言です。「ドマ」という言葉は,ドマと呼ばれるいずれかの都市あるいは場所を指してはいないようです。それがパレスチナとバビロニア南部との大体中間にあるイシマエル人のドマ(イシマエルの息子の一人にちなんで付けられた[創世 25:14])か,孤立した山地に位置していたユダヤのドマを指していたとはまず考えられません。(ヨシュア 15:52)この言葉のすぐあとでセイルのことが言及されている点も,この預言がエドムの地に対して述べられたものであることを示しています。セイルには最初ホリ人が住んでいましたが,エサウの子孫がホリ人を追い出したので,その地を指すのにエドムとセイルの両方の名が使われるようになりました。―創世 14:6。申命 2:12。

イザヤとエレミヤはともに,エホバとその民の敵であるエドム(セイル)の徹底的な荒廃を預言しました。(イザヤ 34:5,9-15。エレミヤ 49:7-22)「ドマ」は「沈黙」という意味で,詩篇 94篇17節と同 115篇17節ではそのような意味で訳出されています。エドムに関して「ドマ」という言葉が使われていることは,エドムが死の,もしくは何も存在しない沈黙の世界でもあるかのように沈黙しようとしていることを暗示しています。

幻によって,もしくは象徴的な方法で示される場合のように,この預言はエドムにいるある人がエドムの運命を気づかっているところを示しています。「斥候よ夜はなにの時ぞ」という問いは,病もしくは患難に苦しむ長い夜が終わるのを切望している人の質問のようで,その人は城壁の上にいるものみにこう呼びかけているのです。『夜はどれほどたちましたか』。『夜はどれほど過ぎましたか』。『朝はいつやって来るのですか』。この預言はまず最初に,アッシリア世界強国のもとでエドムが被った裁きの夜に言及しているようです。「朝きたり夜またきたる」という,そのものみの答えは,アッシリア帝国が倒れはしたものの,それに続いてバビロニア帝国がエレミヤの予告どおりエドムに対する裁きを執行したときに起きた事態のように,朝のかすかな光がさしても,たちまち夜のとばりが再びおりるであろうということを意味しているように思われます。(エレミヤ 25:17,21; 27:2-8)その後,ペルシャ,ギリシャそしてローマが支配権を執り,エドムを服従させました。

ローマの時代には,エドム人であったヘロデ王家の治世中,「朝」の光ともいえるかなり明るい微光がさしましたが,それもまた消え去って,また夜が訪れました。そして,ヘロデ王家の消滅は,エドム人の終わりをしるし付けるものと一般に考えられています。その住民は諸国民の歴史から姿を消し,エドムは「ドマ」,つまり沈黙の場所となりました。

なかには,『汝もし とはんとおもはば問へ なんぢら帰りきたるべし』と述べた,ものみのことばは,エドムの夜がいつ終わるのかは預言者イザヤには全然わかりませんでしたが,エドムの運命を正確に示す事柄がもっと啓示されたなら,質問をする人はあとで尋ねてもよいという意味であると考える注釈者もいます。他方,それはエドム人が神から何らかの好意的な答えを得るにはエホバとその民に対する邪悪な行為や反対をやめて身を転じ,悔い改めて帰って来なければならないということを意味していると見る人もいます。後日悔い改めた残りの者たちをエホバがバビロンで流刑の身であった状態からエルサレムへ復帰させる前に,イスラエルが行なうよう要求されたのと全く同様,エドム人もその邪悪な歩みをやめて帰り,神のおきてに従わねばなりませんでした。(イザヤ 55:7)そうしないのであれば,エドムの夜はいつ終わるとも知れず,結局のところ死のような静寂の訪れることが予想されていました。

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