神のことばは生きている

どんな不吉なまじないもあなたを害することはありません

あなたはこの絵にある男の人のようですか。この人は，だれかがまじないをかけたり，悪魔の目や呪物あるいは魔術の一種のオービアを使ったりして自分を害するのではないか，と恐れています。そのような魔法もしくは魔術を恐れるべきでしょうか。

いいえ，恐れる必要はありません。そうしたもので害を被った人もいますが，エホバ神はご自分に従う者たちに保護を与えることを保証しておられます。聖書はこう述べています。「エホバのみ名は強固な塔。義なる者はその中に走り込んで保護される」― 箴言 18:10。

神は心霊術的な行ないすべてを憎まれます。聖書はこう述べています。「あなたの中に，……占いに頼る者，魔術を行なう者，吉凶の兆しを求める者，呪術を行なう者，また，まじないで他の人を縛る者，霊媒に相談する者，出来事の職業的予告者，死者に問い尋ねる者などがいてはいけない」― 申命記 18:10，11。

聖書の中で，心霊術の一種である占いを行なっていたある男の人のことが出てきます。占いとは，目に見えない霊者の助けを借りて将来のことや未知の事柄を知ろうとする行為です。その男の人はバラムという人で，この絵ではロバを打ちたたいています。バラムは神の民をのろいに行く途中でした。み使いが道に立ちはだかったため，ロバはこのように座り込んでしまいました。―民数記 22:7，20-35。

エホバはバラムの占いを役に立たないものにされました。のろいを祝福に変えられたのです。バラムは「ヤコブに対する不吉なまじないはなく，イスラエルに敵する占いもない」ことを認めざるを得ませんでした。―民数記 23:23。

エホバは占いをする者たちを引き続き打ち負かしておられるので，それらの者たちが，エホバに忠実を保つ人々を害することはできません。下の絵から，祈祷師の魔術がエホバの証人には効き目がないのが分かりますか。この祈祷師は人々を害するために魔術を使いましたが，この時は失敗しました。エホバの証人は，「わたしたちの神エホバのほうが強いことが分かるでしょう！」と言いました。人々は確固とした立場を取りました。すると祈祷師は地面に倒れたのです。

確かに，『エホバのみ使いは神を恐れる者たちの周囲に陣営を張っており，彼らを助け出します』。（詩編 34:7）神に全幅の信頼を寄せ，神が備えてくださっている霊的な武具をしっかり身に着けているなら，エホバは，だれであれ魔法を使ってわたしたちを害そうとする者を打ち負かされます。―エフェソス 6:10-18。