良いたよりを伝える ―「新世界訳」を用いて
1 12月中,わたしたちは野外奉仕で「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」と「偉大な教え手に聞き従う」を一組450円で提供します。
2 しかしなぜ聖書を人々に提供するのでしょうか。人々はそれを本当に必要としていますか。日本では聖書をまだ読んだことのない人や手にしたことのない人がたくさんいます。聖書を一度は読みたいと思っている人,また読むように勧められたことのある人も少なくありません。それに聖書を持ってはいても,どれ程の人が読んだでしょうか。それで人々が神の言葉を読み始めるよう促すために,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」を提供することはふさわしいことと言えます。また,人々が「新世界訳」を活用すれば,聖書に対するその人の認識を培う助けとなり,それはその人自身に永続する益となります。では,家の人が聖書を入手することによって益が得られることを理解するよう,わたしたちはどのように援助できるでしょうか。
3 一つの方法は,多くの人が共通に深い関心を持っている問題を提出することです。家族生活はしばしば幸福ではありません。妻は夫が自分の分を果たしていないと感じているかもしれませんし,逆に夫が妻にそう感じているかもしれません。この話題を紹介した後に(あるいはふさわしい別の話題),もし家の人が関心を示すなら,聖書が役立つ助言を与えていることを述べてください。「新世界訳」の語句索引により望んでいる部分を容易に見付けられます。「夫」の見出しで語句索引のページをめくり,エフェソス 5章25節またコロサイ 3章19節の聖句を指摘します。次に6ページの目次を家の人に見せます。この方法で始める時にもし家の人が喜んで応じるなら,その人が自分で聖書を見るように徐々に導いてください。引用した節やその前後数節を家の人と一緒に読んでください。家族生活でそうした助言を適用することにより,もたらされる大きな変化を指摘してください。「新世界訳」を用いて家の人が自分自身でそうした様々な論題を聖書から見いだす方法を知ることができる点に言及してください。聖書を「偉大な教え手」と共に450円で提供してください。
4 できるだけ早く聖書に家の人の注意を引き,目で追ってもらうため,次のように言うこともできます。「こんにちは。わたしは……と申します。お会いできてうれしく思います。きょうは5分間ほどみなさんのお宅を訪問しております。(時間を守るようにする)だれでも自分や家族が幸福でありたいと願っていますが,幸福を得る秘けつがこのように簡明に書かれていたことをご存じでしたか。これはイエス・キリストの山上の垂訓と呼ばれている有名な言葉ですから,あるいはご存じかもしれません。(マタイ 5:3-11の適当な部分,例えば3,5,6,7,8,9などを読む)本当にこの通りだと思われませんか。(答え)今読んだ聖書の言葉は,わたしたちが幸福であり続けるために努力する必要があることを強調しています。正しいことを行なおうとするわたしたちの努力を阻もうとする誘惑が今の世の中には多いですから,特にこのマタイ 5章3節に書かれていることが大切です。(心に良いものを満たす必要性を指摘)心に良いものを満たすために聖書を読むことにまさるものはありません。今ご一緒に読んだ聖書は現代語に翻訳された非常に分かりやすい聖書です。『偉大な教え手に聞き従う』という本を添えて450円のご寄付でお分けできます」。ほかにもコリント第一 13章4-7節,ガラテア 5章19-23節,コロサイ 3章12-14節,ヤコブ 3章13-18節。ヨハネ第一 2章15-17節などの聖句を用いて,聖書が日常生活に及ぼす益を強調し,「新世界訳」と「教え手」を提供できるでしょう。
5 提供することのできる色々な方法があります。あなたの区域とあなたが話をする家の人に適した方法を用いてください。