必要としていたものが手もとにあります
1 今日の十代の人々は不安定で,混乱した世の中で成長しています。十代の多くの人々は実際に人生とは何かについて,その答えを見いだそうとしています。生活状態は彼らの親たちが発育ざかりにあった20年,30年前とは大いに異なっています。今日の若い世代の問題もまた異なるものです。それで十代の人々に役立ち,しかも興味を引く出版物の必要が大きくなりました。そして今,必要とされていたものがわたしたちの手もとにあるのです。―「あなたの若い時代,それから最善ものを得る」という新しい書籍です。
2 この新しい書籍は若い人々に優れた助けとなるでしょう。しかし,若い人々がそれから益を得るため,彼らはそれを手に入れて読まねばなりません。そうするのはわたしたちの特権です。「若い時代」の本は5ページで次のように述べています。「青年時代は挑戦の時代です。……今日,人生の行路には数多くの難所があります。それに立ち向かうには勇気がいります。しかし,難所を切り抜ける方法を早くから学べば,残りの行程はあなたにとってはるかに容易なものになります」。この本は若い人々の目を神の言葉に向けさせ,生活の諸問題を正しい仕方で取り扱い,生活をもっと満足のゆくものにし,また,人がどのようにしてエホバに喜ばれる者となれるかを示しています。
3 今日エホバの組織内には大勢の若い人々がおり,さらに幾千人もの人々が入ってきています。事実,かなりの数の十代の人々が親からの反対にもかかわらず真理を受け入れています。彼らは伝えられた良いたよりを聞いた時,真理の響きを認めます。彼らはそれを受け入れ,自分たちがまだ若い時に,エホバとの献身した関係に入り,エホバに仕えたいとの願いを示します。(伝道 12:1)新しい「若い時代」の本は若い人々が物事に関するエホバの思いを知り,自分の思いをエホバの考え方に従って変化させるのを助けます。―ローマ 12:1,2。
ほかにもだれがそれを必要としているか
4 若い伝道者のほかにも,だれがこの本を必要としていますか。親や祖父母も家族内でこれが本当に役立つことを知るでしょう。それらの人々は自分の子供たちや孫たちが自分でそれを読むよう励ますべきです。またみながこの本を一緒に読むのもよいでしょう。そうすれば家族全員は共に益を受けられます。「若い時代」の本は大勢の親が子供たちや十代の人々の今日直面している問題をもっとよく知るように助け,親が子供たちと意思の疎通を図るのに助けとなるでしょう。このようにして親や祖父母は子供や孫たちを霊的にそして生活上の他の面で援助するのにより良い立場に立つことになります。
どこで配布できるか
5 あなたが知っている人で,この新しい出版物から益を得られる人を考慮してください。近所の人か親せきに,十代の子供をもっていて,その本を感謝すると思える人がいるかもしれません。また青少年の問題を扱う人,学校当局者,そして警察官でさえ自分たちの仕事でこの本が役立つと考えるかもしれません。年若い伝道者や親たちはこの本を教師に示し,それを読んでみるよう勧めたいと思うでしょう。ある伝道者は高校,専門学校,大学の近くで街路伝道を行ない,そこで会う若い人々に「若い時代」の本を提供したいと思うかもしれません。あなたの知っておられる年配の方の中には,自分の親せきの若い人や友人や子供たち,これから親になる人にこの本を贈り物としたいと考えている人がいるかもしれません。しかし,配布のための最善の機会は家から家の野外奉仕であり,この業にみな力を注ぎましょう。
6 わたしたちすべてはこの新しい優れた出版物を個人的に,また野外で使用できることをうれしく思っております。わたしたちの必要としていたものが手もとにあるのです。多くの人が「若い時代」の本から益を受けるよう助けてまいりましょう。