家族のみなさん,共にエホバを崇拝してください
1 わたしたちすべてはクリスチャンとして種々の責任があります。わたしたちは神のみ言葉を学ばねばならず,クリスチャンの集会に出席し,クリスチャンとしてふさわしく振る舞い,定期的に野外奉仕に参加しなければなりません。兄弟たちの中には会衆内で長老または奉仕のしもべとして責任を持っている人もいます。親であれば子供たちに対する責任がそれに加わります。
2 神のみ言葉は子供たちをエホバ神からの相続財産として描いています。(詩 127:3-5)創造者から相続財産を受け継ぐということは重大な事柄です。親のみなさん,その責任をどのように果たしておられますか。あなたとお子さん双方の生命が関係しているのです。自分の子供を正しく世話するという責任は,それを避けたり,他の人に転嫁したりすることのできないものです。エホバは賢明な父親として愛情深くも,ご自分のみ言葉の中に助けや助言を備えておられます。(詩 119:105。箴 13:24)マノアが幾世紀も前に行なったように賢明な両親はエホバの助けを願い求めるべきです。―士師 13:8。
3 今日親となっているかなりの人はエホバの組織の中で成長してきており,組織が備えたものをたいへん感謝しています。それらの人々は,「神を真とすべし」とか「楽園」の本の助けにより聖書の基礎的な知識を得てきました。そして親から,優れた懲らしめや世話を受けて成長したのです。
「若い時代」の本を用いる
4 親と子供たちは今「あなたの若い時代,それから最善のものを得る」というもう一つの時宜にかなった備えを用いることができるようになりました。これは,親がクリスチャンとしての責任を果たしてゆくのに何と優れた助けなのでしょう。多くの人はもうすでに子供たちとそれを学び通しました。あなたはどうですか。意思の交流に問題があるかどうかにかかわらず,この本は子供がどんなことを考えているか,そうです,子供の心に何があるかをあなたが見いだすことができるよう意思の経路を開くものとなります。
5 確かに「若い時代」の本は家族の討議のために家族が用いるのに優れた書籍です。家族の討議は形式的な質問と答えによる研究でなければならないということはありません。事実,「若い時代」の本は家族の全員が加われるよう,グループとしての討議のために整えられています。
6 いくつかの節は大抵まとめられていて,それぞれの部分に一つ,二つまたはさらにいくつかの質問があります。最初に節を読み,それから質問を一つずつ考えます。次の事を覚えておいてください。目的は考慮している本のページから,おうむ返しのような答えが読まれるのを聞くことではありません。むしろ,目的は討議を励まし,家族の成員間で意思伝達の扉を開くことです。考慮している事柄について意見や経験を求めてください。これらの事につき彼らがどう感じているか,あらゆる努力を払って確かめてみてください。
7 「若い時代」の本の中には優れた章がたくさんあり,これらは家族の討議にとても興味深いものでしょう。親は十代の子供が討議したいと考えている章を前もって選ぶようにさせたいと思うかもしれません。また,みなさんはほとんどの章で,ページの下の所に幾つもの聖句が参照されているのを見付けることでしょう。これらは討議されている資料に関連があり,それらを読んで話し合い,その助言をどのように適用できるか調べてみるのは良いことです。このようにして,討議の間じゅう神の言葉が強調されます。「若い時代」の本は,親であるみなさんがクリスチャンとしての責任を果たすのを助ける上で,賢明で愛ある天の父,エホバからのすばらしい備えであると確信しています。