良いたよりを伝える ― 予約者を再訪問する

¹ 5月は「ものみの塔」予約運動のはや2か月目です。4月中にきっと多くの人々が新予約者になったことでしょう。それで，再び訪ねて研究を始められるかどうかを確かめるのは良いことです。このことをどのように行なえるでしょうか。

² これら新予約者のほとんどは，まだ雑誌を郵便で受け取っていないでしょうから，最新号をもって再訪問できるかもしれません。そのような訪問を数回重ねると，友好関係が育ち始めます。新しい予約者に訴えそうな一つか二つの記事を基に良い会話を始められることが少なくありません。要は雑誌に十分精通し，訪問を友好的なものにすることです。あなたが予約者に関心を抱いていること，あなたの持っている情報が相手の人の福祉や幸福にとって肝要であることを相手の人に理解させてください。

³ 予約者に対するわたしたちの目的は研究を始めることであるという点を忘れないでください。予約者たちが情報を得るだけでは十分ではありません。あの宦官はイザヤの書を持ってはいましたが，フィリポにそれを説明してもらうことが必要でした。（使徒 8:27-36）フィリポは直接に近づいて，すぐに産出的な研究が始まりました。予約者たちに同じことを試してみるのはいかがですか。この最初の努力が成功してもしなくても，再び訪問し，その人と聖書を研究することを明確に申し出てください。行なってみることのできる一つの方法があります。

⁴ わたしたちは予約者として，各号が郵便でおよそいつごろ届くかを知っています。そこで，二，三日のうちに訪問し，最新号の中の興味深い点を指摘できるかもしれません。できる場合には，腰を下ろして予約者と数節を一緒に読むのも良いことです。そのような友好的な話し合いが時たつうちに家庭聖書研究へと発展することも珍しくありません。このような訪問をするにあたって，予約者に温かくあいさつし，次のようなことを言えるかもしれません。「[発行日付]号の『ものみの塔』を郵便で受け取られたばかりだと思います。わたしもちょうど自分の雑誌を受け取りました。この記事[主題を見せる]を読んだ時，あなたのことを考えました。もしあなたの雑誌が近くにあれば，わたしにとってとても興味深かった点をお伝えしたいと思います」。そのような訪問は短いですが，長くすることもでき，友好関係が深まるにつれてさらに話し合いを含めることができます。最後には，家の人はあなたの助けを得て行なう毎週の聖書の話し合いを待ち望むようになります。ふさわしい時に『永遠に生きる』の本を用いて研究を始められるかもしれません。

⁵ 予約を得る点で，さらには神の言葉に関心を示すそれらの人々と研究を始める点であなたが良い成功を収められるように希望いたします。イエス･キリストの真の弟子になるようそうした人々を援助するのがわたしたちの願いであることを忘れないでください。（マタイ 28:19，20）訪問に当たって友好的であってください。人々やその家族にあなたが純粋の関心を抱いていることを分かってもらうようにしてください。受け取る雑誌が，神とそのお目的についての知識をいかに向上させるかを理解するよう予約者を助けてください。ふさわしい時点で彼らと研究することを申し出，その後とこしえの命に導く知識を取り入れるよう人々を援助するべく訪問する上で信頼性を示してください。―ヨハネ 17:3。