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わたしたちの王国宣教 1998
宣 98/7 3–6ページ

開拓奉仕 ― あなたにもできますか

1 「ほかのことをする自分など想像できません。同じ喜びを与えてくれるものも,全く想像できません」。このように語ったのはだれでしょうか。全時間宣教を喜ばしい生涯の仕事としてきた,幾十万ものエホバの証人の一人です。あなたは,自分にも開拓奉仕ができるかどうかを祈りのうちに検討してきましたか。自分自身をエホバに無条件で献げた者として,王国の良いたよりを広めることになおいっそうあずかれるかどうかを検討するのは当を得たことでしょう。その目的で,開拓奉仕について多くの人が尋ねる質問の幾つかを検討してください。

質問1: 「開拓奉仕はだれにでもできるわけではないと言う人もいます。自分にもできるかどうか,どうしたら分かるでしょうか」。

2 その答えは,あなたの状況と聖書的な責務に左右されます。健康や,生活の当面の事情ゆえに,宣教奉仕に1か月90時間を充てられない人も少なくないでしょう。例として,クリスチャンの妻また母親でもある,大勢の忠実な姉妹たちのことを考えてみましょう。そうした姉妹は,状況の許す範囲で,できるだけ頻繁に宣教奉仕に携わります。機会が開かれれば,毎年1か月ないしはそれ以上のあいだ補助開拓をし,奉仕にいっそう携わることから生じる喜びを刈り取っています。(ガラ 6:9)状況ゆえに現時点では全時間の開拓者として奉仕できないとしても,開拓者精神を鼓舞しており,良いたよりの熱心な伝道者として会衆の祝福となっています。

3 一方,比較的責務の少ない兄弟姉妹の中には,物事の優先順位を調整することにより,開拓奉仕ができるようにした人も大勢います。あなたはいかがでしょうか。あなたは学校教育を終えた若者ですか。あなたは妻であり,夫が家族を扶養できるという立場にある方ですか。結婚していて,扶養すべき子供のいない方でしょうか。世俗の仕事を退職した方ですか。開拓奉仕をするかどうかは,各自が下さなければならない決定です。問われているのは,あなたは自分の生活の中で開拓奉仕のための余地を設けられるか,ということです。

4 サタンは,自分の世の事物の体制を用いて,気を散らすものでわたしたちの生活を満たし,わたしたちを利己的な生き方に埋没させようとします。もしわたしたちが世のものとはならないよう決意しているなら,エホバはわたしたちがいつも王国の関心事を第一にし,自分に開かれている神権的な奉仕の特権すべてをとらえようと努め,それを受け入れるよう助けてくださいます。開拓者として仕えるために自分の事情を調整できるなら,そうするのはいかがでしょうか。

質問2: 「全時間奉仕をしながら経済面でやっていけるという確信が果たして持てるのでしょうか」。

5 近年,多くの国で,生活必需品とされるものを得るために世俗の仕事に毎週充てなければならない時間が増えているのは事実です。それにもかかわらず,何十年も開拓奉仕をしてきた人は少なくありませんし,エホバは今なおその人たちを支えておられます。開拓者として成功するには,信仰と自己犠牲の精神が必要です。(マタ 17:20)詩編 34編10節では,「エホバを求める者たちは,良いものに少しも不足しない」と保証されています。開拓奉仕を始める人は,必要なものをエホバが備えてくださるという全幅の信頼を置いてそうすべきでしょう。エホバは,どこにいる忠実な開拓者に対しても,まさにそのようにしておられます。(詩 37:25)もちろん,テサロニケ第二 3章8,10節とテモテ第一 5章8節の原則に調和して,開拓者は生計を立てる点で他の人を当てにすることはしません。

6 開拓奉仕をしようと思っている人は,イエスが述べたように,「まず座って費用を計算(する)」べきでしょう。(ルカ 14:28)これは実際的な知恵の表われです。何年も首尾よく開拓奉仕をしてきた人たちと話をしてください。エホバがどのように支えてくださったかを尋ねてください。皆さんの巡回監督も経験豊かな開拓者です。全時間宣教を成功させるにはどうすればよいかという点で,喜んで提案を与えてくれるでしょう。

7 自分をエホバのみ手にゆだねるのでない限り,マタイ 6章33節のイエスの約束の真実さを余すところなく経験することはまずないでしょう。ある忠実な開拓者はこう語っています。「パートナーとわたしは開拓者として新しい任命地に着いたとき,わずかの野菜と一塊のマーガリンがあっただけで,お金はありませんでした。夕食を終えてわたしたちは,『これで明日食べるものはないわね』と言いました。そして,そのことについて祈ってから床に就きました。翌朝早く,地元の証人が訪ねてきて,自己紹介してからこう言いました。『わたしは開拓者を遣わしてくださるようエホバに祈りました。これで日中のほとんどの時間,姉妹たちとご一緒できます。田舎に住んでいますので,お昼は姉妹たちとご一緒できたらと思い,みんなの分を持ってきました』。そこには牛肉と野菜がたくさんありました」。イエスが,『自分の魂のことで思い煩うのをやめる』ことは可能であると確信を持って言われたのは,もっともなことです。イエスはさらに,「あなた方のうちだれが,思い煩ったからといって自分の寿命に一キュビトを加えることができるでしょうか」と言われました。―マタ 6:25,27。

8 周囲の世界は,ますます物質主義的になっています。わたしたちをそれに順応させようとする圧力は増し加わっています。しかし,全時間宣教を高く評価する謙虚な気持ちがあれば,物質面で持つものが少なくても満足できます。(テモ一 6:8)生活を簡素で整ったものにしておく開拓者は,奉仕により多くの時間を充てられます。人々に真理を教えることから,より大きな喜びと霊的な強さを得られます。禁欲的な生活を送ろうとするわけではありませんが,経済事情に対して平衡のとれた態度を取ることで,開拓奉仕に伴う祝福を享受できています。

9 今が終わりの日であること,またこの邪悪な世のための時は尽きようとしていることを強く意識しているなら,あらゆる機会に良いたよりを宣べ伝えるために必要な犠牲を払おうという霊的な動機づけが得られるでしょう。自分の経済事情を新たな視点から見つめ,物事をエホバのみ手にゆだねることにより,エホバに全時間仕えられることが分かるかもしれません。開拓奉仕をするために,物質面でほしいと思う何かのものをなしですませるとしても,エホバの豊かな祝福を享受するでしょう。―詩 145:16。

質問3: 「わたしは十代の若者ですが,開拓奉仕を生涯の仕事として考えるのはなぜ望ましいことでしょうか」。

10 あと数年で学校教育を終えるなら,当然ながら将来のことを考えるでしょう。あなたは将来を,心配のない,幸福で,達成感のあるものにしたいと思っていることでしょう。学校の生徒指導員は,何年にもおよぶ大学教育が必要になる,収入のよい仕事に就くようあなたに働きかけるかもしれません。よく訓練された,クリスチャンとしてのあなたの良心は,できるだけじゅうぶんエホバに仕えるための備えをするようにと告げます。(伝 12:1)さらに,いずれは結婚して家庭を持つことを考えているかもしれません。では,どうしますか。

11 人生のこの時期にあなたが下す決定は,あなたの将来全体を方向づけるかもしれません。すでに献身し,バプテスマを受けたエホバの証人となっているなら,自分自身を心からエホバに差し出していることになります。(ヘブ 10:7)機会が開けしだい,1か月かそれ以上のあいだ補助開拓をしてみてください。そうすれば,正規開拓に伴う喜びや責任がどういうものかを幾らか体験でき,自分の人生で何をすべきかというあなたの考えはいっそう明確になるでしょう。ですから,学校を卒業した後に空いた時間を全時間の世俗の仕事で埋めるよりは,むしろ正規開拓を始めるのはどうでしょうか。開拓奉仕を楽しむことを人生の後の時期まで延ばした人の中には,もっと早くから始めればよかったと思っている人もいます。

12 若い時に独身で生活する機会を活用し,それが全時間の伝道活動に及ぼす益にあずかってください。もしいずれ結婚したいと思っているなら,結婚のための基礎を据える点で,まず正規開拓奉仕に携わることに勝るものはないでしょう。円熟し,霊性の点で成長するにつれ,同じ考えを持つ配偶者と共に開拓奉仕をすることを生涯の仕事にしようと思うかもしれません。夫婦で共に開拓奉仕をしてきた人の中には,巡回奉仕を始めたり,宣教者奉仕の分野に赴いたりした人もいます。それは真に満足のゆく生き方です。

13 開拓奉仕をどれほど続けるとしても,自分の教育にさらに磨きをかけ,世の職業では得られない,非常に価値ある訓練を受けたことになります。開拓奉仕は鍛練や,個人の物事を組織すること,人との接し方,エホバに頼ること,辛抱や親切をどのように身につけるかということを教えてくれます。こうした特質は,より重い責任を担う点であなたを整えるでしょう。

14 人間にとって,人生はかつてなく不確かなものになっています。エホバが約束しておられるものを除いて,真に長続きするものは多くありません。あなたの前には将来が開けているのですから,これからの人生で何をするつもりかを真剣に考えるうえで,今よりも良い時があるでしょうか。開拓奉仕の特権について慎重に吟味してください。開拓奉仕を生涯の仕事に選んだことを決して後悔しないでしょう。

質問4: 「要求時間を満たすのは,絶えずプレッシャーになりませんか。時間を入れる点で遅れてしまう場合はどうなるのでしょうか」。

15 正規開拓の申込書に記入する際,「1年間に1,000時間という要求を無理なく満たせるよう,自分の個人的な事情を調整しましたか」という問いに答えなければなりません。これを達成するには,奉仕に1日平均3時間を費やす必要があります。これには良い計画と自己鍛練が求められることは明らかです。ほとんどの開拓者は,実際的で実行可能な予定の型をほんの数か月で確立しています。

16 しかし,伝道の書 9章11節には現実に即して,『時と予見しえない出来事とはわたしたちすべてに臨む』と述べられています。重い病気その他の予見しえない事情ゆえに,開拓者が時間を入れる点で遅れることはあり得ます。もしその問題が長期に及ぶものではなく,奉仕年度の早い時期に生じるなら,幾らかペースを上げた予定を立てるだけで時間の遅れを取り戻せるかもしれません。しかし,もし深刻な問題が生じ,奉仕年度で残っている月はわずかで,その開拓者が追いつけない場合はどうでしょうか。

17 もしあなたが数か月にわたって一時的に病気になったり,自分ではどうしようもない他の差し迫った理由のために要求時間を満たせなかったりするなら,会衆の奉仕委員の一人に近づき,問題について説明することができます。もしその長老たちが,時間の遅れを取り戻すことを心配せずに開拓奉仕を続けるのを認めるほうがよいと考えるなら,その長老たちはそのように決定することができます。書記は,「会衆の伝道者記録」カードに注記を入れ,あなたが時間の遅れを取り戻さなくてもよいことを示します。これは休暇なのではなく,むしろあなたの事情が特別に考慮されたということです。―「王国宣教」1986年8月号折り込み,18節をご覧ください。

18 経験ある開拓者は,奉仕年度の早いうちに時間を余分に入れるようにしています。開拓奉仕は優先すべきことなので,時にはさほど重要でない活動を二の次にしなければならないこともあります。もしある開拓者が,予定が良くないため,あるいは予定に付き従う点で自己鍛練が足りなくて遅れてしまうのであれば,時間の遅れを取り戻す責任は自分にあることを認識し,特別な考慮を期待しないようにすべきでしょう。

19 開拓者は時として,自分の事情がやむなく変わるという経験をします。健康上の問題が長引くとか,家族に対する責任が増し加わるといったことで,長期にわたって時間の要求を満たせないかもしれません。もしそうであれば,知恵の道は,伝道者の隊伍に戻り,できるときに補助開拓奉仕をする,ということでしょう。事情ゆえにもはや時間の要求を満たせない人が開拓者のリストにとどまるのを認めるという定常的な備えは設けられていません。

20 わたしたちは,資格のある人の事情が特別に考慮されるという備えから励みを得て,より多くの人が必要以上に心配しないで開拓奉仕を申し込むよう希望しています。それは,これまで全時間奉仕をしてきた人にとって,開拓奉仕を続ける励みともなるはずです。わたしたちは,開拓者が全時間奉仕を成功させてほしいと考えています。

質問5: 「わたしは価値あることを成し遂げ,そのことに幸福を見いだしたいと思っています。開拓奉仕をすればわたしの願いはかなえられるでしょうか」。

21 真の幸福はおおかた,エホバとの個人的で親密な関係を持つこと,またエホバに忠実に仕えているという確信にかかっています。イエスは,「自分の前に置かれた喜びのために」苦しみの杭に耐えました。(ヘブ 12:2)イエスの場合,幸福は神のご意志を行なうことからもたらされました。(詩 40:8)現在の事物の体制では,自分の生活の中で行なう事柄の大部分がエホバへの崇拝と関連しているなら,真の幸福を享受できます。霊的な事柄を追い求めるなら,目的意識を持てます。心の奥で,自分は正しいことをしているという自覚が得られるからです。幸福は与えることから生じます。しかもわたしたちは,神の新しい世で永遠の命を得るにはどうすればよいかを人々に教えること以上に自分自身を与える勝った方法はないことを知っています。―使徒 20:35。

22 その点について,最初の節で引き合いに出された開拓者はこう述べています。「あなたが研究を司会して援助した人が活発なエホバの賛美者になるのを見るより喜ばしいことがあるでしょうか。神の言葉が人々に働きかけ,エホバに喜ばれるため生活を変えるよう促す強い力を見ると,興奮を覚え,信仰が強められます」。(「ものみの塔」誌,1997年10月15日号,18-23ページをご覧ください。)では,あなたを幸福にするものは何でしょうか。もしあなたが,世の提供する一時的な楽しみよりも,価値ある恒久的な仕事を高く評価しているなら,開拓奉仕は大きな達成感を与え,あなたはそのために本当の意味で幸福になるでしょう。

質問6: 「開拓奉仕は永遠の命のために要求されているわけではないのですから,してもしなくても構わないのではないでしょうか」。

23 確かに,開拓奉仕をするという決定は,あなたが下すべきものです。あなた個人の生活の事情について判断を下せるのはエホバだけです。(ロマ 14:4)エホバは,あなたが心をこめ,魂をこめ,思いをこめ,力をこめてご自分に仕えることを求めておられ,それは当を得たことです。(マル 12:30。ガラ 6:4,5)エホバが愛されるのは,快く与える人です。いやいやながら,あるいは強いられてではなく,喜んで仕える人です。(コリ二 9:7。コロ 3:23)全時間の奉仕をする理由は,エホバと区域の人々を愛しているからでなければなりません。(マタ 9:36-38。マル 12:30,31)もしそのような気持ちがあれば,開拓奉仕は真剣に考慮するに値します。

24 ここに示された事柄が,開拓奉仕をする見込みについて吟味する助けになることを希望しています。あなたは事情を調整して正規開拓ができますか。この下に,「わたしの開拓奉仕の週ごとの予定」という題の予定表が掲載されています。宣教奉仕に毎週平均23時間ほどを費やせる実際的な予定を立てられるかどうかを調べてください。次いで,エホバに全き信仰と信頼を置いてください。エホバの助けによって成功できるでしょう。こう約束しておられます。「わたし(は)あなた方に向かって天の水門を開き,もはや何の不足もないまでにあなた方の上に祝福を注ぎ出す」― マラ 3:10。

25 それでわたしたちは,「開拓奉仕 ― あなたにもできますか」と問いかけます。もしあなたが「はい」と言えるなら,正規開拓を始める日付を早めに決めてください。エホバがあなたを祝福し,喜びに満ちた生活を送れるようにしてくださることを確信してください。

[6ページの図表]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

わたしの開拓奉仕の週ごとの予定

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日

午前 午前 午前 午前 午前 午前 午前

野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕

午後 午後 午後 午後 午後 午後 午後

野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕

晩 晩 晩 晩 晩 晩 晩

野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕 野外奉仕

週の各曜日の予定を鉛筆で記入してください。

野外奉仕に毎週合計23時間ほどを充てるよう計画してください。

計画した週ごとの時間の合計______

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