エホバの証人の2001年「神の言葉を教える者」地域大会
1 預言者イザヤは，エホバを偉大な教訓者と描写しました。つまりエホバは，父親のように，「これが道である。あなた方はこれを歩め」と熱心に勧める方なのです。（イザ 30:20，21）では，わたしたちの益を図って語られるエホバの言葉をどのような方法で聞けるでしょうか。エホバは聖書を通し，また「忠実で思慮深い奴隷」が企画した聖書に基づく出版物や，集会，巡回区ごとの集い，地域大会によってご自分の民に語りかけておられます。（マタ 24:45）わたしたちは，歩むべき道を継続的に教えてくださるエホバに感謝できます。
2 毎年，地域大会は，信仰の仲間と集まって，エホバの教えによく耳を傾ける機会となります。昨年は28万6,768人が一連の「神の言葉を行なう者」地域大会に出席し，霊的にさわやかにされました。2001年にも，全国で3日間の「神の言葉を教える者」地域大会が開催されます。皆さんは，出席するための手はずを整えたいと思っておられることでしょう。ここで，参考となる指示をお知らせします。
3 ホテルを予約する: 協会は，大会に出席する兄弟姉妹がホテルから法外な料金を請求されることのないよう，各大会開催都市の地元の宿舎部門に対し，受け入れられる宿泊料に関する指示を与えます。「推薦されている宿舎の一覧表」に記載されるのは，宿泊料に関するこの方針に協力するホテルだけです。この一覧表は各会衆に1部ずつ送られます。ところで，お気づきになると思いますが，ある年の一覧表に載っていたホテルが，その翌年には載らない場合もあります。それには普通，次のような三つの理由があります。（1）ホテル側が協会の受け入れる宿泊料で部屋を提供しないことにした。（2）宿舎部門がホテルの料金や場所を考えて，別のホテルを載せることにした。（3）そのホテルが清潔さや安全に関する協会の規準に達しなくなった。
4 協会は今後も，便利のよい都市で大会を開催したいと考えています。協会も，地元の宿舎部門も，皆さんの長期的な益を気にかけているので，毎年，今現在ものみの塔の大会に協力しているホテルのみを予約するようお願いしています。2月の第1週までに，皆さんの会衆にも，大会の「推薦されている宿舎の一覧表」が届いていることでしょう。予約する際には，この折り込みの「ホテルの予約の手順」という題の囲みの指示に注意深く従ってください。
5 部屋の空きがないことを会衆の書記に知らせる前に，必ず，「推薦されている宿舎の一覧表」にあるすべてのホテルに電話をかけてください。書記は，一覧表の上部に記されている住所や電話番号を用いて宿舎部門と連絡を取り，状況を知らせます。会衆には改訂された一覧表が送られます。一覧表に載っていないホテルを予約するのではなく，新しい一覧表をお待ちください。残念なことですが，あるホテルでは，今年はシングルルームがブロックされていなかったものの，かなりの人が一般料金で予約したため，他のホテルのブロックした部屋が埋まらないという事態が生じました。いったん予約したなら，変更して別のホテルを予約することはなさらないでください。ホテルが追加されるのは，まだ宿舎の必要な兄弟姉妹がいるからであって，すでに部屋を予約している人に別の選択肢を与えるためではありません。この指示に従うことは，クリスチャンの兄弟たちに愛を示し，世の自分第一の態度を避ける機会となります。―コリ一 10:24。
6 ホテルに内金を送金する。ホテルとの問題を扱う: 部屋の予約を確実なものとするには，予約から10日以内に，予約した部屋ごとに1泊分の内金を払い込まなければなりません。内金が払い込まれなければ，ホテルにはその部屋を他の人に提供する権利があります。大会の前後に問題が生じたなら，それがどんな問題であっても，「推薦されている宿舎の一覧表」の上部に記されている住所や電話番号を用いて，手紙か電話で宿舎部門に連絡することができます。大会中に問題が生じるなら，できるだけ早く大会の宿舎部門に行き，ホテルをチェックアウトする前に兄弟たちの援助を受けられるようにしてください。
7 特別な助けの必要な人を顧みる: 特別な助けを必要とするお年寄り，病弱な人，全時間奉仕者などの特異な事情に通じている親族や長老や会衆の他の人たちは，そのような人が大会に出席できるよう援助することによって愛ある関心と気遣いを示すことができます。（テモ一 5:4）協会の準備した「特別な必要にこたえる宿舎申込書」の中には，提出するための資格が大まかに説明されています。この備えの対象となるのは，経済的な事情や健康上の理由などのために民泊や会場に近いホテルを必要としている奉仕者です。会衆の奉仕委員は，この用紙を宿舎部門に送る前に，申込者一人一人の資格を考慮すべきです。会衆の書記は，この用紙に自分の電話番号を付記し，宿舎部門が何か尋ねたいと思う場合，書記と連絡が取れるようにしておきます。承認された用紙は，その裏面に記されている宿舎本部の住所あてに郵送してください。
8 ほかの大会に出席する: ほかの大会の「推薦されている宿舎の一覧表」や情報を必要とするなら，会衆の書記からその宿舎本部の住所を教えてもらうことができます。住所は「特別な必要にこたえる宿舎申込書」の裏面に記されています。依頼の手紙と共に，ご自分の住所を記して切手を貼った返信用封筒を必ず同封してください。その都市で大会が二つ以上開催される場合は，出席する大会の日付を忘れずにお知らせください。
9 貸切りバスの取り決め: 2000年の地域大会においても大会組識の兄弟たちがバス会社と直接交渉を行ない，かなりの割引料金でバスを借りることができました。これは，大会会場に通える距離にある会衆と交わる人々にとって経済的にも身体的にも大きな益をもたらし，大いに感謝されました。今年も同様の取り決めが設けられており，地元の宿舎部門から詳細な情報が該当する会衆に送られることになっています。
10 ホテル関係者はエホバの証人についてどのように感じているか: 米国中西部のあるホテルの総支配人は，エホバの民の立派な振る舞いについて述べた後，こう語りました。「エホバの証人の方々が木曜日にチェックインするのを見ると，わたしは“チェックアウト”して月曜日の朝までホテルを空けられます。仮に問題が生じるとしても，小さな問題で済むからです。皆さまにご利用いただけることをいつもうれしく思っています」。あるホテルの営業担当者は感激し，「すばらしい団体です！『ありがとうございます』と皆さん何度も言ってくださいます」と述べました。兄弟たちのことがこのように語られるのを聞くと，あなたも誇らしい気持ちになるのではないでしょうか。エホバ神が，み名の賛美となるような仕方でわたしたちが行動するのをご覧になる時，どれほど喜ばれるか，想像してください。
11 結びに: 地域大会に出席する時が近づいたなら，3日とも午前午後を通じて出席し，プログラムから最大限の益を受けられるようにすることを，祈りの中でエホバに申し上げてください。出席を予定している大会に3日間出られるよう，仕事の休みをすでに申請しましたか。まだであれば，できるだけ早くそうなさってください。休暇願いを出すのがぎりぎりになると，認められない場合が多いものです。忠実で思慮深い奴隷は，霊的な教えを与えるため，またわたしたちの信仰を築き上げるために，今年の「神の言葉を教える者」地域大会を取り決めました。ですから，出席するための計画を今から立てて，『群集の中で神をほめたたえよ』という詩編作者の訓戒に従ってください。―詩 68:26。
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プログラムの時間
金曜日と土曜日
午前9時30分-午後5時
日曜日
午前9時30分-午後4時
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ホテルの予約の手順
1. 通常の営業時間中にホテルに電話をかける（なるべく2月中に）。「推薦されている宿舎の一覧表」にあるホテルの電話番号を用いる。
2. 自分が，ものみの塔の大会に出席するエホバの証人であることをホテルに伝える。
3. ホテルに宿泊する日付を知らせる。
4. 宿泊料が「推薦されている宿舎の一覧表」の料金と同じかどうかを確認する。それより高い料金では予約しない。
5. もし満室であれば，一覧表にある別のホテルに電話する。
6. 予約が取れたなら，予約番号を尋ねる。
7. クレジットカード，銀行振込，あるいは郵便振替で内金を払い込む。現金を送ることはしない。内金を支払う場合の注意事項
クレジットカードを使うとき: カードから内金をすぐに引き落としてほしい，とホテルに伝える。
銀行振込か郵便振替を使うとき: 所定の用紙に予約番号を記入した上で，10日以内に振り込む。
さらに，次の点を守ってください:
■ 「推薦されている宿舎の一覧表」に載っていないホテルには泊まらない。
■ 予約する部屋は，自分の分，あるいはすでに明確な取り決めができている人の分のみとする。
■ 最初の予約を変えない。