-
コロサイ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
性的不道徳: 聖書中の用法では,ギリシャ語ポルネイアは,神に禁じられた性的な行動を広く指す語。姦淫,結婚していない人同士の性関係,同性愛行為などの重大な性的な罪が含まれる。用語集とガラ 5:19の注釈を参照。
汚れ: または,「不潔」,「堕落」,「みだらなこと」。比喩的な意味で「汚れ」(ギリシャ語アカタルシア)は,性的なこと,話すこと,行動,宗教面において,清くないこと全てを含む。(コ一 7:14,コ二 6:17,テサ一 2:3と比較。)それで「汚れ」はいろいろな悪い行いを指し,深刻さの程度もさまざまなものがある。この語は,そうした悪い行いや状態が道徳的に忌まわしいことを強調している。用語集の「汚れている」とガラ 5:19,エフ 4:19の注釈を参照。
奔放な性欲: ロマ 1:26の注釈を参照。創 39:7-12,サ二 13:10-14と比較。
貪欲つまり偶像崇拝: ここで「貪欲」と訳されているギリシャ語プレオネクシアは,より多く持ちたいという飽くなき欲望を表す。(ロマ 1:29の注釈を参照。)パウロは貪欲が事実上偶像崇拝だと述べている。貪欲な人は,自分の望むものをエホバへの崇拝より優先させて,それを自分の神とするから。その人は,自分の欲望を満たすことを生活の中で一番重要なことと見なす。エフ 5:5の注釈を参照。
いわば殺しなさい: パウロは印象的な比喩表現を使って,間違った罪深い欲望を除き去るには強力な手段が必要であることを強調している。(ガラ 5:24)「いわば殺しなさい」と訳されているギリシャ語は字義的には,「死んだものとしなさい」,「殺しなさい」という意味。(マタ 5:29,30; 18:8,9,マル 9:43,45,47と比較。)
-