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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1957
塔57 5/15 185–187ページ

信仰は世に打ち克つ

キリストは1914年に『再臨』して,そのとき以来王として支配し始めた,となぜヱホバの証者は言いますか。なぜなら,ヱホバの証者は,そのことに信仰を持つているからです。ハルマゲドンと呼ばれる宇宙的な戦争がこの時代の中に起り,そして宗教,商業,政治で構成される現在の組織制度がまつたく消滅してしまい,また幾百万人という人々はその全世界的な破滅を生き残つて,理想的な状態の下にこの地上で永遠に生きる,となぜヱホバの証者は教えますか。なぜなら,ヱホバの証者は,そうなることを信じているからです。

あなたは,ハルマゲドン生存者の一員になつて,この地上で死なずに生きていたいですか。もし,信仰を持つなら,その願は叶えられるでしよう。しかし,信仰とはいつたい何ですか。神は,御自分の言葉である聖書の中で宗教的な信条に適用する信仰を定義しています。ヘブル書 11章1節(新口)に,こう書かれています。『信仰とは,望んでいる事がらを確信し,まだ見ていない事実を確認することである。』つまり,信仰は神の言葉についての知的な理解と認識,そしてその言葉についての全き確信という意味です。真のクリスチャン信仰は,ヱホバ神とその御国についての信仰の全部であります。ヱホバ神の選ばれた裔なるイエス・キリストとその弟子たちは,その信仰を私たちに伝えたのです。

霊感の下に,前に引用した聖句を書いた人は,同じ章の中で次のように述べていました,『信仰がなくては,神によろこばれることはできない。なぜなら,神に来る者は,神のいますことと,ご自身の求める者に報いて下さることを,必らず信じるはずだからである。』「神のいますことを信ずること」という言葉は,信仰の基礎です。正常な心を持つ人にとつて,物質の宇宙ということは神の存在を十分に証明するものです。生命のない物体は常に存在していたわけではありません。それには,最初があつたにちがいありません。大きな力の源がないなら,物体はどうして存在するようになりましたか。その源からの啓示がないなら,人間の心はその源を決して理解することができないでしよう。私たちは,万物のその源を神と認めます。

しかし,物体と生命の創造者なる神の存在を信ずるだけでは,神の目的や御意についての知的な理解を得ることができません。信仰の基礎となる自然の業以外の別のものを必要とします。神の目的については,神からの啓示が必要です。神は,たしかにその啓示を与えられました。それは,聖書と言う本です。聖書の中に啓示されている神の目的の知識は,信仰の基礎であつて,生命に導くものです。

真のクリスチャンの信仰とは,ヱホバ神とその御国についての信仰の全部であります。神の選ばれた裔なるイエス・キリストと弟子たちは,その信仰を私たちに伝えました。しかし,キリスト教国の人々も,同じ聖書を信じてはいませんか。それでは,なぜそれらの人々は,ヱホバの証者の信じているものと同じものを信じないのですか。これは,意見の相違であり,個人的な解釈の問題だけだ,などと考えないで下さい。良い生活を送るならなんでも好き勝手なものを信ずることができ,教理の相違は実際には問題でない,などと考えないで下さい。そう考えることは,非常な間ちがいです。このような相違があるからこそ,ハルマゲドンを生き残るものと,古い世と共に朽ちるものとのちがいが,歴然と示されるのです。

宗教,商業,そして政治という多くの組織を持つこの古い世は,現在の時代の中に必らず亡びてしまいます。多数の人々は,信仰を持たないために,この世と共に亡びてしまうでしよう。信仰を有してのみ,私たちはこの古い世に打ち克つて,正義の新しい世で永遠に生きることができます。イエス・キリストの使徒は,霊感の下に次の言葉を書きました,『私たちの信仰こそ,世に勝たしめた勝利の力である。』― ヨハネの第一書 5:4,新口。

イエス・キリスト御自身も,この古い悪しき世に勝たねばなりませんでした。さもなければ,この古い悪しき世が,イエスに打ち克つたでしよう! イエスが人間でいたときに,サタン悪魔は非常な努力を払つてイエス・キリストに打ち勝とうとしました。サタンは,そのときにはこの世の君すなわち支配者だつたからです。イエスは,サタンについて,『この世の支配者は来つつある。だが彼は私にたいして何の力をも持たない。』と明白に言われました。イエスが公の宣教奉仕を始めるとすぐに,サタンはイエスに打ち克つために非常な努力を払いました。どのように? イエスに,諸国家の政治的な支配権を提供することによつてです。それは,サタンの極めて狡猾な遣り口でした。―ヨハネ 14:30。マタイ 4:8,9,新世。

イエスは,どんな手段を用いてその誘惑を斥けましたか。信仰によつてです! なんですつて? 神の子なるイエス・キリスト,そしてキリスト教国の考えによると,神御自身が人間の形に化肉されたと思われるイエス・キリストは,信仰を必要としたのですか。そうです。その信仰とは,今日のキリスト教国が信仰の基礎にしている,と主張している神の目的の同じ啓示にたいする信仰です。サタンの提出した誘惑に答えるに際しては,イエス・キリストは昔のヘブル語聖書を引用しました。イエスは,聖書の啓示している事柄に信仰を持つていました。イエスは,後になつて,自分の使徒であるヨハネに与えた啓示の中で,次のように語つていました。なお,その啓示は,父なる神から出ているものです,『勝利を得る者には,私と共に私の座につかせよう。それは丁度,私が勝利を得て私の父と共にその御座についたのと同様である。』― 黙示 3:21,新口。

イエスが,或るものに打ち克たねばならなかつた,と,そのことは明瞭に示しています。イエスは戦いましたが,それは信仰の戦でした。イエスが打ち克たねばならなかつたのは,何でしたか。ヨハネ伝 16章33節(新口)で,イエス御自身がその質問に答えています,『私はすでに世に勝つている。』しかし,その世とはどういう意味ですか。それは,ヱホバ神に反対している悪魔サタンが組織して,制御している現在の組織制度です。そして,この制度は強い勢力を持つ宗教,貪欲な商業,そして強力な政治制度の結集したもので成り立つています。イエスが,人間として地上にいたとき,これらのものは小規模ながら運営されていました。それで,イエスはその狡猾な罠に打ち克たねばならなかつたのです。さもなければ,それらのものがイエスに打ち克つたでしよう。『キリストは,その肉の生活の時には激しい叫びと涙とをもつて,御自分を死から救う力のあるかたに,祈と願とをささげ,そして,その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。』― ヘブル 5:7,新口。

私たちは,この悪しき組織制度の『終りの日』に住んでおり,今はいままでよりもずつと悪くなつているのです。それに打ち克つて,その狡猾な罠を克服するためには,真実の信仰を必要とします。信仰を持つ者以外には,何人もハルマゲドンにおけるこの世の亡びを決して生き残らないでしよう。キリスト教国は,信仰を持つていないために,全き亡びを受けるでしよう。私たちは,ヨハネに与えられた啓示の中でイエスの予言された時に生活しています。すなわち,サタンの獣のごとき制度は,全人類を駆り立てて,ヱバホとそのキリストに対する最終的な戦争に追いやつているのです。それですから,この強力な敵に立ち向い,そして,妥協することなしにヱホバ神とその勝利の小羊の側に立つためには,真実の信仰が必要です。―黙示 17:12-14。

サタンは,無活動の底の無い坑に投げこまれるまでの自分の時が極めて短い,と知つています。それですから,サタンの企みは,すべての国民を亡びに追いやつて,一人をも生き残らせず,全き勝利を得る執行者,イエス・キリストの支配する地上で幸福な民として生活させるのを妨げようということです。しかし,創世記 3章15節に予言されているごとく,神の選んだ裔は,「蛇の頭を打ち砕く」でしよう。この戦において,あなたはどちらの立場につきますか。

ヱホバの証者には,実際の事柄が起る以前にその幻が与えられました。ヱホバの証者は,『まだ見ていない事実を確認』しています。(ヘブル 11:1,新口)この古い世の制度がヱホバ神に敵対する戦争を行い,そしてヱホバ神の火のごとき裁きがこの組織のあらゆる部分に対して執行されるのを,ヱホバの証者は見ます。ヱホバの証者にとつては,このような事柄は,一目瞭然に見えるのです。ヱホバの証者は,キリスト・イエスと共に勝利の側に立ちます。そして,自分たちは黙示録 15章2,3節(新口)の予言の中に述べられているもの,と悟つています。『また私は,火のまじつたガラスの海のようなものを見た。そして,このガラスの海のそばに,獣とその像とその名の数字とにうち勝つた人々が,神の立琴を手にして立つているのを見た。彼らは歌つて言つた。』獣とその像は,サタンの獣のような現代の支配制度であつて,その名の数(666,または600+60+6)は,その制度の三つの要素,すなわち偽りの宗教,商業,そして政治を象徴しています。―黙示 13:16-18。

昔の人々は同じ種類の信仰を持つていました。その信仰を持つことによつて,彼らはサタンの支配していた当時の世界制度に打ち克つことができました。男も女も,『信仰によつて,国々を征服し,義を行い,約束のものを受け,獅子の口をふさぎ,火の勢を消し,剣の刃をのがれ,弱いものは強くされ,戦の勇者となり,他国の軍を退かせた。……この世は彼らの住む所ではなかつた。』― ヘブル 11:33-38,新口。

キリスト教国は,『ダニエルのごとく勇敢に敵に当れ』という讃美歌を歌うのを好みます。しかし,その行から見ると,彼らはダニエルの信仰を持つていないことが分かります。彼らは,目に見える幾らかの敵を見るだけですが,それらとも妥協してしまいます。そして,自分たちは広い心を持つていて,その信仰は広いから何でも採り入れると,人々の前に示しています。

或る人々は,ヱホバの証者のことを悪く言い,『一本道の心』を持つているものだ,と言います。しかし,それの何処が悪いのですか。正しい道に歩いているかぎり,悪いところは無いではありませんか。生き残るか,又は亡びるかを区別するのは,そのところにあるのです。ヱホバの証者は,一本道の心を持つているかもしれませんが,しかし間ちがつた道にはいません。

これに反してキリスト教国は,自分の歩むべき道をひとつも持つていないのです。宗教的な争論の惹き起す砂塵の嵐のために目が見えず,道のない砂漠をさまよい歩いているのです。イエスは,次のように言いませんでしたか,『狭い門からはいれ。亡びにいたる門は大きく,その道は広い。……生命にいたる門は狭く,その道は細い。そして,それを見いだす者がすくない。』― マタイ 7:13,14,新口。

使徒パウロは,「まだ見ていなくても望んでいる」事柄について語つた際,次のように書きました,『「もうしばらくすれば,来るべきかたがお見えになる。遅くなることはない。わが義人は,信仰によつて生きる。もし信仰を捨てるなら,私の魂はこれを喜ばない。」しかし,私たちは,信仰を捨てて亡びる者ではなく,信仰に立つて生命を得る者である。』― ヘブル 10:37-39,新口。

使徒パウロが,その当時に待ち望んでいたものは,今や実現しました。キリスト教国は,そのことを見ることができません。なぜなら,キリスト教国は,異教の哲学と融合した昔の言伝えのために盲目となり,信仰をすこしも持つていないからです。キリストは臨在しておられます! 私たちは,キリストの臨在の時,すなわちパロウシアの時に生活しています。そして,現在は諸国民の裁きの時です。ヱホバ神は,『鉄の杖をもつてすべての国民を治めるべき』権威を委ねた御方を通して『大いなる御力をふるつて支配』し始めました。諸国民は非常に怒り猛りましたが,ヱホバ御自身の憤は諸国民の上に来ました。今や地を亡す者どもを亡す神の定めの時です。―黙示 11:15-18; 12:5,新口。

サタンは,自分の宗教的な制度を手先に用いて,私たちの信仰を破ろうと努めます。そして,いろいろの論を述べたり,又は私たちが邪教の者である,と言います。サタンは,また自分の商業制度を通し,物質主義という狡猾な罠によつて私たちの信仰を弱めよう,と努めます。そして,サタンに属する政治的な制度を通し,あらゆる種類の悪しき非難を私たちに浴せかけることにより,私たちの信仰の武具を打ち破ろう,と努めるでしよう。そして,イエスに対して為したと同じく,私たちを暴動者とも非難するでしよう。また,私たちは或る政治勢力の手先の者であつて,国民の上に『その勢力を堅固にしよう』としている,などの偽りの非難を投げかけて,大衆を煽動するでしよう。

私たちは,コリント後書 13章5節(新口)に述べられている使徒の言葉に留意しなければなりません,『あなた方は,はたして信仰があるかどうか,自分を反省し,自分を吟味するがよい。』私たちは,非常な注意を払わねばなりません。さもないと,『食いつくすべきものを求めて歩きまわつている』ほえたける獅子のごとき悪魔は,私たちの信仰の盾に弱い点を見つけ出し,そのところから『燃える火の矢』を投げつけて私たちを害し,私たちの亡びを図るでしよう。「目をさまして」『信仰にかたく立つて』『信仰のたてを手に取る』ことにより,この敵に打ち克つことができます。『それをもつて,悪しき者の放つ火の矢を消すことができる。』― ペテロ前 5:8,9。エペソ 6:16,新口。

この「終の時」は,特別に危険な時です。(ユダ 17-21)神の御言葉の理解にもとづく信仰によつて,人は生き残ることができます。

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