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彼らは『その労苦のゆえに良いものを見る』ものみの塔 1976 | 12月1日
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この建築計画はやがて彼らにすばらしい霊的祝福をもたらすものとなるでしょう。
工事は,一連の冬の巡回大会が終わってから着工して,春の巡回大会が始まるまでに完成していなければならず,かなりのスピードが求められました。事実,大会ホールはわずか二か月で出来上がりました。工事の大半は自発奉仕者の手によって行なわれました。工事の進行があまりにも迅速なので,近所の人は驚き,証人たちが4時間の夜間外出禁止令を守っていないのではないかと疑ったほどです。しかし,もちろん,エホバの証人は外出禁止令を守っていました。約1,200人を収容できる,明るい感じの立派なコンクリート造りの建物が完成しました。
座席は,韓国の習慣に従って,美しい木のタイルをはめ込んだ床の上に座るのです。大会ホールの献堂式の行なわれた4月5日には,限られた1,300人の人々が詰め合ってホールに入りました。出席者がホールの中に入ると,履き物を入れるビニール袋と東洋の習慣に従って記念品が各自に手渡されました。この時の記念品は献堂式を記念する文字が彫られているボールペンでした。出席した人はみな,明るい舞台と優れた音響施設,二階にあるバプテスマ用のプール,建物の正面に造成中の東洋風の庭などを見て大変喜んでいました。
献堂式の話はミルトン・ハミルトンによって行なわれました。彼は,釜山でエホバの業を確立するため朝鮮戦争直後から熱心に働いてきた宣教者の一人です。これまで何年にもわたって,釜山では約25人の宣教者が働いてきました。そしてこれらの宣教者のすべては,今そこにいる土地の証人たちと共に『その労苦のゆえに良いものを見て』,どんなにか喜んでいることでしょう。釜山のエホバの証人は,東洋で最初の大会ホールを持てたことをうれしく思っています。そして目に浮べた喜びの涙は,彼らの感謝の念を物語っています。―伝道 2:24,新。
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覚えていますかものみの塔 1976 | 12月1日
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覚えていますか
あなたは最近号の「ものみの塔」誌を注意深くお読みになりましたか。そうでしたら,次の点を覚えておられるでしょう。
● ローマ 8章3節に記されているとおり,イエス・キリストはどのようにして,『肉において罪に対する有罪宣告をされました』か。
人間であったイエス・キリストは,神のご意志を完全に行なうことにより,肉体を持つ人間にとって罪が必然,あるいは生得のものでないことを明証した。―453ページa
● フィリピ人にあてた書簡の中で,「そねみや対抗心によってキリストを宣べ伝えている者」について語った使徒パウロは,おもにだれのことを指していたのでしょうか。―フィリピ 1:15。
主として,クリスチャンになったと唱えていながら,純粋な使徒的教理から逸脱したユダヤ人のことを指していた。彼らは迫害や非難を受けることを恐れていた。そうした者たちは純粋な動機を抱いておらず,疑いや争いや分裂を引き起こし,パウロの業を損なおうとしていた。―488ページ
● クリスチャンは,どのように,「栄光から栄光へ」
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