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  • エホバに祝福される精神
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1987
塔87 8/1 26–29ページ

エホバに祝福される精神

「主があなたの示す霊と共にいてくださいますように。その過分のご親切があなた方と共にありますように」。パウロはテモテに宛てたその第二の手紙をこうした言葉で結んでいます。(テモテ第二 4:22)テモテや共にいた人たちはこの称賛の言葉から,エホバに祝福される霊(精神)を自分たちが表わしていることを知って大いに喜んだに違いありません。

しかし,エホバに祝福される精神とは一体どんな精神でしょうか。そういう精神のある人々には実際にどのような特徴がありますか。また,どうすればわたしたちもこの精神を表わして,エホバの祝福を受けることができるでしょうか。

これらの質問に答えるのに役立つ情報を得るため,モーセの時代にさかのぼってみましょう。イスラエル人は荒野にいます。エホバは彼らとの律法契約を締結されたばかりで,今度は,ご自分を崇拝する方法を彼らに教えられます。それには,多量の金や高価な資材,それに熟練した技量が求められる移動式の会見の天幕の建設も含まれています。必要とされる資材や労力を提供するため,自発的な供え物をする機会がその国民にこのように差し伸べられます。「心から進んで行なう者は皆,それをエホバへの寄進物として携えて来なさい。すなわち,金,銀,銅,青糸,赤紫に染めた羊毛……である。そして,あなた方のうち心の賢い者は皆,来て,エホバの命じたすべての物を造るように。すなわち,幕屋,その天幕と覆い……である」― 出エジプト記 35:5-19。

その国民はこの機会にどのようにこたえ応じましたか。35章の残りの部分には,「その心に促された者たち」と「その霊に鼓舞された者たち」が寄進物を差し出し,自分たちの前に差し伸べられたこの機会を高く評価していることを示す勤勉さをもって作業に取りかかったことが記されています。(21節,22節,26節)その反応は非常に大きかったので,36章6節にはこのように記されています。「モーセは宿営じゅうに発表を伝えるように命じてこう言った。『男も女も,聖なる寄進物のためのものはもう何も出さなくてよい』。これによって民がそれを携えて来ることはとどめられた」。そうです,民をとどめなければならなかったのです。エホバは,「心から進んで行なう者は皆……」と発表させた時,強制的な戦術を取られませんでしたが,国民が結果的には進んで行なう精神を示したので,彼らが行なったあらゆる事柄の上にエホバの保護と導きがとどまり,大きな喜びがもたらされるという祝福が与えられました。

それから幾百年も後に,この同じ精神が再び表わされました。それは,ヒゼキヤ王がイスラエルに清い崇拝を回復させようと努めていた時のことでした。機会が与えられたとき,「会衆は犠牲と感謝の犠牲を,また心から進んで行なう者はみな,焼燔の捧げ物を携えて来るようになった」と記されています。どんな結果になりましたか。「それゆえ,ヒゼキヤとすべての民はまことの神が民のために用意をしてくださったことを歓んだ。この事が起きたのは突然のことだったからである」と述べられています。―歴代第二 29:31-36。

クリスチャンは正しい精神を表わす

キリスト教時代にも,進んで自らを犠牲にするこの同じ精神が見られるでしょうか。パウロがフィリピ 1章3節から5節で,フィリピのクリスチャンたちについて書いた次の記述に注目してください。「わたしは,あなた方すべてのための自分のあらゆる祈願の中であなた方のことを思い出すたびに,喜びを抱いて祈願をささげつつ,常にわたしの神に感謝しています。それは,最初の日から今に至るまで,あなた方が良いたよりのために寄与してきたからです」。フィリピのクリスチャンたちは,『良いたよりのために寄与する』ことにおいてどのように際立っていたのでしょうか。続く節には,彼らが良いたよりを前進させるため生活の仕方を聖書の原則に進んで合わせていただけでなく,他の人たちに良いたよりを熱心に宣べ伝えて教えていたことが示されています。

クリスチャンが皆,そのようにして宣べ伝える業に進んであずからなければならないことは,ヘブライ 13章15節で,「この方を通して常に賛美の犠牲を神にささげましょう。すなわち,そのみ名を公に宣明する唇の実です」と強調されています。したがって,クリスチャンならだれでも行なう良いたよりの伝道は,今日のエホバの真の崇拝者の特徴となっている進んで行なう精神を示すことのできる主要な方法なのです。クリスチャンはまた,『善を行なうこと,そして,他の人と分かち合うことを忘れてはならない』とも諭されています。「神はそのような犠牲を大いに喜ばれる」からです。―ヘブライ 13:16。

フィリピの兄弟たちはさらに別の面でも進んで行なうこの精神を表わしました。パウロはフィリピ 4章で,良いたよりの伝道が前進するように彼らが何度も自分を経済的に援助してくれたことについて述べています。(フィリピ 4:14-17)こうして彼らは,エホバの昔の崇拝者たちの優れた模範に倣いました。彼らが『[自分たちの]貴重なものをもってエホバを』敬ったのは明らかです。(箴言 3:9)同様の機会がわたしたちの前に置かれるなら,わたしたちはこの同じ精神を示すでしょうか。

是認を受けた精神は今も明らか

詩編 110編には,大多数の人々が“自分”にしか関心を向けない現在の体制の終わりの日に,多くの人が,進んで自らを犠牲にする優れたこの同じ精神を表わすようになることが示されています。3節には,メシアが1914年に王国の支配権を取ると,神の民が『進んで自らをささげる』ことや,そのようにする人たちが「露玉」のようなおびただしい数に上ることが記されています。これは真実となってきたでしょうか。

「ものみの塔」誌の1881年4月号には,全時間の宣べ伝える業に携わる1,000人の伝道者を募集するという知らせが掲載されました。さらに同年の5月号には,この業に携わる人たちは「天的な報いを得るために働く」人々でなければならないことが強調されました。4年間に300人以上の人たちがこたえ応じましたが,当時,ものみの塔協会と交わっていた献身したクリスチャンの数が少ないことを考慮すると,それは顕著な数でした。

この同じ精神は今でも引き続きはっきり示されています。例えば,1986年には毎月平均39万1,294人の開拓者(全時間奉仕者)が報告しました。これは前年と比べて21.2%,つまり6万8,473人の増加でした。しかし,進んで行なうこの精神を示しているのは,宣べ伝える業に全時間を費やせる人たちだけではありません。a

家族の世話,体の不自由な,あるいは老齢の親の世話など,聖書的な他の責任を持つ多くの人々に加え,健康がすぐれないために全時間のクリスチャン宣教にあずかれない人々も,進んで自らを犠牲にするこの同じ精神を表わしてエホバを大いに喜ばせています。このことは,ほとんどの国で王国を宣べ伝える業の大半を実際に行なっているのが,自分の時間のかなりの部分を何らかの世俗の仕事や,家族に対する責任や他の聖書的な責務を果たすことに費やさなければならない奉仕者であるということから明らかです。確かにエホバに祝福される精神がりっぱに示されています。

生活の他の分野で正しい精神を表わす

今日でもモーセやヒゼキヤの時代と同様,地元の会衆が王国会館やそれに類した施設を建てる時に,進んで行なう精神を示す機会が訪れます。そうした場合でもこの同じ精神ははっきり示されるでしょうか。間違いなく示されています!

特にそれは,しばしば速成の王国会館建設計画と呼ばれる,王国会館建設の最新の方法に関して明らかにされてきました。何百人ものエホバの証人が一団となって,土曜日の早朝から日曜日の夕方まで作業に従事し ― 中には徹夜で作業する人もいる ― 新聞が「週末の奇跡」と呼んだ事柄を成し遂げます。金曜日にはコンクリートの床以外,敷地には何もなかったのに,日曜日の晩には完成した王国会館を用いて集会が行なわれるのです!b

進んで行なう精神を表わす一層大きな機会となるのは,さまざまな国で行なわれている支部施設の建設です。これらのさまざまな計画に関して行なわれている作業にささげられた全く自発的な労力を集めると,想像を絶するほどの量になります。労力の提供に加え,必要な資材の購入を可能にする金銭的な寄付があるのは言うまでもありません。証人たちは必要な物をしばしば自発的に寄贈するので,建設費は大幅に削減されます。

オーストラリアのシドニーに新しい支部を建設している時に,そのことを例証する出来事が生じました。そこでは,クイーンズランド州の北端に住む兄弟たちが,セミトレーラー4台分の推定価格6万㌦(約900万円)ないし7万㌦(約1,050万円)の材木を準備し,建設現場に送りました。また,支部の建設期間中には,1台のバス一杯の証人たちが一度に4週間の自発的な作業を行なうため,4,000㌔も離れた西オーストラリア州からはるばるやって来ました。多数の熟練した人たちが建設現場で何か月間か自発的に働き,数人の人々は1年以上もその仕事を行ないました。これは確かに,過去幾世紀にもわたってエホバから非常に豊かに祝福されてきたその同じ精神の表明であり,今やその精神は他の国々でもしばしば繰り返し表わされています。

進んで行なう精神を示す別の機会は,証人たちが巡回大会や地域大会に集まっている時です。こうした大会ではいずれも,あらゆる事柄を円滑に運営してよく組織するために,たいてい何か月も前から多くの自発奉仕が求められます。また,いったん大会が始まると,人々は大会を成功させ,喜びの時とするのに必要な数多くの仕事の援助に自発的に携わります。出席しているエホバの証人の四人に一人が,そのような仕事を行なうこともあるのです。それは食事の提供や清掃に関係した仕事かもしれませんし,大半の出席者の目には触れない仕事かもしれません。しかし,エホバがそれを見落とされることはありません。エホバは,必要とされる事柄を行なうために進んで自らをささげる人々に報いてくださいます。あなたも大会で自発奉仕を申し出ることにより,クリスチャンが『愛を通して互いに奴隷として仕える』時にもたらされる報いを刈り取りますか。家族でそのようにすることを考えたことがありますか。―ガラテア 5:13。

これらの特別な計画が,進んで行なうこの精神を示して自分自身を差し出す優れた機会になるとはいえ,日ごとに,また週ごとにこの同じ精神を表わす機会がほかにも数多くあります。例えば,王国会館がすでに建っているなら,その清掃や維持管理に十分あずかっているでしょうか。エホバがあなたを物質的に祝福してくださっているように,金銭的な寄付を行なうことによって王国会館の運営に貢献していますか。地元の支部事務所に寄付を送ることにより,あなたの国の宣べ伝える業を支援していますか。さらに一層重要なこととして,あなたは自分の区域で良いたよりを宣べ伝えて人々を弟子とする業に定期的に携わっていますか。この体制に終わりが臨む前に,現在行なわれる最重要な業としてイエスが指摘されたこの業に個人的にあずかることに代わり得るものは実際に何一つありません。―マタイ 24:14; 28:19,20。使徒 1:8。

エホバから非常に豊かに祝福されるこの精神を培う人々は皆,エホバは『不義な方ではないので,あなた方の働きと,み名に示した愛とを忘れたりはされない』という言葉が真実であることに気づいてきました。あなたも進んで自分を犠牲にするこの精神を表わすなら,「エホバの祝福,それが人を富ませるのであり,神はそれに痛みを加えられない」ということを証明できます。―ヘブライ 6:10。箴言 10:22。

[脚注]

a 全時間の宣べ伝える業に進んで身を費やした人々の,心温まる励みの多い例を幾つか知りたい方は,以下の「ものみの塔」誌の各記事をご覧ください。1955年5月15日号,317-318ページ(英文)。1962年6月15日号,375-379ページ(英文)。1963年10月15日号,629-634ページ。1971年1月1日号,3-7ページ。1971年7月1日号,410-413ページ。1976年11月15日号,677-682ページ。1980年9月15日号,24-27ページ。さらに別の例について知りたい方は,「ものみの塔出版物索引」の「エホバの証人の経験談」という見出しをご覧ください。

b 「ものみの塔」誌,1982年11月1日号,8-11ページ,および「目ざめよ!」誌,1981年10月8日号,16-19ページをご覧ください。

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