ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目90 5/8 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1990
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 大規模な飢きんの脅威
  • 「太刀打ちできない」
  • 運動に関する新しい調査結果
  • 巨大都市
  • 不釣り合い
  • 冷凍資産
  • 空域をめぐる争い
  • 星図
  • ただの見せ物
  • 現在の道はどこに向かっているか
    目ざめよ! 1974
  • 「圧制に満ちた都市」
    目ざめよ! 1994
  • 健康は企業にとって好ましいもの
    目ざめよ! 1987
  • 世界展望
    目ざめよ! 1991
もっと見る
目ざめよ! 1990
目90 5/8 28–29ページ

世界展望

大規模な飢きんの脅威

「もしエチオピアに救援食糧をすぐにでも送らなければ,今年餓死する人は450万人を越えるかもしれない。これは1984年と85年の大飢きんによる死者数の4倍余りに相当する」と,タイム誌は述べている。「スーダンでも,1987年から88年にかけて25万人もの人が餓死したが,最も不吉な推定によれば,1990年代の半ばまでにこれと同じ運命をたどる人は300万人に達するかもしれない」。今回の大規模な飢餓の脅威は,干ばつや凶作その他の「自然災害」のせいばかりとは言えない。比較的裕福な国々は救援食糧の供給を約束しており,その配給システムも整っている。ところが,被災国の政策や戦争が妨げとなっている。指導者たちは「国民のために戦争をしているようではあるが,その国民を養うことよりも,戦争に勝つことに熱中している」からだ,とタイム誌は言う。飢餓と病気は,反乱を抑える武器として使われることもある。

「太刀打ちできない」

「[米国]各地で南部バプテスト教会の牧師がたびたび解任されていることに多くの人は驚きを感じている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。ここ1年半余りの間に解任された南部バプテスト教会の牧師は2,100人を上回る。1985年の同じ期間と比較して,31%も増えているのはなぜだろうか。自らも南部バプテスト教会の牧師を養成している僧職者のブルース・グラブズはこう述べている。「テレビ伝道師が牧師たちの模範になった。地元の牧師がテレビ伝道師と比較されれば,本人はもとより建物も聖歌隊も余りぱっとしないのは当たり前だ。ハリウッドには太刀打ちできない」。南部バプテスト教会は米国最大のプロテスタント教派であり,1,480万人の教会員と3万7,800の教会を有している。

運動に関する新しい調査結果

8年に及ぶ新しい研究によって,程よい運動を定期的に行なうだけでも,心臓病,ガンその他の原因で死亡する恐れは大幅に減少することが分かった。体の健康と死亡率との関係を明確にすることを目的として,1万3,000人余りの男女を対象に,健康状態に関するこれまでで最も総合的な研究が行なわれた。被験者の肉体的活動に関する彼ら自身の言葉をうのみにするのではなく,その健康状態を継続的に測定したのである。その結果,激しい運動を行なうよりもむしろ,座ってばかりいる生活をやめるほうが成果は大きかった。ジョージア州アトランタにある米国疾病対策センターのカール・キャスパーソン博士はこう述べている。「マラソン・ランナーになる必要はない。実際,少し活動的になるだけで,非常に大きな効果が上がる。例えば,座ってばかりいるのではなく,週に何日か30分でも元気よく歩くようにすれば,危険は大幅に減少する」。

巨大都市

「南米,アフリカ,アジアの都市部に移り住む人は,世界全体で年間数百万人にのぼる」と,ドイツのニュース雑誌「シュピーゲル」は述べている。「第三世界の人々は,約束の地を夢見て移住している」が,それを見つける人はほとんどいない。仕事がないためにスラム街での生活を余儀なくされ,生きてゆくために物ごいや行商をするようになる人も少なくない。ナイロビとマニラの住民の半数はスラム街に住んでいるという。カルカッタではその数が70%に達する。就労者でさえ,極度のインフレのせいで家を持つことはままならない。例えばインドネシアのジャカルタでは,多くの官僚や兵士たちが掘っ建て小屋に住んでいる。2000年までには,世界の20大都市のうち発展途上の地域に位置する都市は17を数えるものと見られ,サンパウロとメキシコ市が,それぞれ約2,500万人の人口を抱える都市としてその筆頭に挙がっている。また大都市には,犯罪,腐敗行為,水や空気の汚染,衛生設備の不足などの大きな問題が付き物である。

不釣り合い

「法王ヨハネ・パウロ2世は3年前にコロンビアを訪れた時,メデジンでの温かい歓迎と宗教的熱情にいたく感動した様子だった。そして,仮に法王庁を移す必要が生じた場合はメデジン市に移すことを誓った」と,ロンドン・タイムズ紙は述べている。しかしメデジンは,世界のコカイン取り引きの約80%を牛耳っていると言われる,ある麻薬カルテルの本拠地でもある。またこの市においては,ミサに欠かさず出席する宗教心の厚いカトリック教徒の若者が,殺し屋として生計を立てている場合が少なくない。このためメデジンでは,殺人の発生率が世界で最も高く,250万人の人口で年に4,000件余りの殺人が起きる。同紙によれば,「殺し屋はもうかる契約を実行した後,どこかで被害者の葬式が執り行なわれている時に,感謝をささげるための特別なミサに献金していることがよくある」。彼らは,自分たちの信条と行動の間に何の矛盾も感じていない。

冷凍資産

「後代のために,世界で最も重要な農作物の種子を北極圏の永久凍土層に保存する計画が現在進められている」と,ニュー・サイエンティスト誌は述べている。計画では,自然災害に対する保護手段として,ノルウェーのスピッツベルゲン島にある使用されていない深い縦坑の中に,各国の「主要作物の種子や経済的に極めて重要な種」を保管する。そこの永久凍土層は常に,摂氏マイナス3.3度以下に保たれている。その計画のもとで,各国は同島に立ち入る権利を国際条約によって与えられるが,近づけるのは自国の保管区域だけである。そのような低温のおかげで,リンゴの種子は100年,大麦の種子は300年,ササゲの種子は約800年にわたって発芽可能な状態で保存できる。

空域をめぐる争い

ウォールストリート・ジャーナル紙によると,「民間のジェット旅客機が鳥と衝突するケースが増えている。そのため機械が故障し,それが運航の遅れという深刻化する問題の一因になっている,と航空会社の幹部は言う。世界で生じた鳥との衝突事故の約6%は,離陸の失敗や視界不良といった緊急事態を引き起こしている」。1羽のガンが航空機の操縦室の窓を割って飛び込んできたために,機長の片目が見えなくなったケースもあった。専門家たちは,「航空会社が直面する問題のうち,安全管理上最も軽視され,最も報告漏れの多い問題」の一つは鳥との衝突であると見ている。空港では普通,滑走路付近に無害な爆発物を仕掛けたり,録音された鳥の苦しい鳴き声を流すといった方法で問題に対処している。しかし,ナショナル・ジオグラフィック誌によると,トロントのレスター・B・ピアソン国際空港は一歩先んじている。ハヤブサを使って鳥を威嚇し追い散らすのである。ハヤブサは,「他の鳥を殺すことはめったにないが,その恐ろしさたるや,他の鳥を威嚇して何時間も寄せつけないほどである」と,同誌は述べている。

星図

ニュー・サイエンティスト誌に記事を書いているセーラ・ローによれば,1,881万9,291の天体の位置と等級を載せた星図が,米国メリーランド州ボルティモアにある宇宙望遠鏡科学研究所の科学者たちによって作られた。このうち,「約1,500万は恒星で,残りの大半は星雲である」と伝えられる。これは従来のカタログと比べて60倍の規模を誇る。こうした正確な参考図によって,天文学者は褐色わい星などのぼんやりとした天体を容易に観測でき,望遠鏡をのぞき込む時間が短縮される見込みである。これまでのところ,15等級(肉眼で見える天体の4,000倍の暗さ)までの天体の位置が図示されており,それよりもさらに250倍暗い天体(21等級)はまだ光ディスクに収められたままだ。後日,星の動きをカタログに含める作業も進められている。

ただの見せ物

「[インドの]ビハール[州]は有名無実な石の墓場である」と,インディア・トゥデー誌は述べている。「これらの石の記念物は,ごみや雑草,それに草をはむ牛やえさをあさる豚などによってカムフラージュされながら,ビハールの風景の中に点在している」。これは何の石だろうか。実現しなかった建築工事の礎石である。その一つに,チットゥーニの橋の基礎として1972年にインディラ・ガンジー女史によって据えられた石がある。この工事はまだ始まっておらず,旅行者はネパールを通って100㌔ほど迂回せざるを得ない。さらに,パトナで市の職員住宅の礎石となるはずだった石もある。11年後の今,主婦たちはこの石を物干し代わりに使っている。様々な団体が後援は得たものの,「資金配分や認可は受けられなかった」ため,幾つかの石が連なっている所もある。また,州の大臣が代わるたびに礎石が繰り返し据えられるという例もある。「自分の名前を石に刻みたいという,州の政治家たちの渇望は実際とどまるところを知らない」と,インディア・トゥデー誌は述べている。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする