ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目91 2/22 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1991
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • ギリシャにおける児童虐待
  • 温暖化のあおりを受けるサンゴ
  • “番犬”ダチョウ
  • 仏教教育の後押し?
  • しっと深い女神
  • 自由落下の塔
  • 投票の義務
  • アルツハイマー離婚
  • 英国における車のわな
  • 酸性雨からの回復
  • 漂流島
  • 死にゆくサンゴ礁 ― 人間の責任?
    目ざめよ! 1996
  • サンゴ礁を救うために何ができるか
    目ざめよ! 1996
  • 空からやって来る殺し屋!
    目ざめよ! 1984
  • 汚染 ― 犯人はだれか
    目ざめよ! 1990
もっと見る
目ざめよ! 1991
目91 2/22 28–29ページ

世界展望

ギリシャにおける児童虐待

カティメリニ紙によると,ギリシャでは毎年7,000人の子供が家族から虐待されている,と専門家たちは見ている。このうち約4,000人は性的な虐待を受けている。しかし,報告されているのは氷山の一角に過ぎない。同紙はこう伝えている。「虐待されている子供の40%ないし60%は,ほかからの介入がなければ再び同じ目に遭うと見られており,全体の20%ないし70%の事例では,本人の兄弟や姉妹も虐待される危険がある」。同紙は,子供の自殺未遂の58.8%が虐待に起因するという,ある弁護士の推察を引き合いに出している。

温暖化のあおりを受けるサンゴ

科学者の一団は最近,オーストラリアのグレートバリアリーフで10年前に初めて確認されたサンゴ礁の不可解な脱色病が,現在では世界中のサンゴをむしばんでいると警告した。サンゴに食物と酸素を供給し,サンゴを太陽光線から保護し,サンゴの老廃物を取り除くある種の藻がなくなると,脱色が生じる。多くの科学者は,わずかな温度の上昇でさえ脱色を引き起こすと信じており,温室効果説も出ている地球的な温暖化が原因であるとしている。ウェストインディーズ大学の科学者トマス・ゴーローはサンゴ礁を「海洋の熱帯雨林」と呼んでいる。この極めて重要な海洋生態系は過去40年間で様々な原因によって悪化してきたが,それでもここ4年間の脱色による悪化には及ばない,とゴーローは警告している。

“番犬”ダチョウ

南アフリカのクラドックに住むダチョウ農場主ヨハン・ステグマンはダチョウに新しい仕事をさせている。“番犬”の仕事だ。南アフリカのファーマーズ・ウィークリー誌によると,ステグマン氏はこう述べている。「ダチョウは確かに泥棒よけになる。なぜなら,ダチョウはよそ者を見つけると……,威嚇するかのように走り寄り,翼をバタバタ動かして,にらみつけるからだ」。背丈が2.5㍍もある好奇心旺盛なこの鳥は普段は人を襲わないが,侵入者には面白くないこのゲームを楽しむようだ。「もし相手が……逃げればダチョウは跡を追いかけるし,相手が止まればダチョウも立ち止まって翼を広げ,もう一度走れとせき立てるかのようにして待つ」とステグマン氏は述べる。しかし,繁殖期になるとダチョウはたいへん攻撃的になり,囲いの中に「あえて入って来るものにはすべて襲いかかる」。「世界の鳥」という本は,ダチョウは「足で蹴飛ばしたり踏みつけたりして闘い……その重い鉤爪で簡単にライオンや人間をまっ二つに引き裂くこともある」と注意を促している。

仏教教育の後押し?

タイの学校における仏教教育の質が最近熱い論議の的になっている,とバンコク・ポスト紙は伝えている。タイの教育省は新しい学校カリキュラムを来年から実施することを提案している。このカリキュラムが採用されると,仏教の学習に充てる授業時間は実質的に少なくなる。この変更に反対する,ある特別な仏教団体は学校における仏教教育の増加を推し進める全国キャンペーンを繰り広げている。この団体は,今でさえ仏教が学校でほとんど教えられていないと感じており,新しいカリキュラムについて次のように述べた。「これはタイから仏教を除き去ろうという段階的な試みの一部ではないだろうかと思う」。

しっと深い女神

北日本で最近あるトンネルの貫通式が行なわれたが,報道関係者が招待された中で一人の女性記者が取材を拒否された。工事にあたった企業体の副所長はこう説明した。『山の神は女性なので,女性が現場に入ると山の神が怒って事故が起きるというジンクスがある。掘削工事が残っており,女性が入るなら工事をしないと現場の人たちは言っている』。この迷信の根本には女性は汚れているという性差別の考えがあると,心理学を教える男性の一教授はいささか愛想を尽かした様子で話した。建設省の役人は,この習慣が「差別的」であることは認めるものの,「工事を行なう人たちの感情も無視すべきではない」と述べた。

自由落下の塔

科学者たちはしばしば重力のない環境で研究を行なう必要があるが,かといって宇宙に行って研究するだけの余裕はまずない。そのため,ドイツのブレーメンでユニークな塔が建設された。科学者たちはこの塔で,自由落下の状態にある物体を観察できる。塔の高さは146㍍で,その中に高さ110㍍,太さ3.5㍍のパイプが通っている。パイプの中にある長さ2㍍のカプセルに物体を入れると,自由落下によって下まで4.74秒で落ち,時速は167㌔に達する。落下中のデータを集める機器類の中には,毎秒6,000枚の写真を撮るカメラも含まれている。

投票の義務

ブラジル人は投票することを法律で義務づけられているが,最近の選挙では多くの人が,無関心や反感をさえ表わす方法を見つけた。ベジャ誌はこう論評する。「投票して候補者を選びたい人もいれば,そうでない人もいる。家にいるのを法律によって妨げられる人は白紙投票や無効投票をする道を選ぶ」。同誌は,投票に関心がないらしい人のいる理由をこう説明する。「わざと無効投票をする人は,候補者を選ぶ制度全体に対して嫌悪感を表わしたいのかもしれない」。

アルツハイマー離婚

日本の裁判所は,ある男性がアルツハイマー病の59歳の妻と離婚することを認めた。朝日新聞によると,その理由は,『婚姻関係が破局していることは明らか』というものである。引用されていた夫の弁護人の言葉によれば,これは『夫がまだ42歳で人生の折り返し点という特異なケースである』。しかし社会学者の上野千鶴子さんが読売新聞紙上に書いているとおり,今日の家族は個々の成員がそこから得るところがあるゆえに一緒になっている場合が実に多いという結論をこの訴訟は裏書きしている。この判決は,『婚姻継続に障害のない間だけ家族が一緒にいる』ということを法律的に認める道を開き,結婚が健康や仕事,場合によっては個人の都合といった要素で左右されることになりはしまいかと,上野さんは危惧している。

英国における車のわな

英国では昨年,37万8,000台の盗難車に対して5億㌦(約675億円)に上る保険金が請求された。そこで各地の警察は今,泥棒を捕まえるために特別な改造車を使っている。この車は通称ねずみ捕りと呼ばれ,改造費は1台につき1,800㌦(約24万3,000円)。エンジンキーをつけたまま車を放置しておいて犯人が運転できるように誘う。しかし約15㍍走るとエンジンは止まり,ドアにはロックがかかり,強化ガラスかプラスチックの窓も開けられなくなる。同時に無線警報が警察に届くため,警官が現場に急行して運転手を逮捕する。「市民の自由全国評議会」はこのやり方に懸念を表明しているが,ロンドンのサタデー・タイムズ紙は,こうした自動ロック車が「自動車泥棒と闘うための貴重な武器」になるという「内務省全国犯罪防止センター」所長の言葉を引用している。

酸性雨からの回復

カナダの二人の生物学者によると,世界中の淡水湖は酸性雨の被害から立ち直ることができる。酸性雨がカナダ,オンタリオ州のホワイトパイン湖の水を汚染し始めたとき,二人はその湖に関する10年がかりの調査を開始した。湖水の酸性度が強まるにつれ,湖のマスや他の魚の数は減少していった。しかし汚染が止まってから6年後に,湖の酸性度がほとんど通常のレベルに回復すると,マスの数も元の3分の2にまで戻った。マスだけでなく他の水生生物も増えている。それで酸性雨に汚染されていても,汚染源さえ除去されれば,少なくとも幾つかの湖は人間が介入しなくても自然に普通の状態に戻るようだ。

漂流島

長さが約154㌔,幅が35㌔,厚さが230㍍の大きな島が海に浮かんでいるところを想像してみよう。科学者たちがB-9と命名した氷山はそのようなものだった。この氷山は1987年に南極のロス氷棚から分離した。最初にB-9を見つけたのは人工衛星で,後に科学者たちが氷山の表面に無線標識を投下してその動きを追跡した。氷山の分離により南極の地理上の名所である鯨湾が消えたが,それ以来B-9は約2,000㌔移動している。その間に氷山が三つの巨大な塊に分解したおかげで,科学者たちは南極周辺の複雑怪奇な海流について多くのことを学んだ。分解する前の氷山には,約1,196立方㌔の淡水の氷が含まれていた。ある推定によれば,これは世界中の人々が毎日2杯ずつ水を飲んでも,2,000年近くは持つほどの量である。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする