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目ざめよ! 1990
目90 4/22 28–29ページ

世界展望

暴虐の10年

米国では殺人が再び増加している。その数は1980年代初めにやや下降したものの,1985年以降再び上昇し始めた,とニューヨーク・タイムズ紙は述べている。1988年には2万680人が殺され,すでに25分ごとに一人が殺された勘定になっていたが,1989年の殺人件数はそれを5%ほど上回った。ピストルのからんだ殺人事件は約60%にのぼり,同国における死因の8位を占めるまでになった。ある調査によれば,学校だけを見ても1日平均少なくとも10万人の生徒がピストルを携帯している。そのためニューヨーク市内の学校は,「米国で11番目に大きい公安部隊」を持たざるを得ない,とタイム誌は述べている。ニューヨーク市内で約1万7,000件の殺人が発生した1980年代は,同市の歴史上暴虐を極めた10年となった。この数字の背後には,クラックと呼ばれる麻薬の登場がある。

血液では検出されない肝炎

5年前,南アフリカのある男性が,心臓手術中の輸血によってB型肝炎に感染した。今ではかろうじて歩くことができるが,痛みは消えず,すでに退職に追い込まれた。献血した女性は手術の3か月前に検査を受けていたが,血液は汚染されていなかった。しかも,その人の献血歴は長く,その量は全部で67単位にのぼる。繰り返し献血を行なっても感染を引き起こさなかった人が最も安全な献血者であるということは,広く認められている。では,どうしてこのようなことが起きたのだろうか。B型肝炎ウイルスの潜伏期は4ないし26週間と幅が広い。そのため,献血者のウイルスは「依然として潜伏期にあったので,最初のテストでは検出できなかった」と,南アフリカのラポート紙は説明している。

宗教を利用する欺きの名人

「『投資界の偽預言者たち』は,過去5年間で5億㌦近いお金を信心深いアメリカ人から巻き上げた」と,ダラス・モーニング・ニューズ紙は述べている。米国の取引改善協会評議会と北米証券業経営者協会がまとめた報告書によれば,「聖書を引用する欺きの名人たち」が,宗教を前面に出したもくろみで食い物にしたアメリカ人は1万5,000人を超える。欺きの名人たちは,テレビ伝道師の稼いだ巨額のお金に刺激されている。そして,宗教的な催しが増えていることを最大限に利用して獲物に迫る。「そうしたもくろみは多岐にわたる。再び生まれたと自称して偽の投資基金を提供する金融業者もいれば,コイン,貴金属,不動産,油田探査計画などへの投資に関して『神の霊感による』アドバイスを与える者もいる」と,同紙は述べた。

例外を設ける

バチカンには,個々の司祭がミサを執り行なう際,望むならアルコールをほとんど含まないぶどう酒を飲んでもよいという不変の方針がある。しかし最近,イタリアのフリウリ地方全域の司祭たちは,ミサのときにぶどう酒ではなく発酵していないグレープジュースを飲む許可を得た。なぜだろうか。カトリック・ヘラルド紙によると,司祭たちがそのようなことを願い出たのは,アルコール中毒になっている仲間が,ミサのときにぶどう酒を一口飲んで「大酒に逆戻りする」ことを心配したからである。同紙はこうも言っている。「フリウリ地方での調査によって,全住民の15%はアルコールの問題を抱えており,同地方の400人の司祭の中には,危険性の高い部類に入る人も少なくないことが分かった」。

皮肉なロマンス

このエイズ時代の“ロマンス”と,自由奔放な不倫はしだいに危険性を増している。その危険を減らすため,私立探偵を雇い,付き合っている男性の調査を行なわせる独身女性が増えている,とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。興信所によれば,最近の大盛況はエイズのまん延に負うところが大きいが,女性は,求婚者の役職,信用度,学歴,性活動などに関する調査も依頼するのが普通だという。ある探偵社は,シカゴの雑誌に次のような広告まで出した。「あなたの付き合っている人がどんな人かご存じですか。それを知るのは,かつてなく重要なことです」。

死を招く態度

フランスは工業国の中でも,自動車事故による死亡者数が最も多い部類に入り,路上を走る車100万台に対し,330人が死亡する。これに対し,米国では185人,イタリアでは182人,日本では163人,西ドイツでは162人,英国では127人となっている。パリに本拠地のあるインタナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると,運転態度に関する最近のシンポジウムに参加した心理学者たちは,せっかち,欲求不満,けんか腰の態度などを大きな要因として挙げた。また,うぬぼれや人を見下げる態度を示す手段として車を使う人が少なくないとも述べた。

貪欲の代償

人間による汚染が温室効果を引き起こし,気温の上昇を招いていることを否定する科学者もいる。しかしフランス人の農学者ルネ・デュモンは,温室効果によって,すでに昨年1年間だけで100万人もの死者が出たと主張している。温室効果は干ばつを招き,その干ばつが飢きんを招くというわけだ。長年にわたり何度も飢きんの到来を的確に予告してきたデュモンは,「我々は人類史上空前の飢きんに直面しようとしている」と警告する。そして,この危機を生じさせたのは,先進国におけるエネルギーの貪欲な消費であるとし,「世界には貧しい生活をしている人が20億人いる。彼らは我々の貪欲,我々のエネルギー浪費の犠牲者なのである」と述べた。―カナダ,トロントのグローブ・アンド・メール紙。

更生できるか

米国西部で3人の少年が殺害され,そのうち二人は性的虐待を受けていた事件が発生した。これを機に,常習的に子供にいたずらをする男たちは更生できるかどうかという,高まりつつあった議論が激化している。この殺人の容疑者は,子供に対する犯罪のため,性問題のカウンセリングを受けるよう再三言い渡されてきた。3人を殺害して逮捕される前には,心理学者による8か月のカウンセリングを終えていた。その心理学者自身,麻薬の密輸と武装強盗のかどで13年服役したことがある。「性的虐待者のための行動療法協会」の会長は,「看板を出して,療法士を名乗ることはだれにでもできる」と,ニューヨーク・タイムズ紙上で訴えている。同紙によれば,「常習的に子供にいたずらをする男たちの中には,基本的に更生の余地がなく,一生の間監禁しておくべき者もいる」と結論する医療関係者がますます増えている。

園芸の事故

英国の王立事故防止協会は,同国での園芸作業中のけがに関する最新の数字を公表した。1年間で「21人が庭で死亡したが,そのうち14人は機械で死に,あとの7人は『草木』で死んだ」と,メディカル・ポスト紙は伝えている。この英国の統計によれば,15万1,000人の園芸作業者が病院で治療を受けた。芝刈り機による事故が6,400件,垣根を刈り込む道具によるけがが4,200件,園芸用フォークによる事故が4,000件,スコップによる事故が3,000件,刈り込みばさみによる事故が2,000件,大鎌による事故が1,000件,竹ざおによる事故が1,600件あった。さらに芝生の上に置く家具による事故が3,200件,手押し車によるけがが1,200件あった。「何とはない植木鉢でけがをした作業者も59人いた」。

日本の女性と犯罪

日本では犯罪が増加しているが,犯罪を増加させているのは女性である。1988年には日本で164万1,310件の重大犯罪が発生した。前年に比べて約6万3,000件の増加である。一般に法律をよく守る日本人は,1989年に犯罪の発生件数が戦後最多になったのを知って心を痛めた。しかしサンケイ新聞によれば,日本の犯罪の約25%は女性による犯罪であり,このほうが驚くべきことかもしれない。

列車からの投げ捨て

アムトラック(全米鉄道旅客輸送公社)は,人間の汚物を線路上にそのまま捨てているため,最近厳しい批判を浴びている。列車内のトイレで水を流すと,下の線路に直接落ちてゆくが,アムトラックは,これを「環境に対して無害な」習慣と呼ぶ。しかしフロリダ州当局は,漁業関係者から苦情が持ち込まれた後に鉄道の調査を始めた。列車が頭上の鉄橋を通過するときに,汚物が吹きかけられて困ると言ってきたのである。フロリダ州の裁判所は,アムトラックに商業的な汚染という落ち度があることを認めた。アムトラック側は上訴を予定しており,最新の汚物処理法を導入するには1億4,700万㌦(約205億8,000万円)の費用がかかると主張している。一方,車掌は,列車が特定の鉄橋の上を通るときはトイレの水を流さないよう乗客に呼びかけることになる。

宗教抜きの葬式

宗教に対する幻滅が深刻化するにつれ,宗教色を一切排除した葬式に関心を示す英国人が多くなっている。英国人道主義者協会は,「神なしの葬式: 宗教抜きの葬式実践ガイド」という本を出版して人気を博し,非宗教的な葬式を執り行なうボランティアの派遣を行なっている。同協会の代表は,どんな葬式でも同じことしか言わない僧職者に家族は嫌気がさしていると主張する。そこで同協会は,もっと個性的な葬式を試みる。ダンスを愛した男性の葬式では,参列者たちがタンゴを踊った。サーカスの団員の葬式では,故人の息子たちが棺の前で手品を披露した。

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