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目ざめよ! 1990
目90 4/8 28–29ページ

世界展望

悲しい現状

ユニセフ(国連児童基金)は,子供たちの暗たんたる前途を予測している。そして,「世界の子供たちの現状」という年次報告の中で,もし,現在低価格で行なえる治療法に毎年25億㌦(約3,500億円)を費やさないとすれば,これからの10年間で1億人の子供が病気と栄養不良のために死亡するとみている。これはどれほどの支出だろうか。米国企業が1年間にたばこの宣伝に費やす額に等しい,とウォールストリート・ジャーナル紙は伝えている。

エイズ患者が起こした訴訟

オーストラリアの病院や医療機関は,エイズ患者たちから訴えられている。患者側は,自分たちがこの致命的な病気に感染したのは,医療関係者の怠慢のせいであるか,または輸血の危険について十分に警告を受けなかったためであると主張している。その上,輸血の代わりに使える治療法があることについては全く聞いていないと言っている。今までのところ最もよく知られているのは,この致命的な病気のために死にひんしている16歳の血友病患者であるが,ほかにも31人の患者が連帯して訴訟を起こしている。この16歳の男子による陳述書は最高裁判所で読まれた。それには一部こう書いてある。「これは小説のようです。しかも最後のページが破り取られている小説のようです。ハッピーエンドにはならないのです」。

対話の問題

日本にあるダイヤル・サービス社は電話で子供の悩みに答えているが,最近は,差し迫った問題もなく,アドバイスがほしいわけでもない子供たちが,ただその日のことをだれかに話したくて電話をかけてくるケースが増えているという。子供たちは,家庭での対話の不足を補う代わりの方法としてこのサービスを利用する,と関係者は述べている。しかし,相談員も対話の問題を抱えている。「少しでも説教のにおいがすると子どもはすぐに電話を切ります」と,ある相談員は語った。

麻薬中毒の標的: 子供

■ 麻薬の売人は,死を招くこの商売を行なうための(ナイトクラブ,バーに次ぐ)第3の市場として学校を標的にしている。「麻薬業者は,13歳から15歳という自己主張の強い年ごろの若者たちを食い物にしている。そして,若者たちにこの悪癖の手ほどきをするため,勇気や男らしさ,仲間からつまはじきにされることへの恐れに訴える」と,ブラジルのオー・エスタド・デ・サンパウロ紙は伝えている。麻薬の売人の中には教師や生徒もいる。麻薬の乱用が増えているため,サンパウロのもう一つの新聞「ジョルナル・ダ・タルデ」はこう警告している。「どこの国でも,若者たちは最も貴重な資産である。しかし麻薬は,ちょうど我々が森林を燃やしているのと同じように,こうした若い人たちの脳を破壊している」。

■ 子供たちに麻薬を乱用する傾向があるのはなぜだろうか。精神科医のクロード・オリーベンシュタインは,オー・エスタド・デ・サンパウロ紙に掲載されたインタビューの中で,幾つかの原因について次のような所見を述べている。「我々は,幼い子供たちに対して,恐怖心や睡眠不足の問題を精神安定剤で解決するよう教える。こうした子供たちが成長し,問題にぶつかり始めると,麻薬に解決を求めようとする」。それからオリーベンシュタインは,かつては安定していた二つの機構の崩壊に非難の矛先を向けている。「昔ながらの価値観に関して言えば,家族は大変動に見舞われている。それと共に,宗教は重要性を大いに失った。親の権威も地に落ちた」。

双子や三つ子の増加

ドイツ連邦共和国では,50回の妊娠に1回の割合で,双子かそれ以上の子供が誕生している。双子や三つ子が増えているのはなぜだろうか。婦人科医によれば,不妊症の治療を行なう現代の医療技術,例えばホルモン剤の服用や体外受精といった事柄におもな原因がある。また別の理由として,高齢になってからの出産を望む女性が増えていることが挙げられる。年齢が高いと,多胎出産の可能性も高くなる。しかし多胎妊娠は,母子双方にとって危険が大きいようだ。

歩くことは健康によい

適度の運動は心血管系の障害を予防するだけでなく,ガンの予防にも効果があるかもしれない,とブラジルのサンパウロ大学の腫瘍学教授ルーイ・ベビラクワは主張している。歩くことやほかの運動を定期的に行なうと,ゆっくり機能している腸が刺激を受けるようだ。ベビラクワはこう言う。「我々が摂取する食物の多くには発ガン性物質が含まれている。それが腸の中にしばらくとどまっていると,結腸ガンの原因になることがある」。同様に,サンパウロ大学の心臓学教授フルビオ・ピレッジも,歩くことはスポーツをしていない人にとって理想的な運動であると考えている。

世界最長の列車

1989年8月26日に,貨物を満載した貨物車660両と他の車3両,それに機関車16両をつないだ列車が,7㌔にわたって線路をふさいだ。この列車は1隻の船に満載できるほどの鉄鉱を積み,南アフリカのある鉱山町から海沿いの港まで861㌔に及ぶ特別な旅路についていた。重さは7万㌧余りである。この旅は7年がかりで準備された。それだけの量の貨物を運ぶには普通3本の列車が使用される。では,このように列車を長くしたのはなぜだろうか。これまでに走った最長の列車,また最も重い貨物を載せた列車として「ギネスブック世界記録集」に載せるためである。

ヒキガエル禍

1932年にさかのぼるが,オーストラリアは,サトウキビ畑を荒らすカブトムシを退治するために約100匹のヒキガエルを中南米から輸入した。しかし,この作戦は良い成果を上げるよりも害をもたらしているらしい。60年近くたった今になって,オーストラリアのある地方は事実上ヒキガエルの災厄に見舞われている。繁殖力の旺盛なメスは,一度に4万個もの卵を産むからである。この大きなヒキガエルは犬や猫にとって致死的な有毒物質を分泌するが,このヒキガエルと戦う市民を指導するために,「ヒキガエルを殺す101の方法」と題する4ページの色刷りのパンフレットが発行された。ブリスベーンのある市会議員は,“ヒキガエル撲滅キャンペーン”を行なっている。そして,それほど苦痛を与えない殺し方としてヒキガエルを冷凍庫の中に入れることを提案している。「ヒキガエルは冬になったと思い,そのまま眠って二度と目を覚まさない」というわけだ。

“安全”はどれほど安全か

比較的少量ではあっても放射線や有毒化学物質や殺虫剤にさらされると健康に危険な影響が及ぶ可能性について,一般の関心が高まっている。そのため科学界は,“安全基準”をもっと正確に定める方法を見いだそうと努めてきた。今まで,人体への危険度の評価は,研究室での動物実験に基づいて推定されていた。それは,遺伝子に損傷を与え得る物質が大量に存在する所に動物をさらしておく実験である。インタナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は,より正確な新技術が開発されたと伝えているが,それによると,かつては安全と考えられていたものも,遺伝子にかなりの損傷を与え得ることが明らかになった。遺伝子に損傷を与える物質にさらされた人々の間で,白血球のある種の突然変異体がかなり頻繁に発見されている。興味深いことに,喫煙者は非喫煙者に比べ,ある特定の遺伝子に損傷を受ける頻度が50%高いことも判明した。

かつら泥棒

「英国のバリスター(法廷弁護士)と裁判官はかつらをかぶっているが,チャールズ2世が1670年代にそのアイディアをフランスから取り入れて以来この習慣はずっと続いてきた。かつらによって,バリスターと,普通は法廷に出ない弁護士であるソリシターとの区別がつくのである」と,ウォールストリート・ジャーナル紙は述べている。ところが今,経験と知恵を暗示する古い秘蔵のかつらが,次々に法廷や更衣室から消えている。「犯人の大半はバリスターかもしれない」との懸念もある。馬の毛でできた新しいかつらをかぶりたがる人はいない。それをかぶるバリスターは,学校を出たばかりのように見えるからである。それで,かつらを手に入れなければならない人は,しばらくそれをモップ代わりに使ったり,雨の日に外につるすなどして古く見えるようにする。その一方で,なくなったかつらを返してほしいという悲壮な呼びかけが,ロンドンのほとんどすべての刑事裁判所の中に掲示されている。だが,かつらはめったに戻ってこない。裁判所に入って来る人に対する警備は厳しいが,裁判所から歩いて出てゆく人をあえて呼び止める人はいないのである。

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