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プエルトリコ ― 陽光あふれる豊かな島目ざめよ! 2008 | 10月
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プエルトリコ ― 陽光あふれる豊かな島
それは1493年11月19日のことでした。クリストファー・コロンブスはスペインの船隊を率いて,草木の青々と茂るカリブ海の島の入り江に到達します。そこにいる間に,コロンブスはその島をサン・フアン・バウティスタ(洗者聖ヨハネ)と名づけました。
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プエルトリコ ― 陽光あふれる豊かな島目ざめよ! 2008 | 10月
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ところで,一説によればその旅でコロンブスに同行したとされるスペイン人のポンセ・デ・レオンは,先に停泊した島に戻ることを心に決めていました。その島は,先住民からはボリケンと呼ばれていました。ポンセ・デ・レオンは,先住民が金の飾りを着けていたという話を耳にして,その島の丘陵地帯に金が埋蔵されていると考えたのです。15年後,島の所有権を主張できるよう,そこに戻りました。1521年,スペイン人は島の北側の海岸に主な入植地を建設しました。ポンセ・デ・レオンはその新しい町を,「富める港」を意味するプエルトリコと呼びました。豊かな富を得ることを期待して,そう呼んだのです。a
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プエルトリコ ― 陽光あふれる豊かな島目ざめよ! 2008 | 10月
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a その後まもなく,地図を作る人たちの誤解がもとで,入植地の名前と島の名前が取り違えられてしまいました。以来,首都のサンフアンではなく島そのものが,プエルトリコとして知られるようになりました。
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