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  • 現代の若者 ― 世界的に見たその人間像
  • 目ざめよ! 1990
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目ざめよ! 1990
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現代の若者 ― 世界的に見たその人間像

十代の若者といえば,衣服やテレビやセックスのことしか考えない,頭の空っぽな,しかも自己中心的で怠惰な,麻薬に取りつかれた反抗的な連中,と世間は思い込んでいます。しかし大多数の若者にとって,若者に関するこの消極的な見方は,現実から遠くかけ離れているように思えます。

「今日の心理学」誌が取り上げたある調査結果によると,『調査の対象になった若者のほぼ4分の3はしっかりしており,大体のところ幸福で,自制心があり,他の人のことを思いやり,自分の行ないの影響を気にして』います。ほとんどの若者は,親をうとんじているどころか,「自分の家族に対して非常に積極的な態度を示している」ことが分かりました。

他の幾つかの調査結果も,今日の若者の抱いている希望,抱負,恐れなどに,健全で真面目な考え方を反映しているものが多いことを示しています。1985年にユネスコ・クーリエ誌は,41か国の若者たちに,「今日の若い人々にとってどんな問題が一番気になりますか」という質問を出しました。それに対し,「戦争と平和の問題」(50%),「失業と仕事」(30%),「将来」(10%)といった思慮深い答えが返ってきました。

個人的野望に焦点を移してみても,若者たちはやはり驚くほど実際的な取り組み方を考えています。セブンティーン誌は,全国[米国]を代表する14歳から21歳までの若い男女のグループを対象に調査を行なったあと,若い読者たちにこう述べています。「君たちが一番望んでいるのは,結婚して家族を持つこと。その次に望んでいるのは,一時的な勤め口もしくは生涯の仕事。お金を稼ぐことが目標だ。君たちもお金のことや教育のことを心配しているのだ。しかし,若者の60%強は,世界の諸問題は大きすぎて自分たちの世代中には収拾がつかない,とは考えていない」。

ですから,大体において世界中の若者たちは,年長の人たちが求めているのと同じもの,つまり幸福,安全,仲のよい家族を望んでいるのです。若者たちは自分の住んでいる世界のことを気にかけており,良い世界にしたいと誠実に考えています。とはいえ,この青年像にも暗い面があります。

悲しみを抱えた,自殺に傾く若者

前述の調査で次のような冷厳な事実も発見されました。「調査の対象となった青年の4分の1は,悲しみや孤独感に襲われ,感情的にむなしい気持ちになり,生活上のいろいろな問題に打ちのめされることもよくあると答えた。中には自殺を考えたり,心が自殺の方向へ傾いたりすることもあると答えた人もわずかながらいた」。一部の国には,考えるだけにとどまらない若者たちもいます。米国の十代後半の若者たちの間の自殺率は,過去20年間にほぼ2倍になりました。a

もう一つの大きな心配の種は,マリファナ,ヘロイン,コカイン,およびコカインの一種であるクラックといった麻薬を常用する十代の若者が世界中で増えていることです。米国のある14歳の少女は,マリファナを吸うことについて,「それはもう“ナウい”ことなんかじゃありません。ほとんどの若者にとって生活の一部なんです」と言いました。

発展途上国もこの問題を免れてはいません。多くの発展途上国で,若者たちがコカ・ペーストやそのたぐいの物を吸っている光景を目にすることは珍しくありません。そのため,違法取り引きと麻薬乱用の問題は「過去の時代に世界の多くの地域を襲った疫病と同様,今の世代と来たるべき世代にとって破滅的な脅威となっている」と,国連のハビエル・ペレス・デクエヤル事務総長は述べました。

若い人たちがアルコールやたばこのような合法的な薬物を使用していることも,多くの専門家 ― そして親たち ― の頭痛の種になっています。「国連クロニクル」誌はこう伝えています。「WHO[世界保健機関]によれば,過去30年ないし40年の間に,飲酒を始めた青少年の割合は増加してきた。酒類の消費量や飲酒の頻度も増加した。飲酒を始める年齢も低くなってきた」。

うつ病になる,あるいは自殺的な行為に走る若者は確かに少数にすぎません。それでも世界的に見れば,深刻な問題を抱えている若者は何百万人にも上ります。次の記事から分かるように,今日の若い人々は,今の時代に特有の様々なストレスや圧力にさらされているのです。

[脚注]

a 「ストレスに対処するよう十代の子供たちを援助する」という本によれば,「自殺を図る年長の若者たちが一番よく用いる手段は自動車をぶつけることだ」と見ている人もいる。一般に自動車事故は自殺とはみなされていないため,統計に表われるティーンエージャーの自殺件数は,実際より少ないかもしれない。

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