夏の間,機会をとらえて証言しなさい
1 聖書は「あなた方は,食べるにしても,飲むにしても,あるいはほかのどんなことをするにしても,すべての事を神の栄光のためにしなさい」と勧めています。(コリント第一 10:31)夏の時期には,幾つかの方法によりそうする機会が開かれます。
2 今年の夏,多くの人が休暇を取ることでしょう。けれども,夏の時期だからといって,宣べ伝えたり教えたりする業をおろそかにするべきではありません。それで,休暇や大会に出席しているときであれ,あるいは学校の夏休み期間中であれ,他の人に証言することに熱心であってください。わたしたちは,どのようにこのことを行なえるでしょうか。
休暇のとき
3 あなたは,この夏に親族を訪問する計画を立てていますか。親族がまだ真理にいないなら,王国の音信を分かち合うことができるでしょう。ふさわしい時期が来るまで辛抱強く待ち,親族に証言して良い成果を得るようになった兄弟は少なくありません。―「ものみの塔」1990年2月15日号25ページから27ページをご覧ください。
4 この夏,休暇旅行を計画しているなら,旅行先の会衆の集会に出席したり,野外奉仕に参加したりする計画を立ててみてはどうですか。その土地の兄弟たちと野外奉仕で共に働くなら,真理におけるそうした人たちの経験から益が得られるばかりか,兄弟たちをよりよく知る機会が開かれることになります。(ペテロ第一 2:17)休暇中,集会に出席し宣べ伝える業に加わるなら,わたしたちが益を得るだけではなく,真にさわやかさをもたらすひとときを仲間の兄弟たちと共に楽しむことができるでしょう。―マタイ 11:28,29。
大会に出席するとき
5 地域大会に出席するときにも,他の人々に証言することができます。わたしたちがバッジをつけていることによって他の人に好奇心を抱かせ,真理について話し合う道を開くことができます。給油のためにガソリンスタンドに立ち寄ったり,食堂で食事をしたり,公共の乗り物を利用したりする際には,努めて証言する機会を見つけてください。それで,ご自分の聖書や手頃な出版物を携え,証言を行なえるよう備えをしてください。
家族として活動を増し加える
6 夏の時期は世俗の仕事の休みがあり,学校も休みに入ります。では補助開拓奉仕を行ない,野外宣教にもっと多くの時間を充ててみてはどうですか。そうすれば野外宣教の改善を図ることができますし,他の人と一緒に働くことによって愛を『広げる』こともできます。(コリント第二 6:11-13)家族によっては全員が夏の時期を利用し,一緒に補助開拓奉仕を行なうようにしています。こうした経験は家族の信仰を強め,エホバとの,あるいは家族の成員同士の関係をより親密なものに結び合わせるものとなってきました。
7 今,霊的な事柄の優先順位を定めることによって,『わたしたちの光を人々の前に輝かす』ことになるでしょう。わたしたちのりっぱな働きを見て幾人かの人々は,エホバに栄光を帰すようになるかもしれません。そのすべては,わたしたちが夏の間中あらゆる機会をとらえて真理を他の人に分かち与えた結果もたらされるものなのです。―マタイ 5:16。