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自分自身とあなたに聞く者たちとを救いなさいものみの塔 1966 | 8月15日
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はせっかちにならず,またあきらめません。自分を変えて,平衡のとれた奉仕者になるには時間がかかります。「あはれみと真実とによりて愆は贖はる,エホバを畏るることによりて人 悪を離る」。(箴言 16:6,文語)しかし「羊」を養い,エホバの崇拝の場所にやさしく導くとき,人は有意義なわざに用いられたことの深い満足感を覚えます。他の人に真理を伝える器としてエホバに用いられ,また天使の助けを得るならば,それは大きな特権です。その人がしみじみ感ずる幸福は,言いつくし得ません。聖書はそれを次のように述べています。「エホバもし人の途を喜ばばその人の敵をも之と和がしむべし」。(箴言 16:7,文語)「永遠の契約の血による羊の大牧者,わたしたちの王イエスを,死人の中から引き上げられた平和の神が,イエス・キリストによって,みこころにかなうことをわたしたちにして下さり,あなたがたが御旨を行うために,すべての良きものを備えて下さるようにこい願う。栄光が,世々限りなく神にあるように,アァメン。」 ― ヘブル 13:20,21。
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聖書が奥義と呼ぶものは明らかにされたものみの塔 1966 | 8月15日
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聖書が奥義と呼ぶものは明らかにされた
1 無知は危険なことを示しなさい。最悪の無知は何かを説明しなさい。
ことわざに「盲へびに怖じず」と言いますが実際には無知は多くの人の死の原因となってきました。なかでも恐ろしいのは宗教的な無知です。イエスは宗教指導者のパリサイ人に関してそのことを指摘されました。「彼らは盲人を手引きする盲人である。もし盲人が盲人を手引きするなら,ふたりとも穴に落ち込むであろう」。(マタイ 15:14)人類の世の初めからほかの何にもまして多くの暴虐と死をもたらした巨大な欺き,大きな神秘が存在しています。それは宗教的な神秘であって,人類歴史の初めにたくらまれた陰謀に根ざしています。聖書の冒頭の本はその始まりをしるし,聖書巻末の本は,それが頂点に達し,4000年以上を経た今日に至って暴露されつつあることを示しています。
2 聖書の黙示録はどんな奥義のことを述べていますか。
2 この神秘すなわち奥義にはひとつの名があり,またそれは淫婦として描かれています。「その額には,一つの名がしるされていた。それは奥義であって,『大いなるバビロン,淫婦どもと地の憎むべきものらとの母』というのであった」。(黙示 17:5)この女はあらゆる国民に影響を及ぼしました。しかしその倒れることが預言されています。「また,ほかに第二の御使が,続いてきて言った,『倒れた,大いなるバビロンは倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を,あらゆる国民に飲ませた者』」― 黙示 14:8。
3 古代バビロンの宗教はキリスト教国のカトリック教会にどんな影響を及ぼしましたか。この事実からどんな疑問が起きますか。
3 古代都市バビロンの建設者は神に反逆したニムロデです。バビロンはその後,世界強国になりましたが,そのおもな特色は宗教でした。バビロンは紀元前539年,世界強国ペルシャの前に倒れましたが,町そのものは存続しました。すでにあらゆる異教の宗教に影響を及ぼしたバビロンの宗教は生き残り,西暦4世紀には背教のキリスト教を支配するよう
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