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  • コラ ― 西アフリカのちょうほうな木の実
    目ざめよ! 1970 | 4月22日
    • でおもだった人の墓前に連れて行き,行儀の悪いことを話します。そして,その親族が子どもの悪い行ないを改めさせてくれるようにと,コラの実の贈り物を残してきます。故人にお願いして財産をふやしてもらうため,コラの実を墓前にたむけることもたびたび行なわれます。しかし,そうした行為は,次の聖句の教えていることからすれば,まったく不合理です。「あなたの中に………霊媒に聞く者あるいは易者あるいは死人に問う者があってはならない。すべてこれらの事を行なう者は,エホバから憎まれる」― 申命 18:10-12,新。

      今も昔も重要な輸出品

      コラ栽培に資本を投入するのは安全な仕事です。西アフリカの海岸地帯にはコラの木がおい茂っています。西インド諸島・南米およびアジアの熱帯地方でも栽培されています。高さ15メートルに達し,50年間,年に2回,量にして年間五十数キロの果実が収穫できます。

      西アフリカの何千もの部落でコラの実の生産は大事業に発展しています。米国と西欧諸国に大量輸出され,乾燥された後,さわやかな清涼飲料の製造に供されます。アフリカ内陸のマリ・オートボルタ・ニジェールなどの諸国にも輸出されています。ナイジェリア一国だけで,円に換算して年間100億8,000万円相当のコラの実を鉄道その他の陸路運送の方法で北方に送り出しています。そして,象牙海岸の800万本を数えるコラの木からの収穫高は2万トン,30億円余に達しています。

      幾世紀もの間,隊商がナイジェリアのカノ,シエラレオネまたギニの高地から,アフリカの北方海岸にコラの実を運びました。長いあいだ隊商の通った通商路は,19世紀末期にはまだ存在していました。その当時シエラレオネのフリータウンを,5,000人から成る隊商がスーダンから金とゴムを携えて訪れ,それと引き替えにコラの実を持ち帰ったことがあります。ですから,もしコラの実が栽培されなかったなら,アフリカ北部の砂ばくに,何百キロにも及ぶ通商路がじぐざぐに開かれることはなかったでしょう。

      奴隷売買が廃止されたときにも,コラの実の人気は少しも影響を受けませんでした。西アフリカでコラの実は依然きわだった役割を演じています。たとえば,1967年12月シエラレオネで25杖の新しい切手が発売されましたが,緑の葉と黄色の花で装われたコラの木の絵入りの切手が11枚もありました。コラはほんとうに西アフリカのちょうほうな木の実,と言わなければなりません。

  • 家庭の一致を取りもどさせた真理
    目ざめよ! 1970 | 4月22日
    • 家庭の一致を取りもどさせた真理

      ● エクアドルの一宣教者は,ものみの塔協会の雑誌を毎号届ける取り決めを設けていた人と家庭聖書研究を始めました。研究は駐車場にあるその人の車の中で始められましたが,次回から宣教者は家に招じ入れられ,家族全員で研究が行なわれました。宣教者は知りませんでしたが,その家庭には深刻な問題がありました。しかし,最初の2週間は,家族全員が研究に参加しました。翌週,むすこの姿が見えないので,宣教者が尋ねたところ,意見の衝突があって,父親がむすこを勘当したことがわかりました。そのためにたいへん心を痛めた母親は,むすことの研究を続けてほしいと宣教者に頼みました。やがてむすこの居所がわかりました。彼は大学で工学を勉強していましたが,週2回放課後に聖書研究をすることにしました。聖書研究は別々に行ないましたが,父とむすこはそれぞれ急速に進歩し,数週間のうちにふたりとも物事を違った観点から考えるようになり,父親はむすこに家へ帰るようにと言いました。むすこは伝道を始め,大学に対する興味はうすれ,3か月後にはバプテスマを受けました。休暇開拓奉仕者になるには3か月待たねばなりませんでしたが,そうした立場の奉仕者と同じほど多くの時間を費やして伝道しました。伝道者となって6か月後,休暇開拓奉仕者となり,バプテスマを受けてから6か月後には,正規開拓者になりました。現在,彼は毎月およそ150時間を費やして奉仕し,11の家庭聖書研究を司会しています。その後,父もバプテスマを受け,伝道者としてきわだった奉仕をしています。また母親とその娘も野外奉仕に定期的に携わっています。

      ― エホバの証人の1970年度年鑑から

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