全き心をもってエホバに仕えなさい
1 わたくしたちの「心全体」をもって ― これこそ,わたしたちがエホバに仕える仕方であるべきです。(マルコ 12:30,新)日本の親愛なる兄弟,姉妹のみなさんは,まさにそのことを行なっておられます。特別および正規開拓者が新しい区域に移ってわざを拡大し,他の人たちはあらゆる機会を捕えて休暇開拓奉仕に携わり,伝道者が,すばらしい伝道者増加とともにいろいろな分野ですぐれた報告をし続けていますから,みなさんの奉仕はあらゆる点で,ほんとうに「心をこめた」ものと言えます。さらに古代の忠実なヨシャパテ王のように,みなさんは,『真の神を捜し求めるよう心を備え』つづけておられます。(歴代下 19:3,新)どうしてそういえますか。集会に対するみなさんの熱心な支持からわかります。地域のしもべからの報告によれば,「ものみの塔」研究の出席率は伝道者の131%にも達し,書籍研究の出席率は119%,神権宣教学校と奉仕会は104%となっています。賢明な王ソロモンが述べたとおり,「理解のある心は知識を捜し求める心」なのです。―箴言 15:14,新。
2 さて,第34回目の「ものみの塔」予約運動の始まりとともに,わたしたちは予約と雑誌を提供するわざに「心全体」をささげることができます。わたしたちの「思い」は,予約購読料が600円に上がったことを気にかけているため,提供するさい幾分消極的になる人がいるかもしれません。しかし,もう少し思いをめぐらせてみましょう。実際のところ,予約代金のうち288円は郵送料です。それで,人々がわずか1か月の新聞代に900円も払うことを考えると,実際の代金312円で1年間の予約をすれば,すばらしい価値を得るのではないでしょうか。このことを家の人に話せます。また,わたくしたちは「心」の中で,「ものみの塔」が永続する価値をもたらす唯一の雑誌であることを認識しています。それで,一軒ごとに熱意をこめて予約を,あるいは,深い関心を示す人に会ったなら1200円で両方の雑誌の予約をさえ勧められます。
3 予約のわざに対する正しい心の態度は,開拓者と伝道者にとって重要です。どの家でも予約を得ようとしているのではありません。午前中,あるいは丸一週間,1つの予約も得られない場合があるかもしれません。しかし,重要なのは,心をこめて,予約を提供しつづけることです。みなさんはこれらの雑誌の価値を認識しておられるのですから,あらゆる機会を捕えて予約を提供することに心からの熱意をいだくなら,ところどころで予約をする人に会うことでしょう。予約しそうにないように思える人にさえ,勧めてください。最近,ある伝道者は,この世的な娯楽場で,消極的になって2冊の雑誌のみ提供しました。雑誌の配布のあとに,初めて,雑誌を求めた人がほんとうに関心をもっていることがわかりました。再訪問の時に予約が得られたものの,その予約は,最初の訪問の時にもっと積極的な仕方で勧めていたなら,その時得られたはずのものでした。
4 4か月にわたる予約運動を通して,特別開拓者は1か月に8つ,正規開拓者は1か月に5つ,そして伝道者は4か月で少なくとも2つという,それぞれの目標を目ざして熱心に働きましょう。予約を得るあらゆる手段を検討してください。―配布した人すべてへの再訪問,家庭聖書研究をしている人,親戚,以前のこの世の知り合い,職場の同僚,家に訪れて来る人,仕事で接する人などがいます。提供方法を絶えず改善しましょう。雑誌の内容を一般的に説明したのでは成功しないように思えるなら,自分が楽しんだ特定の記事を取り上げて,熱心に語ってください。提供する雑誌の内容を知っておきましょう。ペンと予約用紙を取り出して,予約する方法をはっきり説明してください。
5 しかし,予約が得られない場合はどうしますか。1月から4月にわたる「ものみの塔」運動の全期間中,すべての伝道者が,小型の出版物,特に「神のことば」と「真理」の本を1,2冊携えて行くように提案されています。そうすれば,予約が断われた場合でも,本と2冊の雑誌を150円の寄付で,あるいは雑誌だけを2冊50円の寄付で提供できます。望まれるなら,他の大型の本と雑誌を250円の寄付で提供してもかまいません。しかしながら,いつも,最初は熱心に予約を勧めてください。
6 新しい年にはいって,わたしたちは新しい研究を始めることに心をこめて働きたいと思います。年末に本を配布した人や新予約者を再び訪問したり,予約切れ用紙に基づく訪問をしたりすれば,だれかと新しい研究を始めることができるでしょう。研究のわざを促進する方法は数多くあります。鎌倉会衆は,姉妹たちのご主人に友好的な関心を払った結果,20人以上のご主人が現在集会に出席し,そのうち6人が定期的に研究していると報告しています。また,同会衆の報告によれば,研究を毎週定期的に司会し,初めから研究生を集会(特に会衆の書籍研究)に招待し,それら新しい「羊」のような人たちと親しい交わりを持つことにより,わずか6か月間にそれらの人々のうち21人がバプテスマを受けたとのことです。あなたは,現在司会している研究生に他の人を紹介してもらうよう依頼したことがありますか。東松山のある開拓者はこのことを実行してみました。ある研究生は別の人を紹介し,研究生となったその人はさらに別の人を紹介しました。そして最後に3番目の研究生ももうひとりの別の人を紹介したのです。この種の知人たちは,交わることにおいても,互いに励まし合うものです。
7 4か月にわたる「ものみの塔」運動中エホバに奉仕するみなさんが,大きな喜びを味わわれますように。全き心をもって,『諸国民の間で言』いつつげましょう。「エホバご自身が王となられた」と。―詩 96:10,新。
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「勇気を出して行動しなさい」― 歴代上 28:9,10,新。