円滑な交替
1 長老の取決めが実施されてから1年近く経ちましたが,その取決めから数多くの祝福が得られてきました。認識のある長老たちは自分の責任を非常に真剣に取り上げ,会衆の霊的な状態によく注意を払ってきました。
2 9月には長老たちの交替が行なわれ,各長老はこれから1年間自分が占める監督の立場に移ることになります。現在奉仕している監督は,新しい監督にその責任を学ぶよう援助するのは良いことです。新しい監督は自分の霊的な責任については理解しているはずですが,会衆の通信,記録そして事務的な事柄については援助が必要かもしれません。例えば,主宰監督は次に代わる人に会衆の綴りの中にある資料についてよく説明しておくことができます。主宰監督はその人と会衆の会計状態について話し合い,もし会衆が協会あるいは個人に負債があるなら,どれほどの負債があるかを知るよう助けます。そのような状態または他の事柄に関して扱われねばならないどんな手紙があっても,それらの事柄が正しく世話されるよう,話し合いが行なわれねばなりません。このことはまた,現在扱われている懲戒の問題についても言えることです。また協会に手紙を出すさいに,いつでも会衆の名前をはっきりと記すよう,注意書きのようなものを渡しておくのは助けになります。
3 他の部門で,文書や区域やその他の責任を扱っている人たちが代わるなら,交替は円滑に行なわれなければなりません。変更があるかどうかは土地の長老たちが決定する事柄です。(「組織」の本〔英文〕の68ページ,4節を見なさい。)以前にその仕事を行なっていた人が,後日に援助を求められた場合には,その問題を説明するため,親切な態度で自分を役立たせなければなりません。
4 わたしたちはまた,会衆内のすべての人が長老たちに協力し,霊的な関心事の世話がよくできるよう監督たちに役だつ者であるなら,益を受けられることを知っています。(ヘブル 13:17)長老たちの多くは,毎週少なくとも1つの,時には2つの,会衆の書籍研究を司会するよう求められてきました。それでここでも,それらの群れの伝道者たちが,野外奉仕とともに集会をよく支持し,心を込めて協力し,助力を与えるなら長老たちの荷を軽くすることができます。
5 これらの「年長者たち」や奉仕のしもべたちが会衆内で新しい責任を引き受け,各自が自分の賜物と才能をその新しい立場において会衆のために用いるときに,わたしたちはさらに多くの祝福を受けることを期待できます。