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わたしたちの王国宣教 1989
宣 89/9 3–6ページ

1989年 春の活動 ― 興奮を呼び起こすもの

1 「わたしたちの王国宣教」1988年12月号1ページに「特別な目標!」という囲み記事が載せられ,1989年春の特別な活動について知らされました。その後,「王国宣教」の記事や,会衆に対する,また長老団あての幾通もの手紙によって,この活動を支持するようにとの呼びかけがなされました。皆さんはエホバの組織の招待に本当によくこたえ応じられました。これまでの最高数の多くは塗り替えられ,しかも圧倒的な新最高数となったのです。

2 イザヤの述べる次の言葉は何と真実なのでしょう。「神は疲れた者に力を与えておられる。活動力のない者にみなぎる偉力を豊かに与えてくださる。少年は疲れ果てることもあり,うみ疲れることもある。また,若者も必ずつまずくであろう。しかし,エホバを待ち望んでいる者は再び力を得る。彼らは鷲のように翼を張って上って行く。走ってもうみ疲れず,歩いても疲れ果てることがない」。(イザヤ 40:29-31)もしかしたらわたしたちは,頻繁に網羅されている区域で奉仕することに疲れを感じるかもしれず,人々の無関心さや留守宅が多いことにがっかりすることがあるかもしれません。しかし,エホバを待ち望み,積極性を十分に示し,熱意を込めて業を行なうときに,エホバは何と大きな,わたしたちの想像をはるかに超えた事柄を成し遂げさせてくださるのでしょう。

補助開拓奉仕

3 大いなるバビロンを糾弾する特別な活動の最初の月,すなわち1989年3月に2万4,115人が補助開拓奉仕にあずかり,1986年3月以来,3年ぶりに最高数が報告されました。しかしながら,4月には何と4万1,055人という文字通り記録的な最高数に達したのです。

4 バプテスマを受けた奉仕者のすべてが4月に何らかの開拓奉仕にあずかった会衆は少なくありません。例えば,寄せられた報告だけでも,京都府八幡市南会衆の45人,岡山県御津会衆の19人,佐賀県牛津会衆の18人,鹿児島県牧園会衆の15人は全員が開拓奉仕にあずかりました。長野県信州新町会衆でも12人全員が開拓奉仕を行ないました。標高900㍍という山奥に住む一人の主婦は,交通の不便さもあってためらっていましたが,長老が交通面で援助する取り決めを設けることにより,補助開拓奉仕を楽しむことができました。

5 4月中非常に大勢の人々が開拓奉仕をした会衆もあります。神奈川県厚木市南会衆では,正規開拓者と補助開拓者を合わせて105人が開拓奉仕を楽しみました。熊本市江津会衆にはバプテスマを受けた成員が91人いますが,4月には28人の正規開拓者に加えて58人が補助開拓奉仕を行ないました。この合計86人は献身した奉仕者の95%に相当するものです。大阪府高槻市大塚会衆には27人の正規開拓者が交わっていますが,4月に46人が補助開拓奉仕を行なった結果,バプテスマを受けた伝道者77人のうち73人が開拓奉仕を楽しんだことになり,これも95%に相当します。この会衆では長老および奉仕の僕,さらに学校に通っている若い兄弟姉妹の全員が4月中開拓奉仕にあずかりました。石川県金沢市泉会衆は13人の正規開拓者と50人の補助開拓者を報告してきましたが,この数はバプテスマを受けている奉仕者の84%に相当します。

6 前の節の報告にも示されているとおり,補助開拓奉仕に対する優れた支持が示されたことの背後に,長老たちの率先と手本があったことを見逃すことはできません。また,年若い人々や年配の奉仕者も組織の提案に対して優れた反応を示しました。東京平和台会衆では4月に93人もの人々が何らかの開拓奉仕を楽しみました。会衆に交わる3人の長老たちは皆子供を持つ家族の頭ですが,その全員が正規開拓者です。また,バプテスマを受けた十代の兄弟姉妹23人のうち11人は正規開拓者であり,加えて11人が4月に補助開拓奉仕を行ないました。さらに71歳から79歳までの奉仕者4人が励まし合って4月に補助開拓奉仕を楽しみました。これらの方々が会衆にとってどんなに刺激となったか,容易に想像することができます。

7 長崎県佐世保市北会衆では31人が補助開拓奉仕を行ないましたが,その中に家族の頭である12人の兄弟たちが含まれていました。そのほとんどが全時間の世俗の仕事についているため,週の三日は午後6時から8時の奉仕を支持しました。

8 若い人に関して,いくつも良い報告が寄せられています。福岡市城南会衆では学生の兄弟姉妹13人のすべてが,また同じ福岡県の飯塚市西会衆でも10人全員が補助開拓奉仕を楽しみました。

4月8日の特別活動

9 4月8日は日本中のエホバの証人にとってかつてない新鮮な喜びと興奮に満たされた一日となりました。あたかもそれは,エリコの城壁をめぐったイスラエルの民が一斉にときの声を上げたような様相を呈し,4月の活動を大いに盛り上げるものとなりました。ほとんどの会衆で早朝から晩までの幅広い時間帯が奉仕のために計画され,年若い人々から年配の奉仕者に至るまでほぼ全員が何らかの形でこの日の特別な雑誌活動を楽しみました。

10 長老たちの設けた積極的な取り決めはこの日の活動を盛り上げるのに貢献しました。例えば,横浜市潮田会衆ではすべての奉仕者がどの時間帯にでも奉仕できるよう,午前7時から夜8時まで連続した13時間の取り決めを設けました。その中には朝と夕方2回の街路伝道,留守宅の奉仕,そして通常の家から家の雑誌活動が含まれていました。すばらしいことに,この取り決めを最大限活用した数人の兄弟たちは,この日に計画されていたほとんどすべての活動を楽しんだと報告されています。

11 福岡市城南会衆でも午前8時から晩の9時まで,昼に短い休憩時間をはさんだ連続した奉仕が取り決められました。それらは街路伝道,家から家,ビジネス街での奉仕,商店街での伝道,留守宅の訪問を含むものです。この取り決めにより,多くの奉仕者は5時間から8時間の奉仕を行なうことができたとのことです。

12 和歌山県海南会衆からの報告によりますと,4月8日の活動に会衆の王国宣明者55人全員が参加しました。一人の正規開拓者の姉妹は前日に出産したばかりでしたが,病院で非公式に雑誌を紹介することにより,その日の活動に加わることができました。大阪府吹田市北会衆に交わる一兄弟は会社で責任ある立場にあり,この日にどうしても出勤しなければならない重要な仕事を持っていました。それで,この兄弟は当日の区域を会社にしようと決意し,誠実に努力した結果,一日で5件の予約を得ることができ,エホバの豊かな祝福を経験しました。

13 埼玉県のある姉妹は,未信者の夫と共に北海道の旭川市にどうしても行かなければなりませんでした。旅行先でも4月8日の活動に何とかあずかりたいと思い,駅前に行けばだれかが街路の証言をしているだろうと考え,二人の幼い子供をつれて出かけました。案の定,駅前の繁華街で旭川市神楽会衆の大勢の奉仕者が働いていました。それに加わり,共にこの日の活動を楽しむことができました。

14 4月に初めて補助開拓奉仕にあずかった東京中野会衆の一姉妹は,4月8日には仕事の休みを取ることが非常に難しい状況でしたが,堅い決意をもって繰り返しお願いした結果,やっと休みの許可を得ることができました。その日の奉仕中,自動販売機にジュースを入れる仕事をしていた男性に手早く2冊の雑誌を紹介したところ,書籍もほしいといわれ,急いで家に戻って書籍を届けると,雑誌の予約もしたいとの申し出を受け,結果として,二つの予約を得,2冊の書籍と最新の雑誌を配布するという喜びにあずかることができました。

15 札幌市白石会衆の区域内に住むある人は,エホバの証人である友人から4月8日にはできるだけ外出せずにエホバの証人の訪問を待つようにと勧められていました。幸いなことに,その日エホバの証人の訪問があり,この人は喜んで雑誌を求め,今でも引き続き再訪問を受けています。

街路での証言

16 4月8日は全国的にかなりひどい雨模様となりましたが,それにもかかわらずその日多くの会衆で街路伝道が計画されたことも大きな特徴となりました。

17 熊本県水俣会衆では3人の年配の姉妹たちが街路伝道に率先しました。年齢は75歳,80歳,そして85歳の姉妹たちでしたから,会衆の成員にとっては励みとなり,道を行き交う人々の注目するところとなりました。愛媛県新居浜市中央会衆は7時から8時30分まで駅の近くで早朝の街路伝道を行ないました。参加した大勢の奉仕者たちの中に十代の若者たちが4人含まれていました。この日それら若者たちは学校に行く必要がなかったのです。親や大人と二人一組になって奉仕しましたが,それら若者たちの姿は多くの人々に強烈な印象を与えたとのことです。この会衆の成員は全部で63人ですが,この日一日で配布された雑誌は879冊であり,会衆における雑誌配布の最も多かった1か月分を上回るものであったと報告されています。

18 北海道室蘭市中島会衆の一姉妹は,市の中心部のデパート付近で街路の奉仕を行ないました。男の人が雑誌を求めたので,「もっと詳しくお知りになりたければお宅に訪問します」と言ったところ,住所や電話番号,地図,在宅時間を知らせてくれました。奉仕の僕の兄弟と翌週訪問したところ,そこはエホバの証人や他の訪問者が立ち入ることを禁じているアパートでした。この独身の男性は聖書を読んでいましたが,キリスト教世界は聖書の神には用いられていないだろうと推測し,真のキリスト教を捜し求めていた人であり,街路で初めてエホバの証人に会ったのです。「見よ!」のブロシュアーから研究が取り決められました。

19 神奈川県川崎市百合ケ丘会衆のバプテスマを受けていない伝道者は,4月8日午後の街路伝道に参加し,研究を取り決めることができました。計画されている時間の最後に声をかけた人は,以前エホバの証人と共に聖書を学んでいたものの,親の反対に遭い,加えて大学に入って寮生活を始めたため,途絶えていた人でした。早速研究を取り決め,その人はすでに集会にも出席しています。

20 沖縄地方でも4月から多くの会衆で街路伝道が実施されるようになりました。那覇市美栄橋会衆は4月にちょうど巡回監督の訪問があり,街路伝道が計画され,1時間ほどで50冊の雑誌を配布しました。伝道で入ることが禁止されているオフィスビルの前で奉仕した一姉妹は,そこに出入りする人々に1時間で12冊の雑誌を配布することができました。大分市北会衆は昨年の12月から街路伝道を計画的に行なっています。12月には100冊,1月にも100冊,2月は47冊,3月は87冊,4月は200冊,5月は106冊の出版物を街路伝道によって配布しています。4月8日だけで96冊の雑誌と2冊の小冊子が配布されました。

21 それまで街路での証言を組織していなかった会衆が4月8日には積極的にその業を計画し,それ以後会衆の通常の活動になっているとの報告が非常に多く寄せられています。

雑誌の配布

22 4月に大勢の人々が補助開拓奉仕を行ない,4月8日の特別活動を支持し,街路での証言が組織的になされた結果,雑誌の配布はすばらしいものとなりました。1989年4月には329万3,266冊の雑誌が配布され,これは昨年4月の配布数の92%増加であり,ほぼ2倍に当たるものです。そして雑誌配布の最高数は4年3か月ぶりのものでしたが,それまでの最高数を100万冊以上も上回りました。協会に送られた4月の雑誌特別注文は,昨年4月の2倍でした。

23 個々の会衆の配布数は通常の配布を大きく上回るものでした。ここにいくつかの会衆の4月の配布数を記します。かっこ内は通常の月の配布数です。札幌市もみじ台会衆5,000冊(500冊),青森市桜川会衆4,500冊(900冊),宮城県柴田会衆9,000冊(1,500冊),茨城県土浦市北会衆1万2,700冊(1,600冊),鳥取市南会衆6,900冊(800冊),長崎県佐世保市中央会衆4,700冊(700冊)。

24 個々の奉仕者のねばり強い奉仕が実を結んだという報告も届いています。愛媛県新居浜市中央会衆のある正規開拓者は,4月8日に,遠く離れている親族のために合計30冊を郵送し,野外で25冊を配布しましたので,合計55冊をその日のうちに配布しました。大阪府富田林市石川会衆の伝道者の姉妹は4月に合計205冊の雑誌を配布しました。鹿児島県高山会衆の一正規開拓者は405冊を配布しましたし,岡山県で奉仕している一特別開拓者は655冊の雑誌を配布することができました。

25 鹿児島市東会衆には82人の奉仕者がいますが,そのうち14人は100冊以上の雑誌を配布したと報告されています。茨城県小川の群れに交わる12人の奉仕者は4月に合計1,388冊の雑誌を配布しましたが,これは一人平均116冊になります。福岡県川崎会衆は雑誌配布に力を入れた結果,雑誌が不足してしまい,翌月の分まで配布し尽くしてしまいました。それで,4月の最後の1週間は古い雑誌を用いなければなりませんでした。

雑誌の予約

26 「ものみの塔」と「目ざめよ!」の予約数は4月と5月に急激な増加を見ました。そのため,日本支部の予約部門は2か月以上にわたって晩の時間まで仕事を続ける必要がありました。特に5月に得られた3万9,982件という予約の数は,前年の同じ月を78%も上回るものでした。つまり,もう少しで2倍の予約数になるところだったのです。

27 ある巡回監督は予約活動期間中に,訪問する会衆で,予約を得ることに特別な努力を払うよう励ましを与え,その結果,週のうちに181件(栃木県足利市北会衆),153件(群馬県桐生市西会衆),145件(群馬県伊勢崎市南会衆)もの予約を得ることができたと報告しています。5月30日からこの巡回監督の訪問を受けた群馬県館林会衆は,その晩の奉仕の話を通して,残る一日(5月31日)も予約活動に励むよう鼓舞され,翌一日だけで84件の予約を得ることができました。この84件中56件は家から家の奉仕で得られたものです。

28 神奈川県相模原市大野台会衆の一姉妹は,4月と5月の各月に対して30件の予約を目標として掲げました。祈りのうちに努力した結果,4月に40件,そして5月に32件,2か月合計で72件の予約を得ることができました。そのうちの46件は非公式の証言で得たものです。この姉妹は「王国宣教」1983年4月号の折り込みに十分精通し,提案をよく活用しています。集金に来る人,セールスマン,配達人などに積極的に予約を勧め,友人や知人には訪問や電話による証言を通して予約を勧め,買い物のときにも暇そうに見える店員に近づいて予約を勧めるなどした結果,エホバの豊かな祝福を経験することができました。

29 宮崎県都城会衆のある姉妹は,最初5件の予約を目標にしたものの,すぐに達成できたので,10件に目標を変え,職場で予約を勧めました。その結果,次々に予約を得ることができ,目標を15また20と増やしてゆき,20件の予約を得ることができました。全時間の仕事を持ちつつ補助開拓奉仕に励み,このような祝福を経験することができ,大いに喜んでいます。

30 子供たちも良い努力を払いました。大阪府富田林市石川会衆のバプテスマを受けていない伝道者である小学校6年生の男の子は,1件の予約を得ることを目指して,まず父親から証言を始めました。伝道者になったことを述べ,報告を提出することを説明し,その報告に雑誌や予約の数を書くことを伝えました。雑誌の部分には書いたことがあるものの予約のところには一度も書いたことがないと言い,お父さんが予約をしてくれれば1とか2とか書けることを伝え,両方の予約が4,000円の寄付であることを話しました。お父さんは両方の予約を半年ずつすることに応じてくださいました。

普通を超えた力

31 確かに皆さんはこの春,非常に積極的な,熱意ある奉仕をなさいました。紙面が限られているためここに掲載できませんでしたが,病気などの理由で補助開拓奉仕にはあずかれなかったものの伝道者として立派な奉仕をした方々や,区域の特殊性ゆえに数字的には際立った配布ではなかったものの最大限の努力を払った方々に関するものを含め,優れた報告が数多く寄せられました。

32 1989年春の経験を通して,わたしたちすべては,パウロと同じ次の感慨を抱くことができたに違いありません。「わたしたちはこの宝を土の器に持っています。それは,普通を超えたその力が神のものとなり,わたしたち自身から出たものとはならないためです」。(コリント第二 4:7)そうです,奉仕の務めつまり宣教という「この宝」を生活の中で第一のものとして掲げ,積極的にそれにあずかっていくとき,わたしたちは神から来る『普通を超えた力』を経験することができるのです。皆さんすべてがエホバのその豊かな祝福を引き続き享受してゆかれますように。

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