ヨブ
13 もしわたしがわたしとの訴訟でわたしの奴隷男の裁きを,
あるいはわたしの奴隷女の[裁きを]拒むのを常としていたなら,
14 そうであれば,神*が立ち上がられるとき,わたしは何を行なえようか。
また,[神]が弁明を求められるとき,わたしは何と答えられよう+。
16 もし,わたしが立場の低い者に[その]楽しみを得させないようにするのを常とし+,
やもめの目を衰えさせたのなら+,
17 また,わたしのわずかばかりのものを独りで食べるのを常とし,
一方,父なし子がそれを食べなかったなら+
18 (わたしの若い時から彼は父と共にいるようにわたしと共に成長し,
わたしの母の腹を出たときから,わたしは彼女を導いてきたのに),
19 もしわたしが,だれかが衣がなくて滅びうせようとするのを+,
または貧しい者が覆うもののないのを見るのを常としていたなら,
またわたしの若い雄羊の刈られた毛+で彼が身を暖めもしなかったなら,
21 もしわたしが父なし子に向かってわたしの手を打ち振ったなら+,
門のところでわたしの援助[が必要なの]を見ながら[そうしたのなら+],
22 わたしのこの肩甲骨がその肩から落ち,
わたしのこの腕がその上の骨から折られるように。
わたしの手が多くのものを見いだしたゆえに[そうしたなら+],
26 もしわたしが,光を放つときのその光を見,
または進んで行く見事な月を[見るのを]常とし+,
わたしの手がわたしの口に口づけした*なら,
28 これもまた,裁判人[による注意]を要するとがである。
わたしは上なる[まことの]神を否んだことになるからだ。
29 もしわたしがわたしを激しく憎む者の消滅を歓ぶのを常とし+,
または,害悪が彼を見いだしたゆえに興奮を覚えた*なら ―
30 そしてわたしは自分の上あごに罪を犯すことを許さなかった。
彼の魂に不利な誓いを求めることによって+。
33 もし,地の人のように*わたしが自分の違犯を覆ったなら+。
わたしのとがを自分の肌着のポケットに隠して ―
34 わたしは大勢の群衆に衝撃を受け,
また諸氏族の侮べつがわたしを怖れさせ,
わたしは沈黙して,入口から出てゆかなかったであろうから。
35 ああ,わたし[の言うこと]を聴いてくれる者がいたなら+。
わたしの署名*にしたがって,全能者がわたしに答えてくださったらよいのだが+!
あるいは,わたしとの訴訟を起こした者*が書状を書いておいていたならよいのだが!
36 必ずやわたしの肩にわたしはそれを負い,
それを堂々たる冠のように我が身に縛りつけよう。
ヨブの言葉は終わった。